スタパ齋藤のApple野郎

もっとコンパクトなMagSafe対応ミニ三脚が欲しい!!

 以前この連載で紹介した「MagSafe対応のミニ三脚」。ミニ三脚にミニアームと汎用のMagSafe対応マウントを組み合わせたものだ。

ミニ三脚はLeofoto(レオフォト)の「MT-03+MBH-19 ミニ三脚」)を使用。
これは汎用MagSafeマウントのUlanzi「R101」。1/4インチサイズ(1/4-20UNC)の三脚ネジ穴があって、三脚の雲台などにセットできる。MagSafe部分のマグネット吸着力はかなり強い。現在Amazonで2699円で売られている。ただ、1980円で割引クーポンもあるVRIG「MG-01」のほうが現在は高コスパ。
ミニ三脚と汎用MagSafeマウントを組み合わせてひとまず完成。
MagSafe対応スマートフォンを容易に着脱できるミニ三脚だ。
携帯性もそこそこいい……のだが、じつはiPhoneで超広角撮影をすると三脚の一部が写真に写り込んでしまう。MagSafeマウントと三脚が近すぎるのだ。
そこでこんなパーツを使用。左は1/4インチサイズ(1/4-20UNC)の凹×凹アダプター(Amazonなどで「1/4 ネジ メス メス 変換アダプター」で検索すると多数見つかる)。ミニ三脚の三脚ネジとアームの三脚ネジをつなぐために使った。右はSmallRig「マジックアーム 1135」SmallRig「マジックアーム 1135」でAmazonにて915円だったが、現在は1035円に値上がりしている。
自由雲台を外してパーツを追加し、MagSafeマウントと三脚の距離を離した。ミニ三脚から自由雲台を外したのは携帯性を考慮して。
これだと超広角で撮影しても写り込みがナイ! 成功!
ただパーツを追加したぶん、携帯性がちょっと悪くなった。

 このMagSafe対応ミニ三脚、非常に便利なのだが、上記のとおり若干携帯性がよろしくない。自由雲台を外したうえでパーツを追加したので、カメラなどを装着するにはパーツを外すなどする必要がある。いちいちそういうコトをするのは面倒なので、実質、MagSafe対応スマートフォン専用三脚となってしまっている。

 もともとミニ三脚に装着されていた自由雲台の上にパーツを追加すれば、少々の手間はかかるが、MagSafeスマートフォンでも一般のカメラでも使える汎用ミニ三脚とはなる。だが、携帯性がかなり悪化してしまう。

 と、このMagSafe対応ミニ三脚、便利なのだが、なーんか完成度的にイマイチかなー、と。微妙にモヤモヤしながら使っているのであった。

MagSafe対応の三脚用マウント

 なーんかもっとスッキリした方法はないものか? とWebブラウザに穴があくほどAmazonを閲覧しまくっていたら、良さそうなものを発見&購入。VRIG「MG-03」というMagSafe対応三脚用マウントだ。現在は2399円。

VRIG「MG-03」は三脚に装着して使うMagSafe対応スマートフォンホルダーだ。
底部に三脚ネジ穴があるので、一般的な各種三脚(雲台)に装着できる。
ミニ三脚に取り付けた様子。
根元の部分は向こう側に90°曲がるが、手前には曲がらない。
台座は90°毎に回転する。このようにコールドシューを格納したような状態で使うことができる。
スマートフォンを装着。MagSafe吸着力は強い部類だと思う。
ホルダーを三脚に装着したままでもややコンパクトに折りたためた。
ホルダーを三脚から外したほうが持ち運びやすい。

 ん! なかなか使いやすい! ミニ三脚に装着しっぱなしだと嵩張るが、ミニ三脚からホルダーを外せば、まずまずスマートに持ち歩ける。使うたびにホルダーを三脚にネジネジと装着するのに一手間かかるが。なお、上のように三脚にホルダーとiPhoneをセットした状態で、超広角撮影しても三脚などは写り込まない。

あっ! 良さげな双眼鏡アダプター発見! コレがハマるのでは!

 前出のVRIG「MG-03」、ミニ三脚と組み合わせるなどして使うとかなり便利だが、微妙に嵩張る感じ。最初に出てきたミニ三脚+2つのパーツ+MagSafeマウントのほうがコンパクトである。やっぱり外に持ち出すモノはコンパクトなほーがイイですな。

 というわけで「もっとコンパクトにMagSafe〜」と唱えながらAmazonを徘徊していたら、双眼鏡を三脚に装着するためのアダプターを見つけた。「双眼鏡 三脚アダプター 望遠鏡マウントブラケット」で、現在は1263円。コレにMagSafeマウントを装着したら、かなりコンパクトにMagSafe対応ミニ三脚セットを持ち歩けるのではと思い、ポチッとな。

双眼鏡アダプターはこんな部品。三脚に双眼鏡をセットできるアダプターで、1/4インチのねじ穴(三脚ネジ穴と同じ)がある双眼鏡に使えるようだ。
底部に三脚ねじ穴×2。やや作りが雑。
上部の銀色のツマミのねじは1/4インチでカメラのネジ穴にマッチする。
そこにMagSafeマウントを装着。このMagSafe対応マウントはVRIG「MG-01」で1980円。吸着力はかなり強い。
それをミニ三脚にセット。
スマートフォンをMagSafe吸着させた様子。
携帯時はアダプターを外す感じで。

 なかなかイイ! シンプルでイイ!

 ただ、双眼鏡アダプターがL字なので、その部分がちょーっと嵩張る。また、双眼鏡アダプターの銀色のネジ・ツマミの部分の出っ張りもちょーっと嵩張る。考え方と携帯方法次第ではあるが、容積的には前出のVRIG「MG-03」よりもコンパクトにはなった。

 と、より快適にスマートフォンをMagSafe吸着できる三脚を探求している俺なのであった。やっぱりMagSafeって便利ですな。さらに試行錯誤してMagSafeの利便を探求してゆきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。