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ドコモの既存周波数、5Gへの転用計画が認定される

 総務省は、NTTドコモが申請していた既存周波数の5Gへの転用を認めたと発表した。

 ドコモが申請していた計画は、第3.9世代(3.9G)用と第4世代(4G)用の周波数を5Gで活用するもの。具体的にどの帯域を5Gで用いるか、ドコモ広報では「総務省の資料では700MHz帯、3.4GHz帯となっているが、それ以上は開示を控える」としている。また具体的な転用の開始時期も非開示とのこと。

 ドコモでは、2020年春の5G開始以来、一貫して、5G用に割り当てられた周波数のみで5Gエリアの構築に取り組んできた。一方、競合他社では、既存周波数の5Gへの転用を積極的に進めている。既存周波数での5Gサービスは、5G専用の帯域と比べ、狭い(少ない)ため、通信速度が5G専用のものと比べ遅くなることが一般的。ただし、5G専用よりもエリアを広げやすい。

 他社よりも出遅れる格好となっているが、ドコモでは、転用そのものは否定していないが、既存周波数を5Gへ切り替えると、5G非対応の端末を使うユーザーが多い場合、影響も出るとして、慎重に進める姿勢を示していた。