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LINEのトークルームで予定管理できる「LINEカレンダー」3月リリース、一足早く体験してきた

LINEのトークルームで予定管理できる「LINEカレンダー」3月リリース

 LINEヤフーは26日、SNSアプリ「LINE」内に、トークルームと連携したカレンダー機能「LINEカレンダー」を3月に提供すると発表した。トークルームでの食事や飲み会などの約束を、トークルーム内のカレンダーに予定として作成でき、トークルーム内のユーザーと予定を共有できるようになるほか、参加予定者にはリマインドする機能も用意されている。

 今回は、リリースに先立ちカレンダー機能に触れる機会を得られたので、基本的な機能を中心にご紹介していく。

トークルーム内が基本のカレンダー機能

 LINEカレンダーでは、トークルーム内のカレンダーとユーザーだけが見られるプライベートのカレンダーが用意されている。プライベートのカレンダー機能は、他社のそれと大きく変わらないが、トークルーム内のカレンダーは、トークルームとの連携を基本とした仕様になっており、LINEカレンダーの特徴ともいえる。

 たとえば、トークルーム内で「3月9日に食事会をしよう!」とメッセージを送ると、「3月9日」の部分にリンクが自動で生成される。それをタップすると、3月9日の予定作成画面にジャンプし、タイトルや時間を入力するだけで、そのトークルームのカレンダーに予定として作成できる。予定を作成すると、トークルーム内で通知され、デフォルトでトークルーム内全員が参加者に追加される。

 ユーザーは、その予定に対して出席か欠席かを設定することができる。出席するユーザーについては、イベントの1時間前または1日前にLINEのシステムからリマインドの通知が送信される。

 LINEアプリでは、これらのトークルーム内の予定とプライベートの予定をまとめて表示できる画面を用意している。たとえば、複数のトークルームで予定があれば、それらをまとめて表示できるので、予定のダブルブッキングを防げる。直近の予定であれば、「友だち」タブの画面からも自身の予定を確認できる。

日付を入力するとリンクが自動生成。タップするとカレンダーの予定を立てる画面にジャンプする
予定を立てると、トークルームに予定を立てた旨が投稿される
予定は、カレンダー画面から確認できる。プライベートの予定や複数のトークルームの予定も一元管理できる
友だちタブでは、直近の予定を確認できる
リマインドは、LINEのシステムから自動で通知されるしくみ
予定の立て方は、ほかにもトークルームのメニューや投稿を長押しする方法でも可能
LINEのサービス一覧からもカレンダーにアクセスできる(かなり下の方)

日付の自動リンクは、iPhone/Androidで差

 予定は、先述のトークルームの日付リンク以外にも、トークルームのメニューや投稿を長押しで表示されるメニューからも作成できる。

 自動で生成される日付リンクは「3月9日」といった形式以外にも「3月9日10時」と入力があれば、3月9日10時から始まる予定を作成できる。ただし、「3/9」や「三月九日」といった形式は、リンクが生成されるものとされないものがある。担当者は、OSの仕様の違いが理由だとしている。

OSによる表示の違い(左はiOS、右はAndroid)

Yahoo!カレンダーアプリからリニューアル、7月の予定

 7月には、既存のYahoo!カレンダーアプリがリニューアルされ、「LINEカレンダー」アプリとして提供される。LINEカレンダーを補う機能になるといい、ウィジェット機能やデザインのカスタマイズ機能、LINEカレンダーアプリからのプッシュ通知などの機能が利用できるようになる。

 Yahoo!カレンダーの予定も確認できるようになるといい、LINEとヤフーのアカウントを連携させれば、新生LINEカレンダーアプリで確認できるようになる。

 なお、3月のリリース時点では、他社カレンダーとの連携機能は備えていない。トークルーム内の日程調整機能やLINE上のさまざまな情報との連携については、今後の課題としており、ニーズに合わせてこれらの機能は順次導入するとしている。

LINEの利用目的で「約束や予定を立てる」が上位に

 LINEヤフー LINEドメイン メッセンジャーSBUの大原香織氏は、LINEでのコミュニケーションで「誰かと会う約束をしたり予定を立てたりする」利用が上位に挙げられる傾向があると指摘する。

 一方で、LINEで予定を立てる相談をしても、結局ほかのカレンダーアプリやユーザーの手帳で管理することになり、予定を「立てる場所」と「管理する場所」が別になっている課題があったとコメント。予定を忘れないようにしたり、相手が予定を忘れないようにする気遣いが発生してしまっていたと話す。

 また、予定を管理するために予定共有アプリを導入するとなった場合、新たなアプリを設定してもらうことはハードルが高い。すでに利用しているLINEアプリに機能として備えることで、導入へのハードルが低くなる。リマインダーの通知も「LINEアプリなら通知を許可していることも多い」と、大原氏はLINEアプリ内で導入する意義を語る。

 なお、スケジュール管理という面では、すでにトークルーム内で日程調整できる機能が備えられている。それとの棲み分けについては「3月のリリース時点ではそれぞれ独立した機能」と説明。リリース時点では横断して利用できないが、今後類似する機能は統合していくとしている。

 LINEカレンダーのデータは、同社のサーバーで管理される。カレンダーの内容は、LINEカレンダーの機能以外で利用することはないとしている。いわゆるクラウド上でのサービスとなるが、3月のリリース時点ではLINEアプリ内からのみ利用でき、パソコンやWebブラウザからの利用はできない。