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ソフトバンク、低コストかつ容易に5Gの特徴を活かす技術「SRv6 MUP」を開発

 ソフトバンクは、MECやネットワークスライシングを低コストで容易に実現する技術「SRv6 MUP」の開発に成功した。

 開発の背景として、従来のモバイルネットワーク環境では、MECやネットワークスライシングなど5Gの特徴を活かすには、高価なUPF(User Plane Function)を大量に導入する必要があり、導入コストと運用コストが課題となっていたことを指摘。「SRv6 MUP」は、それらの課題を解決するために開発されたという。

 また、特徴として、「SRv6 MUP」は既存のIP伝送路技術「SRv6」にMUP(Mobile User Plane)の能力を拡張した技術であるため、2019年から商用ネットワークとして展開しているSRv6のネットワークとの親和性が高いことをアピールしている。

 プレスリリースでは、ソフトバンクの専務執行役員兼CTOの佃英幸氏のコメントや開発に携わった関係者のコメントが紹介されている。

 ソフトバンクは、現在開催中のモバイル通信展示会「MWC Barcelona 2022」におけるIntel CorporationとVMware, Incの各展示ブースで、「SRv6 MUP」を活用したPoC(Proof of Concept、概念検証)のデモンストレーションを公開している。