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ドコモ「AQUOS R7」、5Gの「n28」への対応は?

 NTTドコモは2日、2022年夏モデルとして発売するシャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS R7 SH-52C」「AQUOS wish2 SH-51C」について、対応周波数の一部を訂正した。

 このうち、「AQUOS R7 SH-52C」に関して、シャープのWebサイトに掲出されている「AQUOS R7」のスペックシートを編集部で確認した。すると、5Gの対応バンドにおける差異として、シャープでは、n28対応としつつ、本稿執筆時点でドコモの「AQUOS R7 SH-52C」の対応周波数に、n28は含まれていない。

シャープ「AQUOS R7」公式サイトより

 このn28は、700MHz帯を指す。同周波数帯については、ドコモでは5Gへの転用を進める方針を示しており、転用はこの春から始まっている。

 シャープでは、ハードウェアとしてのスペックをWebサイトに掲出しているとのことで、5月9日に開催されたシャープの発表会では、「ドコモ版とソフトバンク版で、対応周波数に違いはない」ことが明らかにされた。ソフトバンクでは、5月の発表時に、「AQUOS R7」がn28をサポートすると案内済みだ。

 こうしたことから、現時点で、ドコモ版の対応周波数に含まれていない「n28」は、今後、ドコモがn28での5Gサービスを始めることで、「AQUOS R7 SH-52C」の対応周波数として案内されるとみられる。