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ドコモ、全国2000カ所超で回線品質の対策を実施へ

 NTTドコモは、携帯電話ネットワークの品質改善の一環として駅や住宅街、繁華街などにおけるネットワーク対策を発表した。

 集中的に対策を実施するエリアは、駅や繁華街、住宅街など全国2000カ所以上。さらに乗降客数の多いJRや私鉄、地下鉄の鉄道動線でも同様に対策を実施する。5G/4G設備の増設や新設のほか、既存の基地局でも電波照射の角度や出力、向ける方向を調整するほか、5Gの上り速度も向上を図る。同社では対策後の品質の目安を「お客さまが安心して動画視聴(HD画質相当)できる通信品質を目安とする」としている。

 ドコモの携帯電話ネットワークをめぐっては、主に都市部での品質が低下しているとの声が相次いでいる。同社では、コロナ禍が回復したことによる人流増との説明がなされていた。今後、全国2000カ所での対策は2023年12月までに90%以上を進め、鉄道動線における対策は同時期までに完了を目指す。