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楽天モバイル、米政府のOpenRANプロジェクト参加企業のパートナーに

 楽天モバイルは、米政府のOpenRANプロジェクトに参画する通信機器メーカーのパートナーとなり、オープンな無線機器(RU)の展開を支援すると発表した。

 プロジェクトは、米商務省国家電気通信情報庁(NTIA)の助成金で実施されるOpenRAN推進プロジェクト。楽天モバイルは、プロジェクトに参画するBattelle Memorial Institute、Microelectronics Technology、Eridan Communications、Airspan Networksと連携し、検証・インテグレーションを担う。実験には、楽天シンフォニーの分散ユニット(DU)と集約ユニット(CU)が用いられる。

 OpenRAN(オープンラン、O-RANとも)は、無線アクセスネットワーク(RAN)を支える設備を、さまざまなメーカー製品で構成できるようにする仕組み。かつて携帯電話会社は、1つのメーカーで統一して機器を導入することが一般的だったとされ、さらなるコストダウンなどを目的に、複数のメーカーの製品を活用できるよう、OpenRANでは、よりオープンな仕様を用いることを目指している。