ニュース

楽天モバイル、「700MHz帯の未使用分」の携帯利用検討に「歓迎する」とコメント

 総務省の情報通信審議会が「狭帯域LTE-Advancedに関する技術的条件」の検討を開始したことについて、楽天モバイルは「歓迎する」とし、今後議論への参加で貢献していくことを発表した。

ほかと隣接する狭い帯域を活用

 「狭帯域LTE-Advancedに関する技術的条件」の検討は、現在利用している700MHz帯の携帯電話用周波数に隣接する周波数について活用を検討するもの。

 上りが715-718MHz、下りが770-773MHz帯の3MHz幅での利用可能性に探っているが、近接して地上デジタル放送や特定ラジオマイクなどが利用する周波数帯が存在するため、それら既存無線システムとの共用や、狭帯域利用の技術的条件などを検討する。検討は、2023年春頃にとりまとめられる。

楽天モバイル「歓迎する」とコメント

 楽天モバイルは、今回の検討について、次のようにコメントを発表した。

楽天モバイル
 当社は、参入当初より『携帯市場の民主化』を掲げています。国内における公平な競争環境ならびに通信ネットワークの構築・整備のため、つながりやすいモバイル通信サービスを実現する上で欠かせない周波数であるプラチナバンドを新規参入事業者に対しても早期に割当ていただきたく、総務省内の電波政策に関する各種議論に参加しています。

 このたび、総務省において、プラチナバンド再割当以外の新たな選択肢になりうる700MHz帯の3MHzシステムの検討が開始されたことを歓迎いたします。総務省における技術検討には、当社も参加予定であり、議論にしっかりと貢献してまいりたいと思います。