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第207回:Tナビ とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


将来的には携帯電話との連携も

 「Tナビ」とは、松下電器産業製のデジタルテレビなどで利用できる情報サービスです。BSデジタル放送対応のデジタルテレビをADSLなどのインターネット回線に接続することで、さまざまなサービスを利用できるようになります。

 サービスは、松下電器産業以外のさまざまなコンテンツプロバイダーが提供しており、宿泊施設の予約や新作映画情報の閲覧、ショッピング、ゲーム、鉄道の乗換検索などが利用できます。

 携帯電話関連では、パソコンからメールを送って、テレビにスケジュール登録できるほか、テレビ側で携帯電話からメールで送られた写真を表示させることなども可能になっています。また、ナビッピドットコムの提供している位置情報サービス「ここっP°(ここっぴ)」もユニークなサービスです。これは、GPS対応の携帯電話と連動した位置情報サービスで、「その携帯電話を持つユーザーが今どこにいるか」という情報をテレビ上で把握できるというものです。

 参入するコンテンツプロバイダーも徐々に増えてきており、たとえば、本誌の記事では、KDDIと松下電器産業が、ケータイと「Tナビ」の連携サービス開発で提携したと伝えています。これは、携帯電話で撮影した写真や、読み取ったQRコードをメモリカードに保存しておき、セキュアに遠隔地にいる他のユーザーの「Tナビ」で閲覧できるというものや、「Tナビ」でコンサートなどの電子チケットを購入し、携帯電話を紐付けて会場で利用できるといったサービスの開始が予定されているようです。


KDDIと松下は、携帯電話とテレビのIDを共通管理する仕組みを作り、連動させていく考え

インターネット対応ブラウザを搭載したテレビ

プラズマテレビ「VIERA(ビエラ)」 もTナビに対応している
 Tナビの仕組みを簡単に言えば、デジタルテレビの活用とインターネットへの接続を前提にした、HTML言語をベースに展開しているネットワーク・サービスです。

 テレビ側には10BASE-T対応のEthernetポートがあり、LANケーブルとルーターを経由してインターネットに接続します。

 Tナビ対応のデジタルテレビには、同社と米OpenTVが共同で開発したBML(Broadcast Markup Language、放送マークアップ言語)・HTMLブラウザが搭載されており、BSデジタル放送から配信されるデータや、インターネット回線を通じて取得するコンテンツを楽しめるようになっています。ちなみに、このブラウザは、Flashなどは表示できませんが、HTML 4.0やCSS1/CSS2にも部分的に対応し、JavaScript 1.4にも対応しています。

 ユーザーが、Tナビのサービスを利用しようとすれば、まずスタートページとして「Tナビポータルサイト」に接続し、テレビ画面に表示します。このサイトは、各サービスへのリンク集となっており、ここからTナビ用の各コンテンツを利用するようになっています。

 テレビ本体にはネットワークインターフェイスだけではなく、SDカードスロットも搭載されており、購入したコンテンツをSDカードに保存できる場合もあります。これにより、SDカードを利用した「SDカラオケマイク」用の楽曲ダウンロードなどが可能です。

 また、Tナビ搭載テレビには、携帯電話でのiモードなどと同様にブラウザへURLを入力できる機能があり、Tナビ用コンテンツに加えて、インターネット上のWebサイトも閲覧が可能です。この点では、非常にインターネットとの親和性が高い機械であるということができるでしょう。ただし、それらの一般サイトの場合、ブラウザの制約によってパソコンと同様の表示にはならないことがあります。



URL
  「Tナビ」総合情報サイト
  http://www.tnavi.net/

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(大和 哲)
2004/12/22 13:32

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