スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

「Google Pixel 7 Pro」をMagSafe対応にしてゆきたいッ!!!

充電はなるべくMagSafeに統一したい、「Pixel 7 Pro」も磁力吸着充電したいぃぃー

サブ機として愛用中の「Google Pixel 7 Pro」。2022年に買って最も良かったデバイスのひとつである

 初めてMagSafeを使ったのは「iPhone 12」を買った2020年11月。すぐにその利便を痛感し、MagSafeにハマり、現在に至り、MagSafe関連品が増加中である。

 現在でもたびたび感じるMagSafe充電器の便利さ。iPhoneをマグネット吸着して充電するってだけではあるが、たまにiPhoneをケーブル充電すると「あぁやっぱりMagSafeって便利だわぁ」と改めてその手軽さを感じる。

 MagSafe充電はホントにスゲく便利なので、充電はなるべくMagSafeに統一したいと考えている。また最近では新ワイヤレス充電規格「Qi2」が発表された。そしてQi2のベースとなるのはAppleのMagSafe技術。むむむ!!! ぬぬぬ!!! ウヒョヒョ!!! MagSafeの時代になる予感っ!!!

 というわけで、これまでに増してさらにガスガスと俺的MagSafe環境を充実させてゆきたい!!! まずは、けっこー多用している「Google Pixel 7 Pro」をMagSafe対応にしてゆきたいッ!!!

 「Google Pixel 7 Pro」はちょっと前まで「Google Pixel Stand(第2世代)」という充電スタンドで充電していた。Qi対応の充電スタンドで、なかなか便利ではあったのだ。

汎用のQi充電スタンドであるGoogle Pixel Stand(第2世代)。Googleストア直販価格は9570円。もちろん「Pixel 7 Pro」も充電できる
「Google Pixel Buds Pro」も充電可能。さらにMagSafe充電対応の「AirPods Pro(第2世代)」も充電可能できた(ただし縦向きか斜め向きにして置く必要がある)。「iPhone 14 Pro Max」も充電できた

 こんな感じで1台何役にもなる「Google Pixel Stand(第2世代)」。なのだが、俺的には机上でちょっとじゃま。使用感的にもMagSafeの“ピタリとマグネット吸着してのホールド&充電”のほうが好き。

 なので、このGoogleの充電スタンドはガジェット墓場でしばしお眠りいただくとして、「Pixel 7 Pro」のほうをMagSafe対応にしてゆきたい!!! 「Pixel 7 Pro」をMagSafe充電器に吸着させる方向でアレコレとヤッてゆきたいッ、みたいなのが今回の話っス。

じつは前にヤッてたんだが……

 スマートフォンをMagSafe対応にして、磁力吸着充電をするのに便利なグッズがある。「MagSafe メタルリング」で検索するとたーくさんヒットする“端末の背面に貼り付けることでMagSafe対応にする丸い金属プレート”だ。↓こんなの。

Qi対応スマートフォンの背面(Qi内蔵箇所)に貼ることで、AppleのMagSafe充電器でそのスマートフォンをQi充電できるようにするリング。激安品から高い品までイロイロあるが、まあだいたい似たような使用感だ

 このリングを「Pixel 7 Pro」用ケース背面に貼っていた。そしてとくに問題なく「Pixel 7 Pro」のマグネット吸着充電ができていた。

「Pixel 7 Pro」用ケース背面にMagSafe化する金属リングを貼っていた。ケースは、背面がポリカーボネートで周囲がTPUのもの。ポリカーボネート面を脱脂してリングを貼ったが、剥がれることもなく非常に安定的に使えていた
このように「Pixel 7 Pro」をAppleのMagSafe充電器に吸着して充電できた

 すっげ! あの金属リング、かなりツカエるじゃん! とか思い、最初は快適に使っていた。のだが、少しして気になることが。

 それは、「Pixel 7 Pro」を表面がサラサラした質感の極薄ケースに入れたくなったこと。上の写真のケースだと、「Pixel 7 Pro」のスリムさがけっこうスポイルされてしまうのであった。あとTPUとかポリカーボネートのケースだと、やはり手の油とか汗でミョーに滑りやすい感じがするのが好みでなかった。

 ということで、「Pixel 7 Pro」用極薄ケースに金属リングを貼ってのMagSafe化をした。ケースはCASEFINITE「THE FROST AIR」の「Pixel 7 Pro」用とした。

 で、最初は良かったのだが、しばらくするとMagSafe充電器から「Pixel 7 Pro」を取り外すときに、金属リングが剥がれて充電器にくっついた状態に。これが何度か起きた。都度、リングは新しいものに交換したのだが……。

 なるほど。このTHE FROST AIRの「Pixel 7 Pro」用ケースには、MagSafe化金属リングがいまいち合わないらしい。だが、ほかには「Pixel 7 Pro」用の極薄ケースがない。

 ちなみに、表面サラサラ質感の極薄ケースでも、MagSafe化金属リングと相性のよいものもある。俺の経験では、memumiブランドの極薄ケースが好相性となることが多い。

memumiブランドのiPhone用極薄ケースに金属リングを貼って使っている。現在は写真と違うリングを貼っているが、memumiブランド極薄ケースはどの手持ちリングとも相性がよく、剥がれることがない。使っているのはiPhone 14 Pro MaxでMagSafe対応だが、ケースを装着すると磁力によるiPhone吸着力が弱まり、MagSafe充電器からiPhoneが落ちそうになることがあるので、こんなリングを使っている

 THE FROST AIRとかmemumiブランドとかの表面サラサラ質感の極薄ケース、端末のスリムさを保ちつつ手触りがよく指紋がつきにくくなるので、快適なのだ。が、「Pixel 7 Pro」用の極薄ケース(で俺的にOKな白色)はTHE FROST AIRしかない。だがTHE FROST AIRとMagSafe化金属リングの相性がイマイチよろしくない。ぐーぬぬぬ。

MagSafe対応「Pixel 7 Pro」用ケースが徐々に出てきた

 「Pixel 7 Pro」を買ったのは2022年10月。その頃には「Pixel 7 Pro」用のMagSafe対応ケースというのが市場になかった。まあ「「Pixel 7 Pro」はQi対応なんだからQi充電器でチャージすればいいだけ」という理由で、けっこうニッチな「「Pixel 7 Pro」をMagSafe充電器でマグネット吸着充電」という希望を叶えるケース類は登場しにくかったのだろう。

 だが、しばらくすると発売された。ので速攻で買った。モノはGuizzcgブランドのケース。Amazonで2899円であった。

アルミ製のバンパーに半透明+黒の背面パネルが装着されるスタイルの「Pixel 7 Pro」用ケース。各ボタンへのアクセスもスピーカーからの音も妨げることがない
背面パネルはこんな感じで外れる
そこに「Pixel 7 Pro」を入れて……
背面パネルをパチンと閉じて……
背面パネル下部のロック機構で背面パネルを固定する
ちなみに、レンズ部は透明の樹脂フィルターのようなもので保護されていたが、「Pixel 7 Pro」の画質が落ちるかもと思って強引に外した。フィルターを指でギュッと押し出したらペキッと外れた。フィルターを外した状態でもレンブが奥まった位置にあるので、一応は保護されている

 「Pixel 7 Pro」本体周囲の丸いカーブがなくなり、角ばったイメージになるケースだが、使用感は上々。まずMagSafeでのマグネット吸着充電は、ケース側のMagSafe箇所にマグネットが内蔵されているタイプなので、AppleのMagSafe充電器にしっかり磁力吸着する。そして充電も問題なく行われているようだ。

iPhoneと同様に、「Pixel 7 Pro」も非常に手軽にMagSafe充電できるようになった

 それと、「Pixel 7 Pro」画面には画面保護カラスフィルムを貼っているが、TPUケースとかにアリガチな「ケースを装着すると保護フィルムの端がめくれてしまう」ということも皆無。バンパー+背面パネルというケースは珍しいが、なるほどアリですなこういうケース。

 ちなみに背面はサラサラ質感。ベタつきがなくて快適に使える。

 微妙に気になるのが、背面パネルが不意に外れないかどうか。背面パネルは非常に短いツメでバンパーに嵌め込まれて、それを下部のロック機構で固定するというしくみ。バンパー長辺を外側に引くと、バンパーと背面パネルが僅かにズレ、そのままにしておくと外れそう……? みたいな。ただ、作りが精密でバンパーと背面パネルの接合が緻密なので、まあ、まず外れないだろうなあという印象ではある。

ショルダーストラップ付きの「Pixel 7 Pro」用MagSafe対応ケース

 それから今年に入って発見した「Pixel 7 Pro」用MagSafe対応ケース。xiusiteliブランドのケースで、流行りの(!?)ショルダーストラップ付きの製品だ。Amazonで1780円。

 注文したのは1月9日で、そのときは海外からの発送となっていた……ような気がする。届いたのは1月17日。現在はAmazon出荷で、Primeなら翌日配送の商品となっている。

透明のケースで、背面はポリカーボネートと思われる硬い樹脂で、サイドはTPU
MagSafe箇所はマグネット内蔵タイプ。買った品は下のほうのマグネットが2個少し浮いていた。ただ、この浮きは見えなくなっちゃうし、使用上とくに問題ないし、海外出荷だと返品手続き面倒くさそうだし、1780円だったし、まあべつにいいし、みたいな
「Pixel 7 Pro」を入れた様子。各ボタンやスピーカーなどに干渉せず、画面やカメラ部が机面に直接接しないような保護形状になっている
ケース下部に付属のストラップなどを装着できるリングがある。のだが、リングが動いてカチャカチャいってうるさい感じ
リングとケースをつなぐ金具はネジ構造になっていて外すことができた
このケースでも、iPhoneと同様に、「Pixel 7 Pro」を手軽にMagSafe充電できるようになった

 フツーっぽいTPU・ポリカ製の透明ケースがMagSafe対応になったョ! しかもショルダーストラップも使えるョ! という感じで、MagSafe対応という機能性に「♪」と思わない人にとっては、地味なケースではある。

 ともあれ、じわりじわりと増えているMagSafe対応の「Pixel 7 Pro」用ケース。2023年後半には前述のワイヤレス充電新規格「Qi2」が導入されるっぽいので、これから各端末用のケースもMagSafe対応のものが増えまくるのかもしれない。MagSafe好きとしては期待してゆきたいッ!!! マグネットの力で端末をホールドしつつワイヤレス充電の2023年だゼッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。