スタパ齋藤のApple野郎

Apple Watch用アクセサリー、「買うな」&「買い」考察

コレはダメ!!! 俺的に絶対オススメしないアクセサリー

 そろそろ新生活の季節。入学、引っ越し、転勤等々、新しい生活の準備をしている方が少なくないと思う。

 ので、この時期に話題になりがちなアップル製品こと「Apple Watch」(アップルウォッチ)のネタなんぞを。でもApple Watch本体はいろいろな媒体でレビューされまくっているので、Apple Watch用のアクセサリー関連ネタで行きたい。

 俺の場合、去年の梅雨前あたりからApple Watch Series 4を使い始めたが、モノ好きなのでApple Watch用アクセサリーもアレコレ購入して使ってきた。その中には優良なものもあるし、全然役立たなかったものもけっこうある。

 ということで、これまでに購入&使用したアクセサリーをご紹介。単に紹介するのではなく、「コレは良かった」「これは微妙」「こういうアクセサリーはやめといたほうが……」という切り口で書いてみたい。

 で、まずは「実際に購入して全然ダメだったアクセサリー」について。……新生活でApple Watchを買うと、ついテンション上ってアクセサリーもイロイロ買っちゃいますな? そこで失敗しないために、俺的に「コレは買わないほうがいいかも〜」的なアクセサリーを先に述べちゃいますヨ、と。

 総じてダメだったのが“Apple Watchの画面を覆うタイプの本体保護グッズ”である。具体的には透明TPU製保護カバーとかガラス系スクリーンプロテクターの類。

 透明のTPU製保護カバーは、Apple Watch全体をカバーしつつ画面表示を妨げず、Apple Watchのデザインも損ねにくいので、わりと理想的なApple Watchプロテクターだ。実際、装着直後は違和感なく使えたりしてイイ感じ。だが、状況や場合によってApple Watchを非常に使いにくくしてしまう。

 俺の経験では、夏場に汗をかいたりした時、急にApple Watchの反応が悪くなった。たとえばパスキーの入力が誤入力だらけになるし、タップ操作に反応したりしなかったりするように。後に、原因はTPU製保護カバーとApple Watch画面の間に水分が入ることだと判明。腕に汗をかいて知らぬ間にカバーと画面の間に水分が浸透して上記のような誤入力を伴う反応の悪さが生じてしまうようだ。

 原因が汗によるものと気づくまでにけっこう時間がかかった。「あれ〜このカバー不良品なのかな〜」と別のブランドのカバーを買ってみたりした。しかし、このタイプのカバーだと、どのブランドの製品でも汗で問題が起きてしまった。

 画面だけを保護するガラス系の硬質なスクリーンプロテクターも、この問題を起こした。数種類買ったがみんなそうだった。でもプロテクターと画面の間に水が染み込んでいるようには見えないのだが……ともあれ問題が起きた。

 というわけで、画面を覆うタイプの本体カバーや硬質の画面プロテクターの類は、俺としては全然オススメしない。

 なお、画面の傷つきを防ぐなら、後述の“画面にペタリと貼り付ける薄く密着性の高い画面保護フィルム”がいいと思う。このタイプの画面保護アクセサリーでは、上記のような問題は経験していない。

コレは微妙……まあ好き好きですな

 Apple Watchは非常に滑らかで美しい仕上げのスマートウォッチ。なので「なるべく傷を付けたくない!」ということで前出のようなプロテクター類を使いたくなるわけですな。俺もそうで、「どうせならApple Watchを完璧に守りたい」と考えて、かなりゴツめのプロテクターを購入したことがある。

 ゴッツいでしょ〜。ネット通販ではこういうゴツいプロテクターもけっこう売られていて、選ぶのが楽しかったりもする。また、性能的には上々で、完全防水だったり、画面やその周辺がガッチリ保護されたり。プロテクター内に水分が入ることもないので、水の侵入による問題も起きなかった。

 しかし、問題は、Apple Watchの美しさが完全に損なわれてしまうこと。見栄えは……まあ好き好きだが、ん〜、メーカー不明のパチもんスマートウォッチみたいな外観になるような……。

 やっぱりApple Watchはハダカで使うのがいちばんキレイだわ〜ゴツいプロテクターは微妙だわ〜、とか思っちゃう俺。なんかこういうプロテクターってアレすかね、スポーツカーとかに独自カスタマイズを加えまくりで本人だけ「くぅ〜カッコイイ!」と思ってるけど周囲は「……」みたいな感じスかね? まあ機能本位で選ぶならいいですな。人それぞれ好き好きで。

コレはイイ♪ 無難に買えるのはこのカテゴリー

 最後に、イイというか、無難にオススメできるアクセサリー類を。フツーにオススメなのはバンド類。現在はサードパーティ品もバリエーションが豊富で品質もかなり高くなっている。バンドを手軽に換えられるのがApple Watchの魅力のひとつでもあるので、気分やシチュエーションに応じてどんどんバンド交換をしよう。

 俺的に好みなのは、金属 メッシュのミラネーゼタイプ、それから汗でベタつきにくいシリコン製の穴あきタイプ。あとシチュエーションを問わずに使えるナイロン系あたり。

 それと、Apple Watchの“バンド交換用アダプター”の類を使えば、市販の腕時計用バンドをApple Watchに装着することもできる。このテのアダプター、以前は海外通販で入手する必要があったりしたが、現在では日本のネット通販でも手軽に買えるようになった。

 あと、きっと欲しくなるのがApple Watch用のモバイルバッテリー。けっこう電池消耗するんスよApple Watch。まあ2日連続では保たない感じ。出先でも充電したくなる。

 Apple Watchの充電方法は独自のもので、モバイルで充電しようとすると一般的なモバイルバッテリーと専用のApple Watch磁気充電ケーブルが必要になる。ちょっと手間がかかるわけだが、Apple Watch対応のモバイルバッテリーがあれば専用充電ケーブルは不要。手軽にモバイル充電できる。

 俺的にオススメなのはベルキン「Apple Watch+iPhone用Valet Charger Power Pack 6700 mAh」。普通のモバイルバッテリーとして使えて、さらにApple Watchにも対応している。Apple WatchとiPhoneを同時に充電できたりもする。

 それから、Apple Watchってあ〜んがいスッキリと使える充電器が少ない気がする。磁力で吸着して無接点充電する充電器が多いが、Apple Watchが充電器からズレて充電に失敗したり、安定的に使えるけど場所を取ったり。なかなかイイ感じで使える充電器がないような。

 そこでちょとオススメなのが、コレ。最初はジョークグッズ的なものと思って買ったMacintoshデザインの充電スタンドだが、これがかなりイイ♪

 重めで安定感があり、Apple Watchの出し入れもスムーズで、充電器からApple Watchがズレて充電失敗なんてこともナイ。意外なほど使い勝手が良好なのである。さらに外見的にカワイくていいですな♪

 もうひとつ、Apple Watchの側面を中心に保護するバンパー的なプロテクターの類。プロテクターでありつつ、Apple Watchのデザインにちょっと味付けできるというカテゴリーだ。

 これを使うと、最も傷つきやすいApple Watchの側面金属部を保護できつつ、画面保護にもまずまずつながる。そして装着したことによる誤操作や誤反応も出ない。もちろんプロテクター装着状態でも充電可能。上のMacintoshデザインの充電スタンドにも収まったりする。

 あとは保護フィルム。最初に出てきたTPU系の保護カバーで誤操作問題が起きたので、心情的には「Apple Watch画面に何か貼るのはよろしくない」と考えていたのだが、最近よくある“ペタリと貼るタイプの極薄柔軟保護フィルム”なら大丈夫なようだ。実際このタイプの保護フィルムを貼っていても汗による問題が起きていない。

 なおこの“ペタリと貼るタイプの極薄柔軟保護フィルム”、貼ったかどうかが一見まるでわからない。使い続けるとフィルム表面に傷がついたりしてわかるようになるが、存在感が非常に希薄。でも保護効果は十分ある。上の写真はそのフィルムを貼った状態なのだが、よ〜く見ても存在がわからないレベルなのだ。

 てな感じのApple Watch用アクセサリーいろいろ。Apple Watch購入後の“アクセサリー萌え状態”がより楽しくなれば幸いである。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。