スタパ齋藤のApple野郎

iPhone用MagSafeホルダーだらけのクルマになっちゃった〜

エゴを捨てたらMagSafe欲が丸出しに!

クルマの運転席付近のMagSafe対応スマートフォンホルダーを設置。どこにどんなホルダーをセットすると快適なのか試行錯誤していた。

 この1カ月、クルマにおけるMagSafeホルダー設置で悶々としていた俺である。iPhoneなどMagSafe対応スマートフォンを保持するためのカーマウントですな。車内のどこにどのホルダーをセットすれば快適そうか? 実際にセットして使いやすいか? みたいなことを試行錯誤していた。

 上記リンクの記事に出てくるMagSafe対応ホルダーは、エアコン吹き出し口に取り付けるタイプと、ダッシュボードに貼り付けるタイプだ。どちらもなかなか便利なホルダー。モノとしては使用感良好なのだが、走行中にホルダーのアームが揺れるのが気に食わないだとか、ダッシュボード上に両面テープで直接貼り付けるのはイヤだとか、俺のエゴが先行して「ホルダー設置位置が決まらない」という中途半端な状態になっていた。

エアコン吹き出し口取り付けタイプのMagSafe対応ホルダー。アームがある2関節式で、エアコン吹き出し口から端末を離せる(吹き出しを妨げない/端末がエアコン送風の影響を受けにくい)という利便がある。だが、アームがある程度長いため、走行中はスマートフォンがけっこう揺れてしまう。
両面テープで貼るタイプのMagSafe対応ホルダー。ダッシュボード上に貼っちゃうのはイヤということで、滑り止め付きの台座を置いてその上に貼った。安定的に使えるし揺れも少ないが、見栄えが大げさで台座も邪魔! みたいな感じが。

 いろいろ試した結果わかったのは「細かいワガママ言うんじゃねえ!!!>俺」ということであった。ダッシュボードに貼るのイヤ〜ン! アームが揺れるのイヤ〜ン! みたいな瑣末なエゴがMagSafeホルダー固定位置決定を邪魔していたのだ。

 じゃあエゴなしで! ってコトでMagSafeホルダー設置を進めていったら、あらま! 今度はMagSafeホルダーだらけのクルマになっちゃった〜! どうなのコレ? みたいな。

「ダッシュボードにホルダー貼るのイヤ〜ン」とかいうエゴを削除してみたらアラ不思議! ダッシュボード上に多数のMagSafeホルダーが貼られたゾ!

 なるほど。このテのエゴって、「キリがない」を抑えるための理由だったのかもしれない。抑えないと欲望丸出し的な結果になるような気がするが、まあMagSafeホルダーいっぱいあると便利だし、そういうのはこの際いいやーとか思った次第。

車載MagSafeホルダーが4個もある!!! カッコ悪っ! でも超絶便利だョ♪

 エゴを削除した結果、貼るタイプのMagSafeホルダーが運転席付近に4個も設置される結果となった。これを見る人の多くがギョッとするが、俺はギョッとされ慣れているのでそういった視線は全然気にならないのである。

運転席周辺に4つもMagSafeホルダーが!!! クルマの車内デザインを損ねていてカッコ悪っ! と言えるが、それとのトレードオフで類稀なる利便を手に入れたゼ!!!
ダッシュボード中央のナビ画面の左下に貼り付け式の短いMagSafeホルダー。
ダッシュボード上の運転席左側に2個の貼り付け式MagSafeホルダー。
ダッシュボード上の運転席右側に貼り付け式MagSafeホルダー。

 合計4個の貼り付け式MagSafeホルダーを設置した。俺的にはサイコーに便利な位置であり使用感も上々である。いや完璧と言えよう。いやいや完璧で最強でありかつ史上最(以下略)。

 ちなみに、エアコン吹き出し口に装着するタイプは結局使わなかった。吹き出し口に装着すると、エアコンの風の向きが著しく制限されるからだ。エアコンの快適さに関わる利便を損ねてまでMagSafeホルダー設置位置を優先させるのは……ってコトである。

 4つのMagSafeホルダーは時と場合でどれも役立っている。それぞれの使用例を軽くご紹介。なお、いずれの取り付け方でも、運転席からの車外視界は遮られていない。車両の前方にある高さ1mの円柱もバッチリ見えている。

ナビの左下へ設置。最もアームが短いMagSafeホルダーでスマートフォンも揺れにくいので、ここに設置することが多い。スマートフォン画面をあまり見る必要がないときに便利で収まりのいい位置だ。
ナビの上部。じつはこの位置での使用頻度が最も低い。理由は「この位置に最初にMagSafeホルダーを貼っちゃったので使っているだけ」だから。悪い位置ではないが、そーんなに便利な位置でもないので、「貼ったホルダー剥がすのも面倒だし、このままでいいか、たまに使うし」くらい役立ち方となっている。高さはこれより下げることができる。
運転席左側。ナビにはない目的地をスマートフォン上で参照するのに便利なセット位置で、実際は横位置で使うことも多い。高さはこれより下げることができる。
運転席右側。停車中などにスマートフォンをちょいちょい操作するのに便利な位置だ(右手で操作しやすいから)。高さはこれより下げることができる。
iPhoneとGoogle Pixelをデュアルでマウントすることもできる(両機ともMagSafe対応ケース入り)。まあ、あまりやらないが。複数個のMagSafeがあると、停車中に手にして操作した(MagSafe対応の)端末を一時的にホールドさせておくのにも非常に便利だ。
Google Pixelでナビさせつつカーナビも使いつつCarPlayも使うみたいなコトもできる。カーナビとGoogleマップとAppleマップを同時に使うこともできるが、1度やって「あっ、そう」って感じた以来やっていない。
ほかにも、MagSafe対応端末なら、複数の端末に別の役割を持たせつつ、すぐ手にできる位置に待機させておける。「初めて行くよくわからない場所へのクルマ移動」において役立っている。

 MagSafeホルダーをクルマにして感じる利便として、スマートフォンをすぐ手に取れるとか、画面上に表示される通知をチラ見で確認できるということはある。4つも設置すると、それらについての自由度がさらに高まってより快適に使える。

 のだが、それ以上に「スマートフォン置き場に全然困らない」というのが大きいかも。 以前は信号待ちなどで「バッグからスマートフォンを出してちょっと操作」し、信号が青に変わったら「スマートフォンをバッグに戻すか助手席に置く」などしていた。これが「MagSafeホルダーから外して手に持って操作し、使用後はMagSafeホルダーへワンタッチ吸着で戻す」ということが「どのホルダー位置に対してもできて」スゲく快適である。

 なお、ここで使っている車載用MagSafeホルダーは以下の2点。どちらもダッシュボードなどに両面テープで貼るタイプだ。

Amazonで購入した§Soloplayブランド品で1980円。ダッシュボードなどに貼るタイプのMagSafeホルダーだ。
主な材質はアルミニウム合金+亜鉛合金で頑丈。端末固定パターンの自由度も高い。六角レンチでアームの硬さなど調節できて扱いやすい。MagSafe吸着力も強い。
ちなみにこのMagSafeホルダー、台座はダッシュボードに貼り付けたままにして、ネジを緩めて上部を外すこともできる。外す際はパーツの落下に要注意。
Amazonで購入したiRACHEUブランド品で920円だった。金属製のMagSafeホルダーで貼り付け式。
アームの長さは短めだが、端末固定パターンの自由度は高め。

 どちらも実用的なMagSafeホルダーで、前者は車内に固定後でもアームなどの可動域が広くて端末固定において応用が利く。後者は不使用時にわりとコンパクトに畳めるのが便利。ダッシュボード上をアルコールで脱脂して貼り付けたが、剥がれるようなことは起きておらず、安心して端末を任せている。

充電などは「片方だけ巻き取れるUSBケーブル」で!

 MagSafeホルダーにより車内にて快適にスマートフォンを使えるようになった。じゃあ充電やCarPlayは? 以前に買った「片方だけ巻き取れる巻き取り式USBケーブル」を一工夫して使ったら、非常に快適な環境ができた。

車内で超役立っているOwltech「katamaki」。片方だけ巻き取れる斬新&画期的な巻き取り式USBケーブルだ。直販価格は3280円。
USB Type-A to Lightningタイプを使用中。USB Type-A to USB Type-Cタイプもある。
必要な長さだけ引き出して使える巻き取り式USBケーブルだが、USB Type-A側が長さ固定になっているのがこの製品の特徴でありメリットだ。ケーブル長は75cm。
車両ハンドル付け根の左側に小物収納スペースがあり、その上部に両面テープで「katamaki」を貼り付けた。
クルマのUSB給電ポートは中央コンソール下にあるので、USB延長ケーブルを使って「katamaki」とUSB給電ポートを接続した。
「katamaki」のUSBケーブルは片手で伸縮&出し入れできる。
接続する端末(位置)に合わせて「katamaki」からのUSBケーブル長を調節可能。ケーブルが余ることがなくてスッキリ!

 ちなみに、このクルマには4つのMagSafeホルダーがあるが、「katamaki」のUSBケーブルはそのどこにでも届く。「katamaki」収納スペースがハンドル左下にありその近くにUSB給電ポートがあったのが幸いし、非常にシンプルにUSB給電環境が整ったという次第。スマートフォンへの給電はもちろん、CarPlayも使えている。

 いやー俺的には完璧な車内MagSafe環境。端末への充電も速いしCarPlayも快適に使用可能。もちろんMagSafeホルダーへのスマートフォン着脱も手軽で便利。納得の環境が整うと、その環境の便利さ自体がミョーに楽しくなってくるのであった♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。