スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

モバイルMagSafe充電チャーンス! 機会が増えた外出時にツカエルiPhone用ワイヤレス充電器3選!!

 2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類が「5類感染症」になった。政府が国民になにかを求めることがなくなり「感染しないように個人個人で気をつけてくださいね〜」という状態になったのは、みなさんご存知のとおり。

 しかしまあ、こんなに急に! と感じることが多い。5月8日を皮切りに人出は増えるはイベントも復活するわで、けっこう急に変わるもんですな、世の中。

1年くらい前の某公園。晴れた昼間に訪れても、だーれもいない! という状況が多かったので、自転車など大モノの撮影に好都合だったが……現在はいつも人が多くて風景が変わってしまった(というか元に戻った)。

 俺の生活にも変化があって、たとえば急に仕事が忙しくなったり。クライアント側で、これまである意味「抑えていた」あれこれが一気に緩和され、企業開催のイベントも増えている。それが仕事に結びついたりしている。いや〜お仕事いただけて感謝っス!

企業の発表会などイベントも増えたと実感している。

 あるいは、ミーティングの類もリモートより会ったほうが効率がいい(ミーティングの種類による)という人が増えたとか。病院なんかもこれまでリモート面会だったのが直接面会が可能になったり(透明ビニールシート越しだったりするが)。

取材やミーティングなどもリモートではなくリアルで行われることが増えたと感じる。

 そんな流れで俺の場合も外出する頻度が上昇。仕事関連でのリアル取材や面会ミーティングの増加と比例して外出しているが、同時にモバイルの機会も比例して増加。久々にモバイルが増え、モバイルバッテリーやUSBケーブルの携行頻度が高まったゼ、的な話は以前にも書いた。

 外出時のデジタル機材系の持ち物は、コロナ前とはあまり変わっていない。モバイルバッテリーやUSBケーブルがあれば、まあスマートフォンやタブレットは充電できるし、PCを持って行ってもACアダプターがあればいいわけだし。

泊まりがけ出張で久々に飛行機に乗るの図。ANAのCAさんはiPad miniで仕事中であらせられた。モバイルCA!

 ただ、個人的事情での出張も増えたりなんかするなか、改めてあることを感じた。モバイルでのワイヤレス充電についてだ。

 現在はMagSafeをはじめとするワイヤレス充電が大好きであり常となっている俺。しかし思い返してみれば、ワイヤレス充電を多用し始めたのは2021年2月頃のこと。新型コロナウィルスにけっこービビっていた時期だと思う。

 それから2年半くらい経って、俺のデジタル機器環境はワイヤレス充電が充実。常用のスマートフォンは全部MagSafeでのワイヤレス充電になった。

 なんでワイヤレス充電になったかと言えば、単純に便利&快適だから。マグネット吸着するだけで充電できる。スゲく手軽。一度使うと後戻りできなくなる。

 増え始めた外出や出張では、スマートフォンなどをUSBケーブルで充電していた。まあフツーに充電できるし、いろーんな場所に給電用USBポートがあるし、外出先での充電環境はとても整っている。ANA機体内には座席ごとに給電用USBポートがあったりした。そんななので、とくに深く考えず「モバイルでのUSB充電環境はコロナ禍前よりずっとよくなった」と喜んでいた。

コロナ禍前もよく使っていた外出用の「充電器キット」的なグッズ一式。USB充電はコロナ禍前も現在も変わっていないので、(中身を少しアップグレードして)このキットを再び携行するようになった。

 USB給電環境充実してるぅ〜とか喜んだ……わけだが、しかし、USBケーブルの端のコネクターをスマートフォンにチャッと挿し込んでいたのだ、出先では。どうなのコレ? と。

 家ではMagSafeで便利&快適。でも出先だとケーブル接続。なんかコレ、便利さスムーズさ快適さの落差が激しい感じ。まあ、そりゃそうなのだが。でも出先でのケーブル接続充電は、なんか俺的進行方向に対して逆行している気がして……。

 じゃあ出先でもMagSafe充電しましょう! と、モバイル&トラベルでのワイヤレス充電環境を急に整え始めた俺なのであった。てなわけで以降、モバイルでもトラベルでも使えるワイヤレス充電器をご紹介してゆきたいッ!!!

3in1の携帯用ワイヤレス充電器を「とりあえず買った」けど便利だった

 そうだよモバイルでもワイヤレス充電だろやはり! と思い始めた直後に私的出張案件が急浮上。えっ、そんな急に! でも、あの、まだ、充電器……とか考える余裕がない感じ。

 でもモバイルチャーンス! そしてモバイルMagSafe充電チャーンス!

 ということであまり深く考えず、とりあえずモバイル向けのワイヤレス充電器の「これなら大丈夫だろ」的な製品を購入した。そしたら案外よかったのでご紹介。

 買ったのはADADPUブランドの「3in1 MagSafe充電器」で、Amazonで4980円だった。なお現在は4680円になっており、さらに15%オフクーポンもあるようだ……ぐぬぬ……まあ急にだったしネ! ともあれ、写真とともに機能性や使用感を見ていこう。

ADADPUブランド「3in1 MagSafe充電器」本体。3つのワイヤレス充電パッドがつながったカタチの充電器で、MagSafe対応iPhone(およびQi対応スマートフォン)、Apple Watch、AirPodsケースなどQi充電対応デバイスを充電できる。たたむことができ、たたんだ状態でもiPhoneやAirPodsケースを充電できる。
パッケージには専用ケースやQC3.0対応USB-ACアダプターやUSB-Cケーブルが付属している。じつは「ケース付きだし最適なUSB-ACアダプターも付属してるし、とりあえずコレでいいや!」ということで、この製品を「とりあえずでもわりと安心して選べた」というわけだ。
この充電器に給電するとLEDランプが光る。けっこー明るめに光る。ので、購入当初は「うっそ〜ん、光り過ぎ〜。……やっちまったか?」と思ったが、このLEDランプを消すためのスイッチも装備されていた。使用中でもLEDランプを消灯できる。
LEDランプはMagSafe充電中であることも示し、充電中は点灯色がなだらかに変化する。ただしApple WatchやAirPodsケースが充電中でもLED色の変化はない。
3つのデバイスを同時に充電できる。AirPodsケースなどの充電は5W、Apple Watchの充電は2.5W、iPhoneなどの充電は7.5Wで行われる。付属のQC3.0対応USB-ACアダプターは18W出力で、3つのデバイスの同時充電時でも出力に余裕がある。
両端がマグネットで吸着して三角形スタイルとなる。この状態でも3つのデバイスを同時に充電できる。

 といった感じで、とりあえず買ったにしては「まとまりの良いワイヤレス充電器」だと感じられた。……なんかコレ、自宅でも使いつつ、コンセントから外してモバイル用にも使うというのにイイかも。

 ただ、ちょっと大きめで嵩張り気味。充電器本体はたたんだ状態で直径8×厚さ3.5cm程度ある。専用ケースは16×11×4cmくらい。まあでもデカいって感じではないので、十分モバイル向けだと思う。

あら小さい! そして3in1、でも同時充電は2台まで

 私的出張案件にて前出の3in1ワイヤレス充電器を使い、フツーに便利で満足した俺。とりあえず的に買ったわりには「当たり」だった感じ。なかなかイイ気分で「ほかにもイイのがあるかな?」と再度Amazonにてワイヤレス充電器をじっくりチェックし始めた途端に発見! これが正解だったのでは? みたいな製品を発見ッ!!!

 見つけたのは、KINIVAブランドの「折りたたみ 3in1 充電スタンド」。非常に良さそうだったので購入。Amazonで3,480円だったが、現在は2,958円で300円オフクーポンもあるようだ……ぐぬぬ……ぐぬぬぬー。ともあれ、写真とともに機能性や使用感を見ていこう。

KINIVAブランドの「折りたたみ 3in1 充電スタンド」は折りたたみ式の3in1充電器。たたんだ状態のサイズは7.6×6.2×1.05cmで、重さは90g。手のひらサイズでモバイルに最適なのであった。USB-Cケーブルは付属するが、USB-ACアダプターは付属しない。
iPhoneとApple Watchを同時に充電できる。iPhone用充電パッド(MagSafe対応充電器)は最大15Wの急速充電に対応。Apple Watch充電パッドは2.5W出力。出力20WのUSB-ACアダプターの使用が推奨されている。
AirPodsケースとApple Watchを同時に充電することもできる。3in1充電器ではあるが、同時に充電できるのはデバイス2つまで。
iPhoneを手に持って使いながらMagSafe充電することもできる。
Apple Watch充電パッド部を使ってMagSafe対応スタンド型充電器みたいな感じでも使える。給電しなければ単なるMagSafe対応スタンドになる。

 といった感じで、コレ、モバイル用のワイヤレス充電器としてはスゲく携帯性がよく、シンプルながらも使い勝手がナイスでありつつ、なかなか抜け目のない製品なのであった。コレとモバイルバッテリーを組み合わせて運用するのも良さそう。

 ちなみにこの製品には、USB-CプラグをUSB-Aプラグに変換するコネクターが付属していた。USB-A接続タイプのUSB-ACアダプターを、この製品に付属するUSB-C/USB-Cケーブルで使うための変換コネクターだと思われる。だが、このタイプの変換コネクターはUSB規格内での使用が想定されておらず、使い方によっては非常に危険なので、この付属品を使わないのが無難であろー。

本製品の付属品、USB-AプラグとUSB-Cレセプタクル(ジャック)を持つUSB-C/USB-A変換コネクター。両端がUSB-Aプラグのケーブルを存在させてしまったりするため、使い方によってはこの変換コネクターにより大きな危険がもたさされるかもしれニャい!

 とか大げさ気味に書いてはみたが、こういう変換アダプターを使ったら即危険って話でもない。とはいっても、確かに条件を満たしてしまうとケーブル両端から大きな電流が流れたりして超危険。

 でもたまに両端がUSB-Aのケーブルとか見かけますけどネ。汎用品ではなく特定機器の接続用とかで。けっこう混沌としてますな、USBケーブル界隈。

 しかしあのケーブルの両端をそれぞれPCにつないだりするのを想像すると……なんかやっぱりゾワゾワ感があり超危険そう。なので、両端がUB-Aのケーブルとか上記のような変換アダプターの類は使わないほうがイイですな。

あっ! コレがあった! コレもなかなかイイのダ!

 2つめの3in1ワイヤレス充電器を買ってから「あっ!」と気づいた。モバイルにも使えそうな3in1……いや自称4in1ワイヤレス充電器を持っていたのだ。詳しくは下記リンク先の記事の最後のほうに書いてあるが、スマート良品ブランドの4in1ワイヤレス充電スタンド。Amazonで4980円で買ったが、今見たら特選タイムセールで4233円であった……ぐぬぬぬー。これもまた、写真とともに機能性や使用感を見ていこう。

こんな製品。iPhone、Apple Watch、AirPodsケースを同時に充電できる。トランスペアレントでコイルが見えてカッコイイ! 二つ折りにして板状にすることもできる。
じつはほかの充電スタンドと「たまたま磁力でしっかり合体」したので、合体させてスマートフォンスタンドとして使っていた。ので、このトランスペアレントなワイヤレス充電スタンドが視野に入らず、その存在を失念していた。
iPhone 14 Pro Maxをセットした様子。MagSafe吸着力は強め。10W程度の充電ができている。
本体後方にApple WatchやAirPodsケースを充電できるパッドがある。AirPodsケースのセット位置ではQi対応スマートフォンの充電も可能。
折りたたんだサイズは12.9×6.9×1cmで、重さは260g。若干重めだがモバイルできるサイズ感だ。

 この製品の詳細は上記リンク先の記事でお読みいただきたいが、これもモバイルできるワイヤレス充電器としてはなかなか便利。自宅でも出先でも「カッコ良さ重視」で使うワイヤレス充電ステーションとして好適だと思う。
 てな感じのモバイル&トラベル向けワイヤレス充電器。どれも実用性が高く、出先でも手軽で快適なワイヤレス充電環境を利用できるようになる。まあ常時携帯というなら2番目に紹介した手のひらサイズの製品がオススメだが、ほかの製品もよくできているので、購入を考えるならじっくりチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。