レビュー

「AQUOS R7」と「AQUOS wish2」ハンズオンレポート

 シャープは9日、最新型のAndroidスマートフォン「AQUOS R7」を発表した。本稿では本体の外観などを写真でお届けする。

AQUOS R7

 AQUOS R7はシャープ製の最新型Androidスマートフォン。新開発の1インチセンサーを搭載するカメラや「Pro IGZO OLED」ディスプレイ、さらに高速な5G通信に対応するといった特長を持つ。

 9日の製品発表段階では、NTTドコモとソフトバンクの2社から発売されることが発表されている。

 カラーバリエーションは、シルバーとブラックの2色展開。表面はしっとりとした肌触りで、指紋がつきにくい仕上げとなっている。どちらもラメが入った塗装でブラックの方が本体を傾けると、よりラメによるキラキラ感が目立ちやすい。

 AQUOS R6とは異なり、側面も含めてフラットなデザインとなっており、NFCはやや下に配置されている。

 電源ボタンと音量キーは前モデルよりも下に位置しており、ボタン自体が大型化していることもあり片手で操作しても押しやすいと感じられた。Google アシスタントを呼び出せる専用キーは廃止された。

 本体の大きさや重さは現時点では測定中とされているが、手にした感覚としては重厚感があり、プレミアムモデルらしさを感じられる。

 AQUOS R5Gでは1000nitだったというディスプレイの最高輝度は2000nitと倍増。有機ELらしく引き締まった黒色が美しい。

 また、低画質な映像でもAIにより補完して鮮やかに楽しめる「AI超解像」などはDRMがかかっているコンテンツでなければ、YouTubeやストレージ内の動画など多くのコンテンツで楽しめるという。

 カメラは、前モデルから引き続き1インチセンサーを搭載。ただしセンサーは流用ではなく、AQUOS R7用に新たなものを採用している。全画素Octa PD AFに対応しており、AQUOS R6の2倍以上のオートフォーカス速度を実現した。

 カメラで人や動物を捉えると自動で認識、その後も自動で追尾し続けることが可能。デモでは被写体が隠れて見失っても、瞬時にまた追尾する様子を確かめられた。急に動きだすペットや子供の撮影などにはうってつけかもしれない。

 複数の目標を捉えている場合は、被写体の場所や大きさなどから自動的にユーザーが撮影しようとしているものを判断して追尾する。自動で認識が可能なのは、人か動物に限られるが任意の被写体をタップすることで、クルマなども追尾できるという。

 AQUOS R6では、カメラ専用によく見られる3:2のアスペクト比のセンサーとされていたが、AQUOS R7では、4:3となっている。これは、Octa PD AFやQuad Bayer Codingなどよりスマートフォン向けの機能を充実させたモバイル機器向けのセンサーのためとしている。

 独ライカとの協業は今回も継続。反射を60%低減したというズミクロンレンズの共同開発も実施。AQUOS R7の実機を用いてライカのカメラの写真と比較するなどのテストの末に完成したという。

AQUOS wish2

 AQUOS wish2は、AQUOSシリーズの中でもエントリーモデルを担うシリーズ。2021年に発売されたクアルコム製の「Snapdragon 480 5G」を搭載する「AQUOS wish」を同じくクアルコム製の「Snapdragon 695 5G」に変更したモデルとなる。

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