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PayPay、米ナスダック市場の新規公開価格を16米ドルに決定

 PayPayは、米国における米国預託株式(ADS)の新規公開について、公開価格を1ADSあたり16米ドルに設定したと発表した。ナスダック・グローバルセレクトマーケットで、米国時間3月12日に取引が始まる見込み。

 普通株式を対象とした合計5498万7214ADSの募集・売出しが実施され、このうち865万3079ADSが国内売出しとなる。国内売出しの価格も、米国と同様に1ADS当たり16米ドル。

 慣例的な完了条件に従い、米国時間3月13日に新規公開が完了する予定。取引はティッカーシンボル(銘柄コード)「PAYP」で行われる。

 ADSは、米国外の企業が米国市場で株式を取引できるようにするため、原株式を裏付けとして米国で発行される預託証券のこと。

 ナスダック・グローバルセレクトマーケットは、米国の新興企業向け株式市場「ナスダック」の中でも、財務や流動性などの最も厳しい基準を満たした企業が上場する最上位の市場。

 国内売出しでは、みずほ証券が申込取扱金融商品取引業者を、PayPay証券が販売委託先金融商品取引業者を務める。

募集規模と引受人

 募集と売出しの内訳として、PayPayから3105万4254ADSが募集され、ソフトバンクグループが最終的に支配権を有する投資ファンドのSVF II Piranha(DE)から2393万2960ADSが売り出される。

 また、最終目論見書の日付から30日間、オーバーアロットメントが発生した際に対応するため、最大824万8081ADSを追加購入できるオプションが引受人に付与された。

 オーバーアロットメントは、投資家からの需要が予定を超えた場合に、主幹事証券会社が大株主などから一時的に株を借りて、予定より多く投資家に販売する仕組み。

 共同ブックランニング・マネージャーは、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、米国みずほ証券(Mizuho Securities USA)、モルガン・スタンレーが務める。

 共同ブックランニング・マネージャーとは、IPOにおいて投資家の需要を把握し、公開価格の決定や株式の配分を主導する中心的な役割「主幹事」を共同で務める金融機関のこと。