法林岳之・石川温・石野純也・佐藤文彦のスマホ会議(仮)
求められる端末割引規制の撤廃と入り乱れる、総務省・キャリア・メーカーの思惑
2026年3月23日 00:00
端末購入プログラムにはどのようなテコ入れが必要か
石川氏
NTTの決算会見では、島田社長から端末を早く返却する人が多くて赤字になっているという話がありました。これがドコモの現状をすべて物語っているなと思いましたね。
関口
ちょっと笑ってしまいましたね。
法林氏
早期に返却する割合が、予想よりも多かったという話だね。
石川氏
そういう不確実性をもとに計画を立てて、間違っているというのはどうなのか。
石野氏
あくまで引当金ですからね。みんながまとめて端末を返したというわけではなく、そういう割合が多かったから、予算を修正して積んだ結果です。これが毎シーズン続くわけではありません。
関口
とはいえ、引当金を積み増さなければならないペースというわけですね。
石野氏
それはそうです。見込みが全然違ったということですね。
法林氏
調達台数はわからないけど、各社が端末のラインアップを絞っている中で、ドコモはかなり広く展開している。結果、特定の機種がかなり余っているらしい。調達の甘さがあるし、昔はよく旧機種を大幅に割引して販売していた。こういうのを見ても、ドコモはやりくりがあまり上手くないなと思ってしまう。
石野氏
ちょっとドコモがかわいそうなのは、立場上中国メーカーを取り扱いにくいというところ。
石川氏
日本メーカーもそこまで元気ではないので、じゃあPixelかGalaxy、iPhoneくらいしか残らないし、iPhoneを1円近くで売って、早く返却されてしまったら、当然苦しくなります。
すべてはネットワーク品質に帰着する。ユーザー獲得のために端末割引を盛ったら、早く返されてしまう。
法林氏
もちろんネットワーク面でのマイナスは大きいけど、そもそも端末購入プログラムの設計があまりよくない。
石川氏
しかも、端末購入プログラムはソフトバンクが作ったものの真似ですからね。他社のものを真似して、自分たちは失敗するって、恥ずかしいですよ。
新たにドコモ、KDDIで発表された、端末返却に2万2000円がかかって、回線を維持したまま機種変更をすれば免除される仕組みも、ソフトバンクが始めたタイミングで研究して準備していたはず。総務省の議論を見ると、この仕組みも許されそうだったのでKDDIがまず発表したので、ドコモは慌てて後を追ったように見えてしまう。
石野氏
そもそもソフトバンクが始めた時点で、怒られていないわけですから。すぐに取り掛かってもよかったはずです。
石川氏
今のドコモならKDDIより早く発表するべきだし、後出しならもう少しいい条件を付けてもよかった。
法林氏
端末の割引額は制限されているけど、ユーザーが買いやすくなる、メリットを感じるようなアレンジを、ドコモは提案できていない。後出しじゃんけんなのに、負けているような状態。
石野氏
2万2000円が発生するのは、ユーザー的には面白くないですけど、2万2000円を取るまでの間に割り引ける額が変わる。先に6万円を割り引いても、最後に2万円を回収するから、4万円の割引上限を超えていないという形になって、月額1円端末などをやりやすくなる。ソフトバンクはこれで、月額1円端末をどんどん出しています。
石川氏
総務省が決めたルールのせいで端末購入プログラムが生まれ、その中でいかに工夫するかという話で、新しく2万2000円を最後に取るという形になった。そもそも総務省の規制のせいで複雑なルールになっているので、議論されているように、規制の仕方は考え直さないといけない。
石野氏
総務省の会議にコンサルタントがいるのは、総務省の意向を強く反映させると、行政が主導しているとして問題になってしまう。国民の声を代弁してもらうために有識者を呼んでいますが、北さん(野村総合研究所の北俊一氏)は総務省の意向を組んで発言しているのかもしれません。
ただ、総務省も中の人が入れ替わっていて、もう割引規制はいいんじゃないかという空気を醸し出そうとしているのを感じます。せっかく総務省や有識者がリセットしようと言っているんですから、それにキャリアも乗ったほうがいいと思います。
関口
サムスンが提出した資料には、対応策や短期解約問題の指摘、転売問題の指摘が書かれています。
石野氏
転売に関しては、廉価端末の割引額を2万円以下に固定してしまうと、キャリアからメーカーに2万円で売れるように納入しろという圧力がかかる。結果、納入した端末が転売されています。
石川氏
これがあったから、FCNTが苦しい状況に追い込まれた。
石野氏
言ってしまえばキャリアのせいですよね。
石川氏
総務省の会議にはグーグルの人が出て、キャリアのやり方をやんわり批判していましたけど、その人は元キャリアの人ですからね(笑)。誰が言っているんだと。
石野氏
グーグルの資料にも複雑すぎると書かれています。あれだけ頭のいい人がそろっているグーグルをもってしても複雑なんですから、やりすぎということですよ。結果、ルールが複雑だから減価償却の仕組みを一律にしようとか言っている。
石川氏
さんざん指摘しているのにね。
法林氏
もともとの割引規制から間違っている。定額じゃなくて定率にしないと。結果、競争を促進する環境を作るはずが、競争は生まれず、転売ヤーとか短期契約者だけが儲かる仕組みになってしまっている。
石野氏
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるように見えるんですよね。違約金の撤廃、eSIMの普及、SIMロック規制みたいなアクセルを踏みながら、端末の規制でブレーキをかけています。
石川氏
総務省はそもそも、乗り換えを促進するために2年縛りをやめさせて、eSIMを促進したりするくらいでいい。端末と通信を分離しても安くならなかったので、そこはわかった上で進めてほしい。
石野氏
今は北さんを後押しして、割引規制を緩和する方向にもっていったほうがいいですね。
関口
そもそも通信と端末の分離が間違っていたという気もしますね。
石川氏
間違っていますよ。いろいろなサービスを端末に入れようと思ったら、キャリアとメーカーが話し合って仕様を決めないといけない。分離はできないです。
法林氏
目先の数字ばかり追っていて、結局使いやすい環境にはなっていないよね。
石野氏
アメリカやフランスのやり方がシンプルでわかりやすいですよね。高いプランに加入すれば端末は安くなるけど、途中で安いプランに変えたら、端末代金は払ってもらう。納得感があります。
法林氏
理にかなっているよね。
石川氏
そこに規制をいれるからどんどん複雑になって、ドコモが他キャリアを真似して失敗する。
石野氏
今は上位プランの契約者が、安いプランを契約している人の分を負担していることになっていて不平等。割引規制が入るまではミッドレンジ、エントリーモデルの種類がほとんどなかったし、安くするためにはMVNOに行くしかないといった状態だったので、一定の効果はあるんですけど、状況は変わっているので、若干動きが遅い気がしますね。
石川氏
規制を作る段階で、今の状況には追い付かなくなる。だったら規制しないほうがいい。
法林氏
市場原理に任せるのが一番だね。仕入れたけど売り切れなかった端末に対して、大幅に割引して売るのはキャリアの勝手で、その損はキャリアが被っている。ほかの人が口を出すことではない。
総務省には昔から言っているけど、何をやるにしても「原則」のみを決めるべき。細かい金額とか、余計なことを言いすぎている。
石野氏
端末割引に関するルールも、70ページくらいありますからね。
法林氏
そんなの、わかってもらえるわけがない。
石野氏
AIにすべて読ませても間違えるレベルですからね。
石川氏
読みにくい文章になっているから。
石野氏
しかも、条件が複雑に絡み合っている。
法林氏
そうだね。総務省がキャリアに「ルールが複雑だ」と言うけど、まず総務省が決めたルールのほうが複雑だろっていう話だよ。
佐藤
そもそも総務省が複雑なルールを作るから、キャリアはその上に複雑なルールを作るしかなくなっているだけですよね。総務省がそれに文句を言うのは、さすがにお門違いですよ。
法林氏
そう。シンプルにしろというなら、まず自分たちがシンプルにするべき。
石野氏
そういう意味では、ようやくシンプルにする流れが来ているので、それをキャリアがスルーしていて、ホッピングの話ばかりしているのはいただけない。それこそ談合じゃないですか。
関口
短期解約の話だけで終わろうとしていますよね。
石野氏
それを許してはいけない。もっと向き合わないと。割引規制がなくなれば、ホッピングもある程度解消できるというか、SIMのみの割引をやる必要がなくなりますからね。
関口
MNOで割引規制が緩くなることで、MVNO側の競争に影響は出ますか。
石野氏
料金プランごとに割引ができるようになれば、ドコモminiのような低容量プランに割引を付ける必要がなくなる。低容量プラン契約者がいい端末を買おうとすると、機種代金が高くなるので、安い端末を使うしかなくなる。それならMVNOと変わらないから乗り換えるという人が出てくるはずです。
今は、端末も安く買えるし、料金プランも安いからキャリアにいようと思ってしまいます。割引のルールが変われば、MVNOに流れるという選択肢が出てくるんじゃないですかね。
関口
販売代理店の資料には、割引上限の定義をまた金額で決めるという提案があります。
石野氏
金額で決めると、結局またメーカーはその金額程度で納入できる端末を作らされて、部材が高騰すると経営破綻してしまうリスクがあります。数字で決めるのはよくないですよ。
一方でRMJ(リユースモバイル・ジャパン)は、自分たちに端末が流れてこなくなる懸念をずっと主張しています。
石川氏
新品と中古品の公正競争担保と主張しているけど、それは必要なの?
石野氏
そうですよね。そもそも総務省の管轄ではない気がします。
関口
要は、中古よりも新品が安くなる割引は規制するべきという主張ですね。
石野氏
それも、料金に応じた値引きにすれば、ユーザーの手元に端末は残るので、中古市場に端末が流れる。残クレが諸悪の根源ですよ。キャリアが端末を回収するせいで、中古市場に端末が流れない。
石川氏
キャリアが価格設定をするせいで、市場もゆがむしね。
石野氏
そうですよね。RMJもちょっとぬるいというか、ここまで言うのであれば、残クレを撤廃して、欧米と同じ仕組みを使用することを主張すればいいのに。
石川氏
今の総務省会議は、残クレありきでどうしたらいいかを考えている人と、残クレ自体を見直すことを考えている人がいる。残クレを撤廃する発想でRMJが資料を作ってくれれば、また変わってくる。
石野氏
北さんも残クレを撤廃する方向ですし、サムスンもそうですね。
石川氏
一方でグーグルは残クレがある状態での改善策を考えている。残クレを無くした時の影響を議論したほうが建設的だと思う。そんな中で、アップルはもう何を言っているのかがわからない。
石野氏
あれはちょっとせこいですよね(笑)。資料も出していないし。
石川氏
スマホ新法の時とはずいぶん違うよね(笑)。
石野氏
書面提出のみですからね。
法林氏
アップルからしてみれば、自分たちは通常の金額で売っているだけなので、知ったことではないよね。
石野氏
いやいや、アップルも気にしているはずですよ。
石川氏
これによって、もっとiPhoneが売れる可能性もあるからね。
石野氏
結構ドロドロした主張をしているから、イメージ悪化を防ぐために出していないんだろうなと思ってしまいます。
関口
この手の話はいつもiPhone狙いというか、iPhone規制みたいな部分がありますからね。
石野氏
iPhone狙いをしているのに、結果的にいつも出来上がりはiPhoneに有利になっている(笑)。
石川氏
総務省がiPhone好きなんじゃない? 買取価格を重視すると、どうしてもiPhoneは有利になるよね。
石野氏
だからこそ、グーグルは、残クレの見直しではなく、残クレの正当性を問うべきですよね。とはいえ、電気通信事業法で残クレを禁止するというのも難しい。
石川氏
だからこそ、ルール自体を撤廃してしまえばいい。
法林氏
最初からそうだよね。端末と通信を分離しているんだから、残クレで売ろうが、一括で売ろうが、関係ないはず。
石川氏
あと、最近のキャリアを見ると、残クレで高く売れるメーカーの端末を揃えようとしている。だからGalaxyがソフトバンクでも採用されたりしていて、結果日本メーカーが不利になる。
法林氏
そこも本当は議論したほうがよくて、残クレをやるならやるでいいけど、だったら安価な端末でも残クレができるようにしないと。2年後の買い取り額が仮に1000円だったとしても、それで組めるようにするべきだと思う。本当は一律のルールにするべき。
石川氏
車の買い方も、残クレがあれば一括もあるし、リースもある。
法林氏
そうそう。スマートフォンをリースにしたっていい。
石川氏
今は端末と通信が分離しましたけど、もっといろいろなものと組み合わせて安く買える仕組みが今後出てくるかもしれない。銀行とモバイルをセットにしたら金利が上がるように、銀行口座に残高がこれだけあったら端末が安くなるとか、グーグルのサブスク契約をしたら端末が安くなるとか。せっかく多様なサービスを揃えているキャリアなんだから、いろんな組み合わせができるような環境づくりをしてほしい。
石野氏
そういう意味では、ドコモの「イエナカサービス部」は、光と電気のセットで端末代金、光回線の料金、電気料金をそれぞれキャッシュバックするといったことをしていて、数万円が返ってきます。確かに、それぞれのキャッシュバックは規制されていないので、こういう手法もあるなと思いました。
石川氏
それ自体は結構前からあるよね?
石野氏
前からあるんですけど、最近はセットで押し始めている感じです。
進化の少ないPixel 10aは日本での販売価格が気になる
佐藤
新端末としては、グーグルのPixel 10aがグローバルで発表されています。
石野氏
スペックは前モデルからあまり変わらず。カメラはよりフラットになっていて、そこはいいなと思ったんですけど、よく見たら前モデルよりも本体が0.1mm厚くなっているんですよ。
法林氏
中身の刷新は大事だけど、この前、Nothingのカール・ペイ氏が「毎年ハイエンドモデルは出さない」と言っていて、共感した。毎年新しくしなくてもいいと思う。
佐藤
それこそ、カメラがフラットになるだけなら、わざわざ新モデルとして出さなくてもよかったんじゃないですか?
法林氏
それはライバルが出るから、出さざるを得なかったんじゃないかな。
石野氏
とはいえ、プロセッサを前モデルから据え置いたのは初めてなので、そこはどうなのかなと思いましたね。
法林氏
チップセットの性能向上は年々緩やかになっているので、無理に変えなくてもいいと思ったよ。
石川氏
そもそも2年に1回くらいの進化で十分ですよ。特にハイエンドモデルではないので、チップセットで選んでいる人はそんなにいないはずです。
石野氏
そういう意味では、Pixel 9aまではちょっと無理して上位モデルのチップセットを載せていたので、コスト効率はよくなかった。
法林氏
価格は499ドルで前モデルから据え置き。あとは日本で出るときに、数年前のように、1ドル120~130円くらいで計算するのか、今のレートで155円以上になるのかが見もの。
石野氏
さすがに120円は厳しいんじゃないですかね。
法林氏
ただ、従来チップを搭載しているから、499ドルは利ザヤが大きいと考えて、各国間の調整を取る可能性はあるよ。
石野氏
確かにそれはありますね。
石川氏
グーグルはいくらでもお金がありますし。
法林氏
アメリカで稼ぐことで、日本では前と同じ7万9900円とはいかないまでも、8万9900円にはならないかなと思った。
石野氏
Pixel aシリーズは日本での人気が特に高いみたいですしね。
関口
今回は、Quick Shareの話も注目ですね。
法林氏
Pixel 10aにはAirDropとの相互接続が実装されるけど、Pixel 9aのアナウンスはまだない。チップに依存しているのかもねという話にはなっている。
石川氏
でも、グーグルが言うチップ依存はあてにならないですよ。
石野氏
Pixel 10aでカメラコーチが使えますからね。以前はTensor G5が必要と言っていたのに。
法林氏
そもそも、Tensorが1世代でどれだけ進化しているのかという話もあるからね。
石野氏
とはいえ、Pixel 10aとPixel 9aはソフトウェアで差を出すのかって思ってしまいました。
日本初上陸のALTから“ガラケー型”のケースマが登場
佐藤
新端末としては、韓国のALTが日本に初上陸して、「ケースマ」を発売しました。
関口
ちょっと本体が大きすぎませんか?
法林氏
大きいけど、Androidベースで考えると、あれくらいのサイズが見やすいと思う。
石野氏
大きく感じるのは、写真の縦横比率がarrowsケータイなどのケータイと同じなので、先入観で小さく見えるというのもあると思います。
石川氏
あと、聞いたところによると、Androidを搭載するには、4.3インチ以上のディスプレイがないといけないらしいです。
(編集部注:Android互換性定義ドキュメントによると、「少なくとも短辺2.2インチ、長辺3.4インチ」を備える必要があり、を備える必要があり、対角に換算すると約4.05インチ以上となる)
石野氏
グーグルが決めている基準があるらしいですね。ケースマは、開いた状態で横向きに置いて、そのままYouTubeが見られたりするので、意外といいなと思いました。
石川氏
自分はRakuten Linkを使いたいと思ったら非対応でした。
石野氏
楽天モバイルは非対応というか、そもそも3キャリアしか検証していないみたいです。
法林氏
ドコモはわからないけど、3キャリアで採用される可能性はあるかなと思ったよ。
石野氏
まだじゃないですか?
法林氏
僕はあると思ったよ。KDDI、ソフトバンクはSIMフリー端末としての取り扱いかもしれないけど。
石野氏
ドコモに関しては、中国メーカー端末の採用が難しいので、ALTとは仲良くしておいたほうがいいと思います。
法林氏
選択肢が増えるという意味ではすごく大事。というのも、部材的にもDIGNOケータイやarrowsケータイがいつまで作れるかわからないから。折りたたみ機種を求める層はいるので、使い勝手はわからないけど、ケースマはありだと思う。
石川氏
ただ、キャリアからするとARPUは上がらない。
法林氏
でも通話の利用量は上がるよ。
石野氏
あと、韓国では低容量プランでケースマのようなモデルを買った人が、YouTubeを見るようになって、プラン変更をすることで、キャリアのARPUが上がっているらしいです。
佐藤
しばらくケースマを触ってみたんですけど、絶対に折りたたみ機種がいいという人に訴求したいのであれば、全部の作業がボタンで完結できないと厳しいなと思いました。
石川氏
そうそう。タッチを併用しないといけないからね。
佐藤
結局画面を触る必要があるなら、折りたたみが欲しい人のニーズには応えられていない気がしてしまいます。
法林氏
僕は逆で、物理キーだけで全部を動かそうとしている思想のほうが間違っていると思う。タッチできるならすればいいじゃん。
佐藤
それもそうなんですけど、それこそFCNTがらくらくホンを出した時の会見で、目の不自由な人たちが操作するために、物理ボタンが必須というお話をされていたじゃないですか。そう意味では、ケースマは代替案にはなれないと思います。
石野氏
ケースマの基本アプリはキーで操作できるようになっていて、サードパーティ製アプリ、グーグルのアプリはタッチを併用しないと動かせない。ただ、そこはどうしようもない部分でもあります。
法林氏
それこそ、なにかのボタンを押したらカーソルモードになるみたいな考え方もあるけど、それはそれでリソースを食うからね。
石野氏
しかも、あれはあれで面倒なんですよね。
石川氏
そもそもAndroidがそういった動きに対応できていないというか、ボタンで動かす思想になっていないので、かなり無理くり作っているのは事実だと思います。
法林氏
だからこそ、画面に触れるなら触ればいいと思うよ。
石野氏
僕も最初はどうかなと思ったんですけど、実際に使ったら、確かにタッチすればいいかと思いましたね。
法林氏
あと、ALTは子供向け端末も作っていたり、割り切ってラインアップを作っていて、無理にあれこれ手を出す感じもないので、ビジネスとしてはいいと思う。
石野氏
モノがしっかりしているというか、ハードウェアとして安っぽくない。
石川氏
ただ、ドコモに残っている3Gケータイユーザーの受け皿になるかと言ったら、それは別の市場だなと思う。タイミング的には面白いんですけどね。
法林氏
以前聞いた話だと、シニア世代でコンパクトなiPhoneを使っている人が、文字が小さくて見えないから、らくらくホンに乗り換えるといった、逆の動きみたいなものが出てきていることを考えると、ケースマの市場性もあるかなと思う。
石野氏
踏み台という言い方はよくないですけど、これをきっかけにスマートフォンへステップアップするきっかけになるといいなと思います。だとすると、Googleアカウントの設定、スマートフォンの設定を手伝ってくれるところが必要になるので、キャリアショップで取り扱われるのがベストですよね。
関口
この端末を見たときに、ちょっとOrbicを思い出しましたね。
石川氏
そういう意味では、2年前から「ケースマ」で商標を取っているのはすごいですよね。
motorola edge 60はまさかのUQ mobile専売で登場
石野氏
UQ mobile専売で、motorola edge 60も出ましたね。
法林氏
UQ mobile専売は意外だよね。端末としては、ソフトバンクからでたmotorola edge 60 proの下のランクになる。KDDIがわざわざ、UQ用としてモトローラを採用し続けているのは、ちょっとびっくりした。
石野氏
最近、KDDIとモトローラが妙に仲いいですよね。
関口
端末価格が4万5800円で、端末購入サポートプログラムを利用すると1万1047円になります。結構安いですね。
法林氏
1万円ちょっとになるのは大きいよね。
石野氏
ソフトバンクのmotorola edge 60s proも似たような売り方をしていて、結構人気があります。
石川氏
目黒連効果でしょう。
法林氏
注目度は確実に上がっているけど、実数にはそこまで影響していないんじゃないかな。
石野氏
razrシリーズはそうでしょうけど、edgeはどうなんですかね。
関口
最近のモトローラ端末は、背面の仕上げが特徴的でいいですよね。
法林氏
あと、moto aiがよくなっているらしいね。あまり意識されていないけど、moto aiはGemini、Perplexityといった複数のAIを使い分けているところがユニークなので、もう少し語られてほしい。
石野氏
ただ、クラウドでこれだけAIが動いているのを見ると、クアルコムがしきりに推しているオンデバイスAIが本当に必要なのかと疑問に思ってしまいます。
石川氏
オンデバイスAIはまだまだと言われていて、さんざん持ち上げられてきたけど、ちょっと厳しい気がするよね。
石野氏
グーグルもマジックサジェストはクラウドになりましたし。
石川氏
Galaxy AIもオンデバイスAIってあまり言わなくなったしね。














