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総務省、2030年代の「Beyond 5G」(6G)に向けたロードマップを公表

 総務省は6月30日、5Gの次の世代にあたる「Beyond 5G」(いわゆる6G)の導入が見込まれる2030年代の社会に求められる技術や政策の方向性などを取りまとめた「Beyond 5G推進戦略 -6Gへのロードマップ-」を公表した。

 同ロードマップは、総務省で2020年1月から開催されていた「Beyond 5G推進戦略懇談会」において、Beyond 5Gの導入が見込まれる2030年代の通信インフラに期待されることや、それを実現するための政策の方向性などについて検討した「Beyond 5G推進戦略骨子」をもとに取りまとめたもの。

Beyond 5G推進戦略の全体像

 2030年代に目指すべきBeyond 5Gの姿として、5Gの特徴的機能である「超高速・大容量」「超低遅延」「超多数同時接続」のさらなる高度化と、新たに「自律性」「拡張性」「超安全・信頼性」「超低消費電力」の4つの機能が必要であると示した。

Beyond 5Gに求められる機能など

 Beyond 5Gを実現し、日本がグローバル市場でBeyond 5Gの研究開発の一角を担う存在となるために、「グローバル・ファースト」「イノベーションを生み出すエコシステムの構築」「リソースの集中的投入」という3つの基本方針を掲げている。

 また、今回公表したロードマップを産学官で連携して推進するため、「Beyond 5G推進コンソーシアム(仮称)」を設置する。同コンソーシアムにおいて、具体的な取り組みを産学官で共有するとともに、国内外の企業や大学などによる新規の実証プロジェクトの立ち上げ支援などを実施していく。