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Google、小売向けAIを強化 新規格「UCP」でGeminiと買い物できる

 グーグル(Google)と同社の親会社であるアルファベット(Alphabet)のCEOサンダー・ピチャイ氏は11日、小売業界のAIシフトを支援する新機能などを全米小売業協会(NRF)で発表した。

「UCP」でAIエージェント活用型の購買が可能に

 新たなプロトコル「Universal Commerce Protocol(UCP)」の提供が始まった。AIエージェントが商品の発見から購入までを支援できるようになる。

 UCPの導入により、Google検索の「AI Mode」や「Gemini」内に直接配置される形で「購入ボタン」が利用可能となる。ユーザーは会話を離れることなく、Google Payを利用して数タップで決済を完了できる。

 UCPはショッピファイ(Shopify)やウォルマート(Walmart)などの業界リーダーと共同で構築されたプロトコルで、オープンかつ特定のプラットフォームに依存しない設計となっている。

ビジネス変革を支える「Gemini Enterprise」

 小売業者のビジネス変革を支援するプラットフォームとして、「Gemini Enterprise for Customer Experience」がプレビュー版で公開された。検索やサービスなどの接点を統合し、ショッピングアシスタントやサポートボットとして活用できる。

 米国ではマクドナルドなどが既にカスタマーサービスの改善に活用しているほか、スーパーマーケットチェーンのクローガーでは店舗アプリ内でAIが販売員のように機能するエージェントの開発が進められている。

ドローン配送「Wing」のエリア拡大

 配送分野では、アルファベット傘下のWingによるドローン配送が拡大される。ウォルマートとの提携で、2025年の配送実績は倍増したという。来週からヒューストンでの配送が開始され、今後はオーランド、タンパ、シャーロットなどへも順次拡大される予定。