ニュース

日経新聞「KDDIがイーロン・マスク氏のスペースXと提携」報道、KDDIは「当社が発表したものではない」

 10日夕、日経新聞が「KDDIがイーロン・マスク氏率いるスペースX社と提携」と報じた。これにKDDIは「当社が発表したものではない、コメントは差し控える」としている。

  スペースXでは複数の通信衛星を打ち上げ、地球規模でのエリア整備を進める計画を掲げている。

 これまで地上に基地局を設置してサービスエリアの拡充が図られてきた携帯電話の通信サービス。その一方で、グーグルやソフトバンクなどが成層圏で基地局機能を持つ航空機の開発を進めたり、楽天モバイルが低軌道衛星を活用する方針を表明したりするなど、「空からの通信エリア構築」を現実にする動きがここ数年続いている。次世代の通信規格(Beyond 5G、いわゆる6G)では、その目指す姿のひとつとして高高度の空、あるいは宇宙からの通信サービスの提供が描かれている。

 総務省でも「衛星通信システム委員会」の作業部会などで、そうした技術の検証が進められており、たとえば2020年に開催された作業部会では、スペースXのStarlink計画にKDDIが協力している。