スタパ齋藤のApple野郎

Ventura→SonomaへのmacOSアップデートで、“気持ち悪い不具合”がスカッと解消!!!

 ケータイ Watchにて「Apple Musicの再生が止まったり、アルバムが選択できなくなったりするという不具合が、OSアップデートで解決した」という記事を読んだ。iPadOSのアップデートでApple Musicの動作が正常化したそうだ。

 あー、そういうコトもあるのか。って、あるよなきっと。

 ……ということは、もしかして俺のmacOS上の不具合も、macOSバージョンアップとかで解消したりする? と思った。

 俺の場合、つい最近まで、ひとつ前のバージョンのmacOSである「macOS Ventura」を使っていた。最新のmacOS「macOS Sonoma」は2023年9月27日(日本時間)にリリースされたが、なーんとなく「ヤな予感」がして、すぐにはバージョンアップしなかった。

 この「ヤな予感」はSonoma自体がヤバそうってよりも、2023年9月27日以降に「仕事が忙しくなるかも」という予想からきたもの。そのタイミングでmacOSをバージョンアップしてトラブルが発生したら、仕事の進捗がかなりヤバいかも、というコトですな。

 なのでその後ずっとSonomaにバージョンアップせず、ひとつ前のVenturaを使い続けていた。そして上記リンクの記事を読んだ数日後に、やっとSonomaにバージョンアップ。

 Sonomaへアップデートした理由は、「バージョンアップにより現在抱えている気持ち悪い不具合が解消されるかも?」と思ったから。またそのタイミングでは仕事は通常運行で多忙ではなかったというのもある。

 そしてSonomaへアップデートした結果、その「気持ち悪い不具合」がスカッと解消されたッ!!! やったッ!!! てなわけで今回はその話をしてゆきたいッ!!!

気持ち悪い不具合その1、「Google検索が不気味に滲む」

 ひとつ目の不具合は、WebブラウザSafariでGoogle検索を使うと、フォントが不気味な感じに滲んだりすること。検索をした直後はそうならないことがあるが、そのままタブを切り換えたりスクロールしていると、ナゼかいつの間にか滲んでいたりする。検索直後から滲んでいることもあったと記憶している。実際のスクリーンショットをご覧あれ。

滑り止め作業手袋のショーワグローブ「マイクログリップ」スゲくいいな〜と思い詳細を調べようとSafariを使ってGoogle検索。通常はこんな表示になる。
ところが、通常表示からこんな表示になったり、いきなりこの表示になったりする。文字の一部が滲んだような不気味な雰囲気で表示されている。
滲んだ文字を拡大した様子(余計な表示をカットするなどして編集済み)。ナニコレ? 怖っ!

 もしかして部分的にフォントが入れ替わったりしてる? こういう不気味フォント持ってたっけ? と思って調べた。

Font Bookアプリを使って使用中のフォントを見てみた。だが滲んだような不気味フォントは見つからなかった。

 なにが原因なのだろう? いろいろ試した結果、これはSafariだけで起きる現象のようだった。Safariのバグ? ネットで同様の現象を調べてみたものの、この現象が起きているという声は見つけられなかった。

 その後、この文字滲み不気味ホラー&アダムス・ファミリー現象はエスカレート。毎日たっぷり起きる「ああいつものアレね」という茶飯事現象になった。

またかよ。
見慣れるとなかなか味があってイイかもしれない。

 結局、Sonomaにバージョンアップしたらスカッと解消。もうあの文字滲み不気味暗黒ホラー&死神テラー&アダムス・ファミリー&地獄から来た死と惨劇のエクソシスト・フォント現象は見られなくなった。……ちょっと残念、かも、しれない。

気持ち悪い不具合その2、「ポートレート写真が編集不可能」

 iPhoneで撮れる「ポートレート写真」。撮影後に背景のボケ味などを調整できるコンピュテーショナルフォトグラフィー技術による写真だ。iCloud経由でiPhoneの写真とMacの写真を同期していれば、iPhoneで撮ったポートレート写真をMacの写真アプリで調整できる。

 だが、俺のMacではあるときからソレができなくなってしまった。macOS Sonomaの前の、Venturaのとき。

 結局、Sonomaにアップグレードしたらこの問題は解決……したが、ほかの問題……かもしれない現象が起き、なんかスッキリしない。ともあれ、まずはVenturaのときどうだったかのスクリーンショットを。

Macの写真アプリのサムネイル表示。iPhoneで撮った写真が表示されており、サムネイル左上に「ポートレート」という文字があれば、その写真の背景ボケ味などを調整できる。
1枚表示にした様子。この場合も左上に「ポートレート」の文字があれば、コンピュテーショナルフォトグラフィーによりボケ味や光の当たり方などを調整できる。調整方法は、画面右上の「編集」をクリックし、編集モードに移行する。
編集モードに入ると、画面右側の調整ツールの最上段に「ポートレート」という項目が現れるのが正常。俺の環境だとソレが現れないのであった。

 俺のMacの写真アプリにはポートレート写真編集機能がナイ! のであった。せっかくiPhone 15から猫を自動認識して自動ポートレート猫写真が撮れるようになったのに!

 でもまあ、iPhone上ならこれまでどおりポートレート写真編集を行える。iPhone上で行えば、すぐそれがMacの写真アプリにも適用されるので、大きな問題ではなかった。

 そしてSonomaにアップグレードしたら、Macの写真アプリでもポートレート写真の編集ができるようになった。この部分は正常に戻った。

Sonomaにアップグレード後、ポートレート写真を編集モードで扱うと、画面右側の調整ツールの最上段に「ポートレート」という項目が現れた。画面下には明るさ調整機能のアイコンも現れ、使用できるようになった。

 だが別の箇所に問題発生。Macの写真アプリのサムネイル表示に「ポートレート」の文字が表示されなくなった。あらーんコレは不便かも〜。

Sonomaにアップグレード後、Macの写真アプリのサムネイル表示には「ポートレート」の文字が表示されなくなってしまった。
こちらはSonomaの前のVenturaのとき表示。ポートレート写真だと即わかるよう、サムネイル上に「ポートレート」の文字があった。

 一難去ってまた一難……かな? なの? もしかすると、サムネイル上の「ポートレート」という文字列、あえて無くしちゃったのかもしれない。これが正しい仕様なのかも。

 また、ポートレート写真は、写真アプリの「メディアタイプ」で「ポートレート」を選べば見つけられるので、サムネイル上に「ポートレート」表示がなくても全然困らないのであった。

 それと、話が少し逸れるが、2023年くらい以降、「Apple Musicで日本語の曲名・アーティスト名が英語表記になる」という問題に遭遇していない。いつの間にか直った?

 というわけで、Apple Musicの件は、いつの間にやら一件落着。現在はApple Musicにイラついていない俺なのであった。

 ともあれ、OSのアップデートとかアップグレード、使っているアプリや使用状況によってはアップデートやアップグレードで生じるリスクもあるが、俺的にはやっぱりマメにやってゆきたいッ!!! とか思った次第である。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。