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ドコモが有明アリーナで「高密度Wi-Fiサービス」、60席ごとに1つのAP設置

 NTTドコモは、スポーツやコンサートにおける双方向コミュニケーションなど、スタジアムやアリーナなどの施設でWi-Fiを活用した新たな体験を実現するため、8月20日に開業する有明アリーナで、インターネット接続サービス「高密度Wi-Fiサービス」を提供する。

NTTドコモ、有明アリーナで「高密度Wi-Fiサービス」を提供

 同サービスは、ドコモが推進するスマートアリーナ実現に向けた第一歩として、国内のスタジアムやアリーナで最高水準となる、60席あたりに1つのアクセスポイントを常設するという。

 ドコモは、東京都が実施した「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づく公共施設等運営事業」の公募で、2019年3月に有明アリーナの管理運営権者に、電通グループを代表企業とするコンソーシアムとして選定され、管理運営権を取得している。

 利用方法は、有明アリーナの施設内でSSID「AriakeArena-free-Wi-Fi」をタップし、dアカウントまたはSMSによる認証を完了するとインターネット接続ができるようになる。ドコモの携帯電話サービスを契約していない方も同サービスは利用可能。

 有明アリーナは、認証時に取得する属性情報やWi-Fiの利用状況などのデータを、施設の運営やマーケティングに活用し、より高い体験価値を提供する取り組みを実施する。

 今回、ドコモが同サービスを提供することで、有明アリーナの来場者は、SNSなどのインターネットがより快適に利用できるようになる。また、災害時は「00000JAPAN」の対応サービスとして同サービスを無料開放し、被災者の情報収集や安否連絡にインターネットを利用できるスポットとして提供する。