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「Pokémon GO」で被災地のお店を訪れる、「Ingress」で現地を探訪する――ナイアンティックが「東北の思い出・お店再発見プログラム」

 ナイアンティックは、東日本大震災から10年となったことを受けて、「Niantic 東北の思い出・お店再発見プログラム」を実施する。

 同プログラムでは、岩手県、宮城県、福島県の店舗各100店を募り、6カ月間、無料でナイアンティックのゲームにPokémon GOのスポットとして登場できるようになる。具体的には、各地の自治体と連携して進めていく。

被災地とのつながりを重視してきたナイアンティック

 震災から3年後、2014年5月に、ナイアンティックは日本で始めて、現実世界を舞台にしたスマートフォンゲーム「Ingress」の世界イベント(ゲーム内ではアノマリーと呼ばれるもの)を開催した。

 東日本大震災でもっとも多くの犠牲者を記録した石巻を舞台にしたイベントで、ナイアンティックは当時、グーグル社内のスタートアップとして、現地の団体と協力してイベントを実現させた。翌2015年6月にもより大規模になったイベントが開催された。

 2016年には、Pokémon GOと東北三県および熊本県がコラボして観光施策に取り組むことが発表され、イベントも実施された。

 ナイアンティックの日本語ブログでは、現在も岩手、宮城、福島の各県にある、被災地周辺のゲーム内スポットを紹介。「Nianticはこれからも提供しているサービスを通して東北を支援してまいります。皆さんとまた一緒に歩いて冒険を楽しめる日が1日も早く戻ってきますように。」と今後も支援を続ける姿勢を示している。