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グーグル、「Gemini」がユーザー専属のAIエージェントになる「Personal Intelligence」発表
2026年1月15日 01:56
グーグル(Google)は、生成AIサービス「Gemini」の新機能「Personal Intelligence」を発表した。
ユーザー個人の情報を統合して専属エージェントのように振る舞うというもの。
まずは米国の「Google AI Pro」および「AI Ultra」サブスクリプション契約者を対象に、ベータ版として順次提供が開始される。
ユーザーの生活を理解しナビゲート
「Personal Intelligence」は、GeminiをGmail、Google フォト、YouTube、Google 検索といったGoogleアプリと接続し、ユーザー固有のコンテキスト(文脈)を理解し、ユーザーを助けるエージェントとして振る舞う。
世界中の一般知識だけでなく、ユーザー自身の情報を組み合わせて推論することで、個人の生活に即した具体的なサポートが提供される。
Geminiは複数のアプリにまたがる複雑な情報を横断的に処理する。
たとえば、車のタイヤ交換が必要になった際、GeminiはGoogle フォト内の画像からタイヤサイズやナンバープレート番号を抽出できる。
同時に、Gmail内の履歴から車種のグレード(トリム)を特定し、過去の旅行写真から「雪道を走る機会が多い」といったライフスタイルを分析した上で、最適なタイヤ製品を提案するといった高度な推論が可能となる。
また旅行の計画を作成する際には、家族の興味関心や過去の旅行先を分析し、典型的な観光地を避けたり、移動中に楽しめる特定のボードゲームを提案したりするなど、きめ細かなエージェントとしての役割を果たす。
データ制御とプライバシー
ユーザーのプライベートな情報を扱うため、プライバシー保護が重視される。
アプリとの連携機能はデフォルトでオフに設定され、ユーザー自身が接続するアプリを選択し、いつでも解除できる仕組みとなる。データはGoogleのセキュリティ環境内で処理され、パーソナライズのために外部へ送信されることはない。
また、GmailやGoogle フォトのデータが、Geminiのモデルトレーニングに直接使用されることはない。
回答の生成には、ユーザーのデータが参照・引用されるが、モデル自体の学習には、個人情報を排除または難読化した限定的なデータのみが用いられる。
Geminiがどの情報を参照して回答を作成したかは明示され、ユーザーが事実確認を行える設計となっている。
提供範囲
本機能は米国で先行して開始され、Web、Android、iPhoneで利用可能となる。
当初は一部の有料プラン契約者限定だが、将来的には提供国や無料プランへの拡大も計画される。

