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テレビ局と5Gの周波数共用、武田総務相「年度内に実用化」

 武田 良太総務相は、20日の大臣会見において、「テレビ局の中継用電波と5G通信の周波数共用」について、年度末の実用化に向け取り組んでいることを明らかにした。

 武田総務相は、「5Gが普及するにつれて周波数が逼迫する状況となり、さらなる周波数の確保が必要となり効率的な利用に取り組んでいくことが必要」との考えから、「ダイナミック周波数共用システム」の実用化に取り組んでいるとコメント。

 「ダイナミック周波数共用システム」は、既存の無線システムが利用していない地域や時間帯に、ほかの用途で同一周波数を使用するもの。2020年11月に発表された「周波数再編アクションプラン(令和2年度第2次改定版)」でも触れられており、2021年度までにシステムを構築するとしていた。

 今回、2.3GHz帯を供用により5Gで利用可能にする技術基準案を16日に公表し、意見募集を開始した。

 今後、年度末の実用化に向け取り組んでいくとしている。