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楽天モバイル、700MHz帯プラチナバンド獲得に向けた進捗状況を明らかに

 楽天グループは10日、2023年度第2四半期(4月~6月)の決算を発表した。同日の会見で、楽天モバイルによるプラチナバンド獲得に向けた進捗が明らかになった。

 楽天モバイル代表取締役 共同CEOの鈴木和洋氏は、700MHz帯について「獲得に向けて準備を進めている」とコメント。2023年秋に割り当てられた場合、早くて年末には最初の電波を発射できるという。あわせて800MHz帯や900MHz帯についても検討し、最適なネットワークの構築を目指すとした。

 総務省から出された割当の指針について、楽天モバイルにとって有利と見る向きもあるが、代表取締役社長の矢澤俊介氏は「我々はコメントする立場にない」とした。

 楽天モバイルが設備投資を削減する方針に対して不安視する質問もあったが、代表取締役会長の三木谷浩史氏は「巨大なネットワークを作る未曾有のプロジェクトを、我々グループ全体で進めていく決意を固めている。ちょっと青臭いところもあり、必ず実現しようという強い決意で挑んでいる」と自信を見せた。