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ドコモ井伊社長「後追いの状況、深く反省」、同社の回線品質でコメント

 NTTドコモの23年3月期第2四半期の決算会見で、つながりにくいとの声が相次ぐネットワーク品質についてNTTドコモ 井伊基之社長がコメントした。

 先んじて行われたNTTの決算会見での島田明社長の「ドコモは12月までに(対策が)90%完了と言っているが、できるだけ早く100%、120%まで持ち上げたい」というコメントを受けるかたち。ドコモ 井伊社長は「ドコモの品質でご心配をおかけした。島田社長から檄を飛ばされたと受け止めている」とコメント。

 さらに「もともと年度内に100%としたのは、2000カ所の点と50超の鉄道路線で追加投資をしてでも完成させるということだった。それを100%として考えるとそれ以外の『点』と『線』ももっとしっかり増強しなさいということと受け止めたい。(島田社長の発言は)苦情が出る前に予測して先に手を打ちなさいということだと思う。(対策が)後追いになっている今の状況を深く反省して、しっかり進めていきたい」と説明した。