スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

俺がiPhone 15 Pro Maxで愛用する「beak mag」が超グレイト!

 「beak(ビーク)」という3in1のスマートフォン用グッズというかツールというかアイテムがある。↓こんなの。

beakはスマートフォンの背面に貼り付けて使うアイテム。写真のようにスマートフォンホルダーになり、不使用時はフラットにたためる。ホルダーのほか、スマートフォンスタンド、スチール棚などへの吸着機能を備えている。

 で、このbeakのMagSafe対応バージョンが発売された。その名は「beak mag (ビーク・マグ)」。iPhone 15などのMagSafe対応スマートフォンで使えるほか、MagSafe対応ケースに入れたスマートフォン、MagSafe対応させるためのリングを貼ったスマートフォンやケースでも使える。直販価格は4800円。

カラーバリエーションは左から、ヤタガラス・ブラック、イーグル・アッシュ、ウグイス・グリーン。ウグイス・グリーンはたたんだ状態。

 じつはbeakをよく使う俺。beakはこのテの便利ホルダーのなかでは最も機能性が高く使いやすいアイテムだと感じている。便利なんスよbeak〜♪

 だが、使用しているbeakは端末の背面に貼るタイプで、端末をMagSafe充電するときは剥がす必要がある。ケースを別のものに交換したときもbeakを貼り直すことになる。粘着力が強く貼り剥がしもフツーにできるので問題はないのだが、でも一手間かかるのであった。

 新たに登場したbeak magはMagSafe対応。俺の場合、MagSafe対応iPhoneとMagSafe対応ケースに入れたGoogle Pixelを使っている。そしてこのbeak magを見て「なるほどbeakがMagSafeで着脱できたら便利かもなー」と軽く思った。

beak magはMagSafe対応。MagSafe対応端末やケースに容易に吸着させて使える。

 そして実際に使ってみたら……「便利かもなー」どころではなかった。スゲく便利!!! 実用的!!! 手間なく端末に対して着脱できるので、端末をMagSafe充電するときはピッと取り外せるし、beakの機能性を活かしたいときはパッと吸着可能!!! MagSafe対応となったことでbeak本来の利便を気軽に活かしまくれて予想以上にグレイトだったので、今回はbeak magをレビューしてゆきたいッ!!!

スマートフォンをホールドしやすくなる、写真を撮りやすくもなる

 まずbeak magのスマートフォンホルダーとしての機能から。なお機能は粘着式beakもMagSafe対応beak magも同じ。

 beak magは、不使用時はたたんでおける。それをスマートフォン背面に吸着させておいてもいいし、ポケットなどに入れておいてもいい。で、使用時は下端を指で軽く持ち上げるだけ。beak mag自体のマグネットどうしが吸着し、立体構造となりそのカタチを保ち続ける。

たたんだ状態のbeak magの大きさは84×60mm。厚みは約5mmでクレジットカード×5〜6枚分という感じ。重さは39g。なお、beak magには強力なマグネットがいくつも内蔵されているので、磁気カードなどからは離して使用・保管しよう。
iPhone 15 Pro Maxの背面に吸着させたbeak mag。beak magの表面を手前に引くなどすれば展開する。
指でピンと弾く程度で立体構造となり、beak mag内部のマグネットどうしの吸着でその形状が保たれる。
穴に指を通して……。
はい、スマートフォンホルダー状態に。

 beak magをスマートフォンホルダーとして使うとき、穴に通す指はユーザー次第でご自由に。俺の手とiPhone 15 Pro Maxの場合、中指を通すと親指で画面のどこでもタップできるようになる。指を通しておくと、当然ながらスマートフォンを落としにくくなる。

 ちなみにbeak magの吸着力は「強い」と感じられるレベル。MagSafe対応スマートフォンケース側の磁力も強い場合、「これなら、まず落とすことはなさそう」という安心感がある。

 指を通さずに使うのもアリだろう。beak magの立体構造は「つまみやすい」「握りやすい」ので、指を通さず立体構造を持ってのスマートフォン保持も現実的だ。

beak mag独特のホールド部。いろいろな持ちかたができる立体構造だ。
つまむなどしても持ちやすい。
スマートフォンの新しいホールドスタイル?

 ほか、スマートフォン背面にbeak magを横向きに装着してもOK。斜めでもOK。スマートフォン保持用のリングのような感覚でも使える。自由に使える。

beak magを横向きに吸着させた。穴に人差し指を通すと……。
こんなふうにスマートフォンをホールドできた。

 beak magを使ってスマートフォンをホールドすると、片手で安定的にホールドしながらその手の親指などでスマートフォンを操作できる。なので写真の片手撮りなどもより安定的に行えるようになる。また、↓こんなふうにすると横位置でも撮影も安定的に行えるようになる。

横位置撮影にbeak magを役立てるための一例。人差し指と中指を穴に入れる。
こんな感じで横位置撮影ができる。この状態で親指は自由に動かせるので、親指でシャッターボタンを押せる。

 といった感じで、ユーザーの好みで自由に使えるbeak mag。まあ粘着式のbeakもこの利便は同じなのだが、端末に対してクイックに着脱できるbeak magだと「まずiPhoneで撮ろう、次にPixelで撮ろう」というときにもbeak magの着け替えがスーパークイックで便利&実用的なのであった。

スマートフォンスタンドにもなる

 beak magはスマートフォンスタンドとしても使える。どんなスタイルで使えるかを写真で見ていこう。

beak magをスマートフォン背面に縦に装着して、縦置きのスタンドにした様子。
横置のスタンドとしても機能する。
今度はbeak magを横向きで装着。画面をかなり上に向けた横置きとなる。
スマートフォンを180°回転させると、画面が少し浮くフローティングモードになる。動画鑑賞にオススメとのこと。
フローティングモード状態で、穴に人差し指を通せば、端末を安定的に手に持ちつつ、横画面表示での動画鑑賞など を楽しめる。

 スマートフォンスタンドとしてのbeak magも、けっこうイロイロなスタイルで使える。beak magがあれば、出先デスクやカフェ、テーブルがある乗り物などで、両手をフリーにしてのスマートフォン利用がより快適になると思う。

スチール面をスマートフォン置場にできる、アタッチメントも便利

 beak magのロゴ部分付近には強力なマグネットが内蔵されている。このマグネットを使い、スマートフォンをスチール面など磁性のあるところに吸着させることができる。

丸印のあたりに強力なマグネットが内蔵されている。
冷蔵庫などに吸着できる。
もちろん縦位置でも横位置でも。
フローティングモードを使い、こういう吸着も一応はできる。のだが、ほかの吸着スタイルと比べると不安定で端末が落下する可能性があると感じられた。やらないほうがいいかもしれない。
beak magだけをマグネット吸着させて吸着保管しておくことも可能。この場合、beak magのどちらの面でも吸着可能。

 スチール面などへの端末吸着、かなり安定感が高い。こんなに小さな四角いパッドなのに……って感じ。

 また、beak magは濡れてもOKな仕様で、撥水性が高く乾燥性も良好な素材で作られているので、浴室やプールサイドでも使える。壁面に磁性があるユニットバスなどで「お風呂スマートフォン」を楽しむときにも利用できるだろう。要防水スマートフォンであるが。

 なお、beak magに使える磁性プレート的なアクセサリーも売られている。「アタッチメント」「スチール・パッド・フォー・キッチン」だ。

アタッチメントは粘着パッド式のマグネットで、貼り剥がししつつ使える。壁などに貼ればそこがスマートフォン置き場に。ただし「新品の状態で最大連続使用時間は30分〜1時間程度」としており、長時間の使用には向かないようだ。beak mag以外のものを吸着させる目的でも使える。3個入りで500円。
スチール・パッド・フォー・キッチンは一度貼ったら剥がさない(剥がしにくい)タイプのスチール板。キッチンのタイルやステンレス面など磁性のない場所に貼って使う。2枚入りで1000円。貼り直し用の粘着シートが2枚付属している。色はホワイトとシルバーがある。

 こういったアクセサリーを使えば、いろーんなトコロにbeak magをマグネット吸着させられる。つまりいろーんなトコロがスマートフォン置き場になるというわけですな。

 てな感じで、非常に活用幅の広いbeak mag。MagSafe対応ということで端末やケースに対する着脱が非常にラク。MagSafe対応端末やケースを使っているなら、ぜひbeak magを便利に活用していただきたいッ!!!

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。