みんなのケータイ
シェアバイクとApple Watchの相性が良い
【Apple Watch Series 4】
2019年10月17日 06:00
過去にみんなのケータイでもご紹介した通り、自転車に乗っているとパンツ(ズボン)のポケットからスマートフォンをポロリと落としてしまう機会が何度かありました。
時には、スマートフォンの背面を破損させてしまったり、またある時はスマートフォンの落下にしばらく気付かずに走行してしまい、暗くなった街中をウロウロとスマートフォンを探したりと、自転車で走行中にスマートフォンを落下させた経験が何度かあります。
この経験をしてからは、自転車を運転中にはスマートフォンをポケットに入れずに、運転の影響を受けて落下する心配が少ないバッグやリュックに収納することにしました。
「自転車を運転する際にはスマートフォンをカバンに収納する」というルールで面倒になるのが、ドコモ・バイクシェアなどのシェアサイクルのレンタル手続きです。
ドコモ・バイクシェアが提供するシェアサイクルは、レンタル開始に必要なコードをWebサイトから取得してレンタルを開始するほかに、FeliCaを搭載するスマートフォンなどを「会員証」として登録すると、レンタルするたび、Webサイトにアクセスすることなく、おサイフケータイなどをかざして、自転車を利用できます。
筆者はもともと、スマートフォンをシェアバイクの「会員証」として使っていたのですが、数カ月に一度のペースでスマートフォンを機種変更していると、シェアバイクサービスの「会員証」の登録作業をすっかり忘れてしまい、会員証の登録を準備している間に、ポートにあった自転車が別の利用者に持って行かれてしまう……という経験を何度か味わいました。
そこでスマートフォンよりも機種変更の頻度が低いApple Watch Series 4(cellular + Wi-Fi)に登録したSuicaを会員証として使うことに。Apple Watchは、身につけて使う製品のため「走行中はカバンに収納する」という手間も省けます。
さらに、Apple Watchは音声通話にも対応しているため、自転車の運転中に音声通話をする場合でもスマートフォンを取り出して片手に持つ必要無く、手元のApple Watchで音声通話ができます。
Apple Watchでの音声通話はスピーカーから「だだ漏れ」ですし、屋外で電話すると環境音がノイズとして入り込みますが、そういった点を割り切って「帰る前にスーパーで牛乳買ってきて」のような、家族とのコミュニケーションに使うには十分に実用的です。
反対に、もうちょっと改善されないかなぁ……と思っているのはナビ機能。自転車運転中、スマートフォンやApple Watchの画面を見ることが難しい状態でも、Apple Watchのナビがスムーズに目的地に導いてくれれば便利なのですが、Apple Watchのナビは左に曲がる際は3回、右に曲がる際は5回振動するという仕様です。
慣れてくると、振動の回数や間隔で「ここを右だな」、あるいは「ここを左だな」という具合になんとなくコツが掴めるのですが、この仕様に慣れるまでには少々時間がかかりました。
Apple Watchのナビだけを頼りに自転車を走らせていると、交差点が複雑な道では「どの道に入っていけばいいんだろう?」と迷うこともあります。
Apple Watchにはスピーカーも内蔵されているので、たとえば「○○交差点を右折して○○方面へ」という感じで、振動での通知だけでなく、音声を活かしたナビもオプションとして選べると、自転車の運転中にも使いやすいナビになりそうです。