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NTTドコモ、Space Compass、AALTO、Airbusと資本業務提携に合意

 NTTドコモと、Space Compassは、エアバス・ディフェンス&スペース、AALTOと、HAPS(High Altitude Platform Station)の早期商用化を目的とした資本業務提携に合意した。AALTOの商用ロードマップ実現を支援し、2026年の日本におけるHAPSサービス開始とグローバル展開を目指すとしている。

 HAPSは、地上約20kmの上空の成層圏を飛行し、地上との通信や観測サービスを行う無人の飛行体。

 AALTOが製造および運用するHAPS「Zephyr」は、2022年に無人航空機として世界最長となる64日間の滞空飛行を実現するなど、高度な航空技術を持っているとし、ドコモの地上ネットワークの知識とエアバスの高度な観測ソリューションを組み合わせることで、HAPSベースの非地上系ネットワーク(NTN)において、日本が主導的な地位を得られるようになるという。

 今回の資本業務提携では、ドコモとSpace Compassが主導し、みずほ銀行と日本政策投資銀行が参画するコンソーシアム、HAPS JAPANを通じて、AALTOに対し、最大1億ドルを出資する。なお、今回の出資以降もエアバスはAALTOの最大出資者として残るという。

 また、今後数年間にわたり日本やアジアでの商用パートナーシップ契約を締結し、各社共同でHAPS事業を推進するとしている。