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ドコモの「ahamo」は100万契約に、店頭有償サポートは「ユーザーのデジタル化を手伝う」

 NTTドコモの新料金プラン「ahamo」が4月末時点で100万契約に達した。5月12日の決算説明会で、井伊基之社長が明らかにした。

 事前エントリーは250万件あったという「ahamo」は、3月26日の開始から1カ月強で100万契約に達した。

 井伊社長は、既存のドコモユーザーからの乗り換えが多い、としつつも、新規契約や他社からの乗り換えがないわけでもない、と説明。

 たとえば4月から1GBまで無料という料金を出した楽天モバイルに関連しても「楽天モバイルに移行した人も、一定程度戻ってきている」と述べ、これまで中容量の料金プランがなかったドコモにとって、一定の効果があると評価した。

ahamoでの店頭有償サポートについて

 4月22日から提供されている店頭での、ahamo申込み方法などの有償サポートについて、井伊社長は「非常にニーズが幅広くあった。当初はオンライン限定としたが、ドコモ側だけがデジタル化し、お客さまのデジタル化への移行を無視して、『できない人は契約しなくていいですよ』という考え方はよくない」と有償サポート提供の背景を解説する。

 その上で井伊社長は、あくまでサポートであり、手続きはユーザー自身の手で進める形態であるとして、ユーザーが経験を積むことで、「今後対応していただける、その入り口になるかと思ってサポートを提供している。ahamoのスペックはデジタル・ネイティブ向けで、オンライン限定であることは変えていない。ユーザー側のデジタル化をお手伝いする、というのが一番の要諦」とした。

井伊社長(中央)