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Apple Watchに競争やトランシーバー機能など追加へ、今秋提供「watchOS 5」

 Appleは、Apple Watch向けの新しいOS「watchOS 5」を今秋に提供する。アクティビティで競争する機能や、自動のワークアウト検出機能、トランシーバー機能など、さまざまな機能が追加される。

 watchOS 5では新たに、ほかのApple Watchのユーザーを誘い、アクティビティの競争に挑める機能が提供される。また、人気のワークアウトは、動きから自動で検出し開始時間にさかのぼって成果が加算される。ワークアウトにはヨガとハイキングも追加される。ランニング機能では新しいケイデンス計測値や屋外ランニング時のペースアラーム、直前1マイルの走行ペースを確認できる機能などが追加される。

 コミュニケーション機能としてトランシーバー機能が提供され、手首をタップするだけで、Apple Watchのユーザー同士で連絡を取り合うことが可能になる。なお同機能は中国、アラブ首長国連邦、パキスタンでは利用できない。

 Podcastアプリケーションが提供され聴取やエピソードの同期が可能。仕様としてはApple Watchだけでのオフライン再生も可能になる。

 Siriもアップデートされ、Siriの文字盤にはユーザーの嗜好を反映したショートカットが表示される。

 通知は、サードパーティ製アプリの通知にもコントロール機能が追加され、アプリを開くことなく簡単な操作が可能になる。

 米国の一部の大学では、Apple Watchを学生用IDカードの代わりに使える機能が提供される。

 「watchOS 5」の対象モデルはApple Watch Series 1(2016年9月発売)~で、初期のApple Watchは対象外になる。また、同時期に提供される最新のOS「iOS 12」をインストールしたiOSデバイスが必要。

 このほかLGBTQ支援を目的とした新しい文字盤の提供やナイロンバンドの販売を行う。夏向けとして、マリングリーン、ピーチ、スカイブルーのバンドも発表されている。