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楽天モバイル「新プラチナバンドの700MHz帯、早期割当てを希望」

 楽天モバイルは、4月19日に総務省が発表した「移動通信システムの周波数利用に関する調査」の結果を受け、コメントを発表した。携帯電話向けの700MHz帯について、早期の割当てを希望するとしている。

 携帯電話向けの700MHz帯については、NTTドコモの提言を受け、ラジオマイクや高速道路交通システム用途(ITS)間で3MHz幅×2の帯域を利用できるとして、検討が進められてきた。

 総務省が公表した「移動通信システムの周波数利用に関する調査」の結果によれば、700MHz帯について、楽天モバイルが9月までの割当てを希望することなどが明らかになっている。

総務省の報道資料より

 楽天モバイルでは、700MHz帯のユースケースについて、電波が届きづらい屋内などでの活用や、カバレッジの拡大を図るとしている。

楽天モバイルのコメント
当社は、参入当初より「携帯市場の民主化」を掲げています。国内における公平な競争環境ならびに通信ネットワークの構築・整備のため、つながりやすいモバイル通信サービスを実現する上で欠かせない周波数であるプラチナバンドを新規参入事業者に対しても早期に割当ていただきたく、総務省内の電波政策に関する各種議論に参加しています。当社としては、「移動通信システムの周波数利用に関する調査」において、プラチナバンドの新たな選択肢になりうる700MHz帯の3MHzシステムに対する早期の割当てを希望させていただきました。プラチナバンドを割当ていただいた場合には、当社のネットワーク技術および既存の当社基地局サイトを活用し、柔軟かつコストを抑えた効率的な基地局設置を行い、お客様に安定的かつ高品質なサービスを提供していきたいと考えております。