「OMAP2420」は、OMAP2アークテクチャを採用し、データキャッシュ32KB・命令キャッシュ32KB・330MHz駆動のARM1136コアと、220MHz駆動のDSP、グラフィックアクセラレータ、IVA(Imaging Video Accelerator)、5Mbitのビデオメモリを組み合わせ、90nmプロセスで製造されたアプリケーションプロセッサです。これまでのアプリケーションプロセッサと比較して、非常にマルチメディア関連の性能が強化されているのが特徴で、毎秒最高2メガポリゴンの描画が可能という高速なビデオ描画機能、ビデオのエンコード/デコードはVGAサイズで30fpsの動画を扱うことができる、とされています。
また、「OMAP2430」は、IVA2を搭載しており、OMAP2420と比較すると、動画処理で約4倍、画像処理でも約1.5倍の性能を実現しているというプロセッサです。MPEG-4などで採用されている、Windows Media Video 9 ベースのコーデック「VC-1」ではDVD解像度で、「H.264」などではVGAサイズで最大30fpsの再生が可能であるとされています。