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総務省、スマホの転売防止やMNPワンストップ化を促進するプランを公表

 総務省は、“転売ヤー”の防止や中古端末の信頼性を確保した流通の促進などを盛り込んだ「日々の生活をより豊かにするためのモバイル市場競争促進プラン」を公表した。

 公表されたプランでは、いわゆる「1円端末」などの規制による転売の防止、マイナンバーカード機能の処理方法を明確化することでの安心できる中古端末の流通促進、MNOによる代理店の指導強化などを掲げる。このほか、MNPワンストップ化の促進、新料金プラン移行促進のための広報の検討を進めることとあわせ、MVNOへの端末値引き規制の見直しや周波数の追加割当、MNOとの接続料の低廉化などが盛り込まれている。

 11月2日に閣議決定された「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を踏まえたもの。同省では、生活に密着した携帯電話サービスが良質なサービスかつ納得感のある料金であれば日々の生活がより豊かになるとして、寡占的な携帯電話市場の料金・サービス本位の競争につながる市場環境整備が重要としている。2024年夏を目処にさらなる競争促進を促す施策の検討を進めるという。