楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」が本日1日にスタート！　“0円廃止”以外に何が変わる？

料金体系

　新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の料金体系は、一言で表すならば、「旧プランにあった0円の幅を廃止したもの」となる。

　旧プランでは、1GBまでなら月額0円で利用することができたが、新プランではその幅がなくなり、0～3GBまで月額980円という料金体系になる。

　楽天モバイルがアピールしているのは、20GBを超過した場合に、100GBでも200GBでも月々3278円で利用できる点。大容量を利用するユーザーにとっての魅力は、新プランでも変わっていないと言えそうだ。

既存ユーザーの自動移行と、無料期間について

　本稿の冒頭でご紹介したとおり、旧プランを利用していたユーザーも、本日1日から新プランに自動で移行される。

　ただし、いきなり0円で使えなくなるわけではない。

　既存ユーザーは月に1GBまでの利用であれば、7月と8月は利用料が無料になり、9月と10月は利用料に相当する楽天ポイントが進呈される。

　したがって、ポイント還元によって“実質無料”で使える期間も含めると、最大で4カ月間、旧プランと同等の料金体系が維持されるしくみだ。

「かけ放題オプション」のアップグレード

　「Rakuten UN-LIMIT」の契約者向けにコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」が用意されており、同アプリを使うと国内通話が無料となる。

　同アプリを使わない場合の通話オプションとして、月額1100円で「10分（標準）通話かけ放題」が提供されていた。このオプションは、その名のとおり、1回10分以内の国内通話がかけ放題になるもの。

　「Rakuten UN-LIMIT VII」では、利用料はそのままで「15分（標準）通話かけ放題」にアップグレードされ、1回15分以内の国内通話がかけ放題になる。

　また、「15分（標準）通話かけ放題」を初めて申し込むユーザー向けに、契約日から3カ月間にわたって、無料で同オプションを利用できる特典も用意されている。

楽天市場におけるポイントアップ

　今回の新プランスタートに先立ち、「Rakuten UN-LIMIT」ユーザー向けのポイントアップキャンペーンが6月から始まっていた。

　内容は、「Rakuten UN-LIMIT」を契約していれば、楽天市場での買い物に対してポイントが＋1倍され、「ダイヤモンド会員」であればさらにポイントが＋1倍されるというもの。楽天カードなどのポイント付与とあわせると、付与されるポイント数は最大16倍になる。

　6月1日のキャンペーン開始当初は「要エントリー」とされていたが、10日にキャンペーン内容が更新され、エントリーは不要となった。キャンペーンページでは、毎月キャンペーンが開催されると案内されている。

各種特典など

　楽天グループのサービスとの連携強化として、「楽天マガジン」や「NBA Rakuten」などにおける各種特典が用意されている。

　そのほか、新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を初めて申し込むユーザー向けに楽天ポイントが還元される。

　また、Androidユーザー向けに、「YouTube Premium」が3カ月間にわたって無料で利用できる特典も用意されている。

トク得乗り換えキャンペーン

　新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」のスタートを記念したキャンペーンとして、同プランを初めて申し込んで対象のiPhoneを購入すると、最大2万4000ポイントが還元される。

　また、同プランを初めて申し込み、対象のスマートフォンなどを購入すると、最大1万9000円分お得になるキャンペーンも実施される。

キャリアメール「楽メール」の提供開始

　本日7月1日から、「Rakuten Link」において、公式メールサービス「楽メール」の提供がスタートする。

　「楽メール」では、楽天の独自ドメイン「@rakumail.jp」のメールアドレスが利用できるようになる。

　また、同サービスのリリースを記念したキャンペーンも実施される。

パートナー回線のデータチャージ値上げ

　本日7月1日から、楽天モバイルの自社サービスエリア外で用いられるKDDIのパートナー回線について、新たなデータチャージ料金が適用される。

　1GBのデータ容量追加は550円→660円、2GBは1100円→1320円、3GBは1650円→1980円、4GBは2200円→2640円、5GBは2750円→3300円となり、従来との比較でそれぞれ価格が上がった。