山根康宏の「言っチャイナよ」

シャオミが独自チップセット搭載スマホ発表、セルフィーモデルも各社がモデルチェンジ

 世界最大のスマートフォン市場、かつ最大の5G加入者数を誇る中国で毎月発売された5Gスマートフォンを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が紹介する。2025年4月に発表・発売された5Gスマートフォンは21機種。

 内訳はファーウェイ3機種、シャオミ2機種、OPPO 4機種(OnePlus含む)、realme 1機種、vivo 4機種、HONOR 2機種、その他メーカー5機種。

 シャオミが「Surge S1」以来となる独自チップセット「XRING O1」を発表し「Xiaomi 15S Pro」に搭載した。ファーウェイとvivoはセルフィー強化モデルを一新、OPPOとHONORはメインラインをモデルチェンジするなどライバルメーカーと同時期に同型のモデルを出すことが最近増えている。

 また、AIスマートフォンを地道に展開しているMeizuからも2機種のモデルが登場した。

メディアテックチップで高性能化を図ったミドルレンジ、vivo「Y300 GT」

 vivoのボリュームラインモデル「Yシリーズ」の中で上位に位置するモデルが「Y300 GT」だ。3月に発表された「Y300 Pro+」はYシリーズ最上位モデルだったが、Y300 GTは「GT」の名が表すようにゲーミング用途までもカバー可能なメディアテックのDimensity 8400 Ultraを採用し性能を大幅にアップ。

 ディスプレイもリフレッシュレート、輝度ともアップ。バッテリー容量も7620mAhと大型化させた。

発表日2025年5月9日
価格1999元(約4万1000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8400 Ultra
ディスプレイ6.78インチ2800×1260ピクセル、144Hz、5500nits
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー7620mAh、90W充電(有線)
5GNR対応バンドn1/n3/n5/n8/n28A/n34/n38/n39/n40/n41/n48/n77/n78
大きさ163.72×75.88×8.09mm
重さ212g

格安ながらもAIスマホを名乗るMeizu「Note 16」

 799元という低価格ながらも国産チップセットを搭載しAI機能も利用できるMeizuの「Note 16」は背面デザインも高級感を持たせており、安さを感じさせない仕上げになっている。撮影カメラは一眼と割り切った仕様ながら、6600mAhと大型のバッテリーを搭載する。

発表日2025年5月13日
価格799元(約1万6000円)から
チップセットUNISOC T8200
ディスプレイ6.78インチ2460×1080ピクセル、120Hz、1050nits
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数800万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、12GB+128GB、12GB+256GB
バッテリー6600mAh、40W充電(有線)
5GNR対応バンドn1/n3/n5/n8/n28A/n41/n78
大きさ167.56×75.77×9.18mm
重さ216.9g

コスパを極めたMeizuのAIスマホ「Note 16 Pro」

 Meizuの低価格AIフォンの上位モデルが「Note 16 Pro」。Snapdragon 7s Gen 3搭載、144Hz駆動ディスプレイ、80Wの急速充電などスマートフォンとしての性能も悪くないレベルだ。

発表日2025年5月13日
価格1499元(約3万円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7s Gen 3
ディスプレイ6.78インチ 2720×1224ピクセル、144Hz、4500nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数800万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB
バッテリー6200mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n2/n3/n5/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78
大きさ163.81×76.21×8.4mm
重さ197.5g

カメラ強化の主力モデル、OPPO「Reno14」

 OPPOの主力ライン「Reno」シリーズが半年ぶりにモデルチェンジ。「Reno14」は基本モデルでトリプルカメラのうち2つを5000万画素と高画質化。バッテリーも6000mAhと大型化させている。カメラバンプはクリア素材を使いボディーも美しく仕上げている。

発表日2025年5月15日
価格2799元(約5万7000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8350
ディスプレイ6.59インチ 2760×1256ピクセル、120Hz、1200nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万3.5倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6000mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n5/n8/n28A/n41/n48/n77/n78/n79
大きさ157.9×74.73×7.42mm、7.32mm(黒)
重さ187g

高画質ライブ配信も可能なOPPO「Reno14 Pro」

 OPPO「Reno14」の上位モデルである「Reno14 Pro」は3つのカメラ全てを5000万画素とした高性能なカメラフォン。フロントカメラも5000万画素でどのカメラ・画角でも美しい撮影が可能だ。

 また、ライブ配信性能も大きく強化されており、インテリジェントなノイズリダクションにより音声の明瞭度が60%向上、マルチカメラ切り替え機能も搭載、4K配信も楽にこなす。

発表日2025年5月15日
価格3499元(約7万1000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8450
ディスプレイ6.83インチ 2800×1272ピクセル、120Hz、1200nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3.5倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6200mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n8/n28A/n41/n48/n66/n77/n78/n79
大きさ163.35×76.98×7.58mm、7.48mm(黒)
重さ201g

高デザインの女性向けスマホ、ファーウェイ「nova 14」

 フロントカメラを強化したファーウェイのセルフィーモデル「nova」シリーズの最新モデルが3機種登場。ベーシックモデルの「nova 14」はリアカメラのうち超広角カメラの画質をアップ。

 一方で、フロントカメラ画質は前モデルの6000万画素から5000万画素へと性能を落とし、価格を抑えた。背面はグラデーションが美しいデザイン。AI機能「Xiaoyi」も強化している。

発表日2025年5月19日
価格2699元(約5万5000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 8000(推測)
ディスプレイ6.7インチ 2412×1084ピクセル、120Hz、1100nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+1200万3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成RAM非公開、ROM256GB、512GB
バッテリー5500mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ161.73×75.48×7.18mm
重さ192g

セルフィーモデルの中核機、ファーウェイ「nova 14 Pro」

 2024年10月発表のファーウェイ「nova 13 Pro」のマイナーアップグレードモデルが「nova 14 Pro」。フロントカメラはデュアル仕上げだが「nova 14」同様に広角カメラは5000万画素にダウングレード。一方でチップセットやAI機能は高めている。

発表日2025年5月19日
価格3499元(約7万1000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 8020(推測)
ディスプレイ6.78インチ 2776×1224ピクセル、120Hz、1200nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+1200万3倍望遠
インカメラ画素数5000万+800万2倍望遠(パンチホール)
RAM/ROM構成RAM非公開、ROM256GB、512GB
バッテリー5500mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.4×75.0×7.78mm
重さ207g

衛星通話にも対応するファーウェイ「nova 14 Ultra」

 ファーウェイ「nova」シリーズ最上位モデルとなる「nova 14 Ultra」は高級感あふれるゴールドボディーも加えたプレミアム機。デュアル衛星通信対応で衛星通話にも対応する。カメラは暗所での静止画・動画撮影も強化した。

発表日2025年5月19日
価格4199元(約8万5000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 8020(推測)
ディスプレイ6.81インチ 2860×1272ピクセル、120Hz、5500nits
リアカメラ画素数5000万広角+1300万超広角+5000万3.7倍望遠
インカメラ画素数5000万+800万2倍望遠(パンチホール)
RAM/ROM構成RAM非公開、ROM256GB、512GB、1TB
バッテリー5500mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.4×75.6×7.78mm
重さ204g

6万円台の超ハイスペックスマホ、vivo「iQOO Neo10 Pro+」

 vivoのゲーミングモデル「iQOO」シリーズ最上位となる「iQOO Neo10 Pro+」はチップセットにSnapdragon 8 Eliteを搭載しながらも6万円台の価格を実現。

 カメラは2眼と性能を抑えつつ、6000mAh台の大容量バッテリーは120W充電に対応。BMW M Motorsportとのコラボモデルも投入される。

発表日2025年5月20日
価格2999元(約6万1000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.82インチ 3168×1440ピクセル、144Hz、4500nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6800mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n7/n8/n18/n26/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ163.79×76.6×8.3mm、8.2mm(黒)
重さ217g、212g(黒)

シャオミ独自開発チップセットを搭載する「Xiaomi 15S Pro」

 ライカとコラボしたカメラを搭載するシャオミのカメラフォン「Xiaomi 15 Pro」のチップセットを、自社開発した「XRING O1」としたモデルが「Xiaomi 15S Pro」。AI能力は44TOPSを誇る高性能チップセットで、今後シャオミのハイエンドモデルへの搭載も期待される。

 なお、モデムはメディアテック製を採用している。本体デザインはXiaomi 15 Proとほぼ同等である。

発表日2025年5月22日
価格5499元(約11万1000円)から
チップセットXiaomi XRING O1
ディスプレイ6.73インチ 3200×1440ピクセル、120Hz、3200nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万5倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6100mAh、90W充電(有線)、50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79
大きさ161.3×75.3×8.33mm
重さ216g

シャオミの女子スマホが美しくモデルチェンジした「Xiaomi Civi 5 Pro」

 女性をターゲットにしたシャオミの「Civi」シリーズ最新モデル。前年モデル「Civi 4 Pro」からディスプレイやメインカメラ性能は同等のままだがフロントカメラを5000万画素に強化。チップセットやバッテリー容量を高めた。

 また、シックな茶色の「アイスコーヒー」モデルなど、全体的にカラバリはより上品なイメージに仕上げた。

発表日2025年5月22日
価格2999元(約6万1000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8s Gen 4
ディスプレイ6.55インチ 2750×1236ピクセル、120Hz、3200nits
リアカメラ画素数5000万広角+1200万超広角+5000万2.5倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6000mAh、67W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n8/n28A(UL:703MHz-733MHz、DL:758MHz-788MHz)/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ157.05×73.2×7.45mm、7.65mm(茶)
重さ184g、181g(茶)

オーバークロックCPU搭載のnubia「REDMAGIC 10S Pro」

 ZTE傘下のnubiaのゲーミングモデル「REDMAGIC 10S Pro」はチップセットにSnapdragon 8 Elite Leading Versionを搭載、通常のSnapdragon 8 Eliteをオーバークロックしたものでより高いパフォーマンスを提供する。

 また、前モデルの最上位モデル「REDMAGIC 10 Pro+」と同じ高容量バッテリーを搭載した。

発表日2025年5月26日
価格4999元(約10万1000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Leading Version
ディスプレイ6.85インチ 2688×1216ピクセル、144Hz、2000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+200万マクロ
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+512GB
バッテリー7050mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.98×76.35×8.9mm
重さ229g

大容量バッテリー搭載のハイエンドゲーム機、nubia「REDMAGIC 10S Pro+」

 同時に発表されたnubia「REDMAGIC 10S Pro」のバッテリー容量を7500mAhに高めたモデルが「REDMAGIC 10S Pro+」である。バッテリー以外のスペックは同等、メモリ構成が異なり24GBメモリ搭載モデルも用意される。

発表日2025年5月26日
価格5999元(約12万2000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Leading Version
ディスプレイ6.85インチ 2688×1216ピクセル、144Hz、2000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+200万マクロ
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+512GB、24GB+1TB
バッテリー7500mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.98×76.35×8.9mm
重さ229g

高性能・低価格を実現したOnePlus「Ace 5 Race」

 1799元という価格ながらメディアテックの上位チップセットを搭載するOnePlusの「Ace 5 Race」はカメラ性能もベーシックに抑え、本体のパフォーマンスに特化したモデル。バッテリーは7100mAhと大容量でゲーミング用途にも向いている。

発表日2025年5月27日
価格1799元(約3万6000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9400e
ディスプレイ6.77インチ 2392×1080ピクセル、120Hz、1300nits
リアカメラ画素数5000万広角+200万深度測定
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB
バッテリー7100mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n8/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ163.58×76.02×8.17mm、8.27mm(白)
重さ200g

高タッチ感度でゲームにも最適なOnePlus「Ace 5 Ultra」

 OnePlusの「Ace」シリーズ最上位モデル。メディアテックの最上位チップセットを搭載、カメラはデュアル仕様。ディスプレイのタッチ性能を高める独自開発チップも搭載、高速操作時でも入力遅延を極限まで抑えている。

 加えて、Wi-Fiチップも独自のものを搭載し通信安定性も高めた。

発表日2025年5月27日
価格2499元(約5万1000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9400+
ディスプレイ6.83インチ 2800×1272ピクセル、144Hz、1400nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6700mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/ n8/n26/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ163.41×77.04×8.1mm
重さ206g

2億画素カメラ搭載のメインライン、「HONOR 400」

 HONORのメインモデルで数字3桁型番の「HONOR 400」は2億画素カメラで望遠領域も撮影写真の拡大でカバーできる、コスト重視のカジュアルなカメラモデル。背面出材は歴代モデルが非対称型のカメラバンプを採用していたが、本モデルではベーシックなデザインに落ち着いている。

発表日2025年5月28日
価格2499元(約5万円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 4
ディスプレイ6.55インチ 2736×1264ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数2億広角+1200万超広角
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー7200mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ156.3×74.7×7.8mm
重さ196g

カメラ性能を高めたボリュームゾーンモデル「HONOR 400 Pro」

 HONORのメインラインモデルの中でカメラ性能を高めたモデルが「HONOR 400 Pro」。2億画素のメインカメラに5000万画素望遠カメラで旅行時の風景写真撮影なども得意とする。背面デザインも上質な感じに仕上げており、ターゲットは女性層としている。

発表日2025年5月28日
価格3399元(約6万8000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ6.55インチ 2736×1264ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数2億広角+1200万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー7200mAh、90W充電(有線)、50W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ156.3×74.7×7.8mm
重さ204g

コスパ重視のハイエンドモデル、realme「Neo7 Turbo」

 メディアテックの高性能チップセット搭載モデルが多いrealmeのハイエンドモデル「Neo」シリーズ最上位モデルとして「Neo7 Turbo」が登場した。2024年12月発表の「Neo7」をベースに、チップセットの高速化やディスプレイの大型化、バッテリーの大容量化を実現。しかも価格は2000元以下に抑えている。

発表日2025年5月29日
価格1999元(約4万1000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9400e
ディスプレイ6.8インチ 2800×1280ピクセル、120Hz、6500nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB
バッテリー7200mAh、100W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n7/n8/n18/n26/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ162.42×76.13×8.59mm
重さ205g

カラフルデザインのセルフィースマホ、vivo「S30」

 セルフィー・ポートレート撮影に強いvivoの「S」シリーズが半年ぶりにモデルチェンジ。本体カラーをカラフルなものとし、従来の重厚感あるオシャレ系から脱却。背面デザインもカメラ配置や変色ライトをシンプルなものとして、一見すると「普通のスマホ」に見えるデザインとした。

 フロントカメラが5000万画素など自撮り性能は引き続き強化。リアカメラも5000万画素3倍を加え、ポートレート撮影を強化した。

発表日2025年5月29日
価格2999元(約6万1000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 4
ディスプレイ6.67インチ 2800×1260ピクセル、120Hz、5000nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万画素3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6500mAh、90W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n7/n8/n18/n26/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ160.21×74.39×7.49mm
重さ192g

小型になったセルフィースマホ、vivo「S30 Pro mini」

 vivo Sシリーズ初の小型モデルが「S30 Pro mini」である。2024年10月に発表された「X200 Pro mini」同様、Proモデルを小型にした製品だ。

 ただし「S30 Pro」はまだ発表されておらず、来月以降、「S30」の上位モデルとして登場することが期待される。S30 Pro miniはX200 Pro miniと同じ6.31型ディスプレイを搭載、小型サイズながらS30と同じ6500mAhバッテリーを搭載する。

発表日2025年5月29日
価格3499元(約7万1000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9300+
ディスプレイ6.31インチ 2640×1216ピクセル、120Hz、5000nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万画素3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6500mAh、90W充電(有線)
5G NR対応バンドn1/n3/n5/n7/n8/n18/n26/n28/n34/n38/n39/n40/n41/n48/n66/n77/n78
大きさ150.83×71.76×7.99mm
重さ186g

ラグジュアリーモデル2機種目のフリップモデル、VERTU「QUANTUM FLIP」

 高級スマートフォンを展開するVERTUから、2024年の「IRONFLIP」の後継機となる縦折り型のフリップモデル「QUANTUM FLIP」が登場した。ボディーはカーボンファイバー、チタンアロイ、めのう、わに革の4タイプ。

 フレームのゴールド仕上げモデルは300万円を超える。基本性能やボディー形状からZTEの「nubia Flip 2」をベースにしたモデルと推測される。

発表日2025年5月30日
価格4910ドル(約71万4000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.9インチ 2790×1118ピクセル、120Hz、3.0インチ 682×422ピクセル(折り畳み時)
リアカメラ画素数5000万広角
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+1TB
バッテリー4300mAh
5G NR対応バンド非公開
大きさ/重さ非公開
山根 康宏

 香港在住。中国をはじめ世界中のモバイル関連イベントを毎月のように取材し、海外の最新情報を各メディアで発信している。渡航先で買い集めた携帯電話は1000台以上、プリペイドSIMカードは500枚以上というコレクターでもある。