法林岳之・石川温・石野純也・佐藤文彦のスマホ会議(仮)

FeliCa搭載のハイエンドモデル「OPPO Find X9」、海外では3つ折りも登場 最新スマホを要チェック

 通信業界を中心に活躍するライター4人と編集長の関口による「スマホ会議(仮)」。今回はハイエンドモデル「OPPO Find X9」、海外で発売されて話題の「Galaxy Z TriFold」など、最新の端末をチェックしていきます。

FeliCa搭載ハイエンドモデル「OPPO Find X9」は販路にも注目

佐藤
 オウガ・ジャパンが、OPPOのハイエンドモデル「OPPO Find X9」を発売しました。

佐藤

石野氏
 今回はFeliCa搭載で、よりフラッグシップらしくなりました。Proモデルがないとはいえ、価格もそこそこに収められています。auで取り扱われているし、ソフトバンクは「SoftBank Free Style」で、アクセサリとして取り扱います。

石野氏

石川氏
 SoftBank Free Styleでの取り扱いはまさかだった。

石川氏

法林氏
 ただ、SoftBank Free Styleとか、au +1 collectionでの取り扱いは、「キャリア取り扱い」という形にはならない。ここは切り離して考えないといけなくて、台数のコミットとかがないので、キャリアとメーカーで取引の関係性があれば、今後、採用される例は増えると思う。

法林氏

石野氏
 某関係者から聞いた話だと、SoftBank Free Styleの方が、au +1 collectionよりも、端末としては売れているらしいです。

関口
 OPPO Find X9の場合は、auは通常の取り扱いで、ソフトバンクがアクセサリ扱いとなりますね。

法林氏
 ソフトバンクでキャリア版として取り扱うには、いろいろな敷居があるんだと思う。オープンマーケット版なら、台数は望めないけど、メーカーとしてはやりやすいんじゃないかな。

石川氏
 でも、メーカーとしては、キャリアラインナップとして取り扱ってほしい思いはあるはず。

法林氏
 そのほうがベターではあるけど、今のOPPOの体力を考えると、auとソフトバンクの両方をサポートするのが厳しそう。

石野氏
 コストもかかりますからね。ソフトを入れ替えるといった対応が必要になります。

石川氏
 OPPOとしては、11月に深センでメディアツアーを開催して、品質の良さをアピールしていた。メディアにブランドを浸透させつつ、ハイエンドモデルも出したということで、一時期は存在感があまりなかったけど、復活しつつあるのかなと思います。

石野氏
 販売台数的には1桁万台でしょうが、ハイエンドモデルを出していないと、安いものを作るメーカーと思われて、すごいものを作れることが伝わらない。採算を取れるなら、少ない台数でも、ハイエンドモデルは毎年出した方がいいですね。

法林氏
 OPPOとしては、販売台数は圧倒的にReno Aシリーズが多い。今年(2025年)はRenoシリーズで上乗せしていたけど、その辺りの価格帯では、ライバルメーカーが攻勢をかけてきているので、ハイエンドモデルも必要。ただ、昨年のOPPO Find X8は、体感ではあまり売れていない気がするし、今回のOPPO Find X9はauの後押しもあって出せたけど、今後はどうなるのか。カメラはライカがいいのか、ハッセルブラッドがいいのかという話もあるしね。

石野氏
 ハッセルブラッドで訴求していくのは、なかなか難しいと思います。OPPOとしても、難しいと感じている節はありますよね。ライカも元々似たような立ち位置でしたが、経営危機以降、ラグジュアリーブランドとしてのブランディングを強化していて、シャオミが美味しいところをうまい形で持っていっている。

法林氏
 聞いた話だと、ハッセルブラッドは「看板売り」(ブランドの看板を付与する売り方)をしたい意向が強くて、ライカの方が画像処理といった部分の担保をしたがるらしい。

石野氏
 ライカは最近、カメラ以外のものも続々と販売していて、手広くブランド商売的なことをしていますよね。

法林氏
 ライカストアも構えているし、その辺りはしっかりやっているよね。ハッセルブラッドが悪いわけではないけど。

 OPPOの発表会では、OPPO Find X8が想像以上の売り上げを記録したと言っているけど、これが本当なのか疑問。実数が見たいよね。

石川氏
 ものは言いようですよ。想像の数字が低ければ、簡単に越えられますから。発売後のリリースで、完売している販路があると報告していましたが、それも調達の数が少なければ、すぐに完売になります。

佐藤
 そもそも、在庫が切れていることを意気揚々と報告するのって、どうなんですか。

石野氏
 嬉しかったんですよ。しょうがない(笑)。

法林氏
 あと、発表会では告知されていないけど、最低3回のアップデートが明言されたらしいね。

石野氏
 OPPOはアップデート期間をちゃんと言わないことがありますよね。特にReno Aシリーズだと、FeliCaを搭載して、日本独自のカスタマイズをしているので、アップデートが少ないこともありましたが、最近は改善されてきています。アップデート回数も含め、OPPO Find X9はいい端末なんじゃないですかね。

法林氏
 ハードウェアの完成度としては、ハイエンドモデルとしてお金がかかっている端末だし、よくできていると思う。FeliCaに対応したのもいいけど、アップデートのアナウンスとか、完売の報告とか、こういう立ち回りはちょっと考えないといけない。

石野氏
 ハード面で言うと、Snap Keyが気になりましたね。NothingのEssential Keyとほぼ同じですよ。NothingのCEOであるカール・ペイ氏は、OnePlus、つまりOPPOの出身ですから、中のAIも同じなのかなと思ってしまうくらい、酷似した機能になっています。

石川氏
 まあ、考えることはみんな一緒ってことじゃない?

石野氏
 考えることが一緒とはいえ、ここまで実装方法が同じで、メニュー画面まで同じだと、どういうことなのかなと思ってしまいます。

石川氏
 あと、OPPOのColorOS 16は、かなりiOSに似せてきているなとも思いましたね。

法林氏
 わかるわかる。

石川氏
 中国メーカーらしいというか、流石にひどくないですか。昔のファーウェイを見ているよう。シャオミもここまでではないですよ。

法林氏
 OPPOが日本に来た最初の頃は、iOSに似せたデザインだったけど、だんだん離れていっていた。ここに来て、またiOSに戻ったような感じ。中国メーカーは、みんなAndroid OSベースにUIをカスタマイズしているけど、この前Pixel 10に実装されたAirDropの機能は、Androidの中でもグーグルと仲がいいメーカーから展開されていくと思う。

 Galaxyは可能性が高いし、ピュアAndroidに近いモトローラ、国内でいえばシャープなどは早そうだけど、OPPOやシャオミみたいなメーカーに、AirDropの機能が実装されていくのかが気になる。

関口
 それは、中国とアメリカの関係値的にということですか?

法林氏
 それも含めて。

石川氏
 グーグルが規制するということですか?

法林氏
 そう。

石野氏
 Pixel 10でのAirDropに関しては、チップセットに依存する部分もあるのかもしれません。

関口
 AirDrop機能に関しては、クアルコムも声明を出していましたもんね。

石野氏
 そうですね。すごく低いレイヤーで、セキュアな処理が必要とのことです。

法林氏
 チップに依存するから、OPPOやシャオミでも、Snapdragonを搭載したモデルならできるかもしれないけど、OSの部分がこれだけ違うものになっていると、本当にできるのかは心配。OPPO、シャオミは、自前でアップルデバイスと繋がる仕組みを作っているけどね。

石野氏
 でも、シャオミもグーグルとは仲良いアピールをしています。グーグルが発表会等に送り込む人材で、サムスンを最優先にしていて、シャオミはその下であることが伝わってきます。結局はシェアによって優先度が変わるだけですかね。

 ただ、AirDrop機能がチップセットに依存するとなると、メディアテックはどうなっていくのかとは思いますね。Pixel 10も、Tensorチップだからできていて、だからこそクアルコムが声明を出しているんじゃないかと。

石川氏
 Pixel 10に搭載されているセキュリティチップのTitanがあってこそかもしれない。

法林氏
 とはいえ、ColorOSがiOSに寄せているのは、ちょっとやりすぎかな。OPPOに限らないけどね。

石野氏
 ちょっと寄せすぎですよね。

石川氏
 中国市場ではまだ、なんちゃってiPhoneとして売っているんだろうなと。背面も、昨年以前のiPhone Pro、Pro Maxに近いデザインになっています。

石野氏
 シャオミも、Ultraには独自性がありますが、ベースのXiaomi 15とかXiaomi 17は、デザインがiPhoneの標準モデルに寄っているように見えます。

法林氏
 まあ、OPPOには頑張ってほしいと思うし、ハッセルブラッドのカメラも、7000mAh超えのシリコンカーボンバッテリーも乗せてきて、それなりに覚悟を持っていることは伝わる。

石野氏
 バッテリー容量は、去年から一気に増えましたね。

法林氏
 シリコンカーボンバッテリーは、2年使ってみないとわからないよね。

石川氏
 業界の関係者曰く、シリコンカーボンバッテリーを使って、大容量になっても、実動時間はそんなに変わらないらしい。スペック上はすごいけど、実際に使ってみてどうかはわからない。

法林氏
 2年くらい使った後、急速に劣化していくという話もある。商用機に入れて、長く使ったときに、実際にどう動くのかはわからないね。

関口
 総合評価のような言い方をするなら、OPPO Find X9はどんな感じになりますかね。

石野氏
 いい端末だと思いますよ。

ついにベールを脱いだ3つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」

佐藤
 日本では未発表ですが、グローバルでは3つ折りスマートフォンの「Galaxy Z TriFold」が発売されました。少し触る機会もいただけましたが、どのような印象ですか?

石野氏
 感動的ではありましたが、普段から使っているGalaxy Z Fold7と比べると、やっぱり重いし、2回開くのがちょっと面倒くさい。折りたたむのも、手順通りに畳まないとエラーが出ます。

 開いた時のディスプレイの大きさはすごくいいです。アプリを複数並べてマルチタスクで使えるし、大画面のままDeXモードが使えるので、キーボードやマウスを接続すればパソコン風に使えるものが、そのままポケットに入るのはすごくいい。ただ、折りたたみモデルがGalaxy Z Fold7でようやく普通のスマートフォンサイズにまで軽くなったのに、また重くなってしまったので、普段使いにはまだ早いかなと感じました。

石川氏
 結局、メーカー同士の技術的なプライドの争いでしかない。そう考えると、ファーウェイの3つ折りと比べると、製品としての完成度は圧倒的に高い。質感も高いし、剛性も高いので、普段持ち歩いてもいいかなとは思うけど、果たして本当に3つ折りが必要なのか、3つ折りらしい使い勝手、利便性を提供できているのかという点ではどうなのか。

 開いてパソコンっぽく使えるのは便利だけど、結局キーボードを持ち歩かないといけなくなるので、それならノートパソコンでいいかなと思ってしまいます。

法林氏
 実際に触って思ったのは、2回開くのが面倒くさいという点。それに尽きるよね。1回開くのですら、最初の頃は面倒と思っていたけど、最近は軽くなって、ようやく使いやすくなった。そう考えると、2回開くのはハードルが高い。

 あと、iPad miniみたいな、コンパクトなタブレットがたくさんあるので、そっちを使えばいいんじゃないかなとも思う。

石川氏
 TriFoldを買ったライターさんは、縦に持って使うことが多いと言っていましたね。

石野氏
 このくらいの画面サイズだと、タブレットを持ち運んで、ミニタブレットになるといった考え方のほうがありかなと思います。

法林氏
 電子書籍を見るといった使い方だと、Fold7以上の快適さがあるのはいいけど、TriFoldの3分の1の値段で、iPad miniが買えることを考えると、そっちでいいんじゃないかなとも思う。

石野氏
 そうですね。どちらかというと、タブレットを小さくできるという感覚で持った方がいい端末で、2つ折りのFoldとは少し用途が違う印象を受けました。2つ折りはスマートフォンだし、開いたらミニタブレットくらいのサイズだけど、「大きいスマートフォン」くらいに捉えられる。TriFoldは、タブレットに振った端末だと考えた方が、満足はできると思います。

法林氏
 3つ折りのうち、1回だけ開く状態だと、警告が出て何も操作できない。完全に開くか、完全に閉じるかになっている。

石野氏
 そこはファーウェイの方が柔軟性がありますね。ファーウェイはグーグルのアプリが使えないのが致命的ですが。

法林氏
 TriFoldが7世代目くらいになると、良くなるかな(笑)。

石野氏
 7年後ですか(笑)。

石川氏
 あと、UI的にどこまで洗練されているのかは気になりますね。サムスンは長く折りたたみモデルを出しているけど、Androidが一時期、折りたたみのUI作りにやる気を出していなかった。最近は改善されてきましたが、まだまだ満足度は低い。来年には、Android OSとChrome OSが一緒になるという噂もあるので、グーグルとして、大画面のUIをどう考えているのかは注目です。

法林氏
 日本で売らないという点で言えば、ユーザーとしては残念ではあるけど、TriFoldを売る前にやるべきことはたくさんある。まずは2つ折りをもっと売らないと。

石野氏
 ただ、最近はサムスンもオープンマーケットモデルをどんどん出しているので、実験的にTriFoldを売ってもよかったかなと思います。

石川氏
 サムスンは、日本では発売できていない製品にも、いいものがたくさんあると言っていて、これからはどんどんアピールしていくと話しているので、TriFoldのようなモデルも、Galaxy Harajukuに展示したり、クラウドファウンディングで少しだけ売るとかしてもよかった。

法林氏
 TriFoldは、海外では40万円くらいだっけ?

石川氏
 韓国では38万円ですが、ほかの国では45万円くらいになっているらしいです。

石野氏
 韓国で、免税で買うのが一番安い。その代わり、日本に持って帰ってきたら、消費税は払わないといけませんが。

懐かしのINFOBARがスマートリングになって登場

佐藤
 KDDIが、issinのSmart Recovery Ringとのコラボモデルとして、INFOBAR柄のスマートリングを発表しました。現在はクラウドファウンディング期間中ですね。

法林氏
 「困ったときのINFOBAR」っていう、石川くんのコメントには笑ったね。

石川氏
 INFOBARのスマートリングに関しては、KDDIが困っているというわけではないですけどね(笑)。単に、issinと組んでスマートリングを出したという話です。

 issinは面白くて、代表はスイカゲームを作った人です。元々は、シーリングライトにつけるプロジェクターなどを作っていて、スイカゲームはそのために開発されたゲームだったのが、スマートフォンなどにも展開されたという経緯があります。

関口
 issinは、スマートバスマットもやっているところですね。

法林氏
 そうそう。スマートリングと一緒に展示されていたね。

石野氏
 INFOBAR柄のバスマットは、auショップでもかなり推されています。

石川氏
 issinとしては、プロジェクターをやってもそこまで広がりはないので、だったらヘルスケアだと目をつけて、バスマットやスマートリングをやっています。

法林氏
 クラウドファウンディングの情報は、au Design projectがXでたくさん「〇〇円に達しました!」と報告している。

石川氏
 INFOBAR柄スマートリングがすごいのは、あのタイル模様を手作業で描いているというところ。そんな職人がいるのかと驚きました。

石野氏
 FirefoxOSの「Fx0」を作ったときに語られていた、1つ1つのネジにこだわったという話に近い執念を感じましたね。

石川氏
 手作業で描いた模様って、禿げてきたりしないのかな。

佐藤
 気になりますよね。

法林氏
 来年くらいには、赤と黒だけのリングになっているかも?

石野氏
 そもそも、赤いリングで市松模様って、どうなんですかね。

法林氏
 市場にはあまりないよね。そもそも、今回のモデルはリングとしては太い。かつ、一般的なファッションリングで赤はほとんどない。スマートリングのチャレンジとして、赤にするのは面白いと思うよ。金や銀にこだわる必要はない。

石川氏
 スマートリングをつけている人を見ても、それがどのメーカーのものなのかがわかりませんからね。あえて主張するのはありだと思います。

石野氏
 実物を見た印象としては、意外と黒にタイル模様が入っている方が目立つんですよ。赤の方が、肌の色に近いので、思ったほど違和感はなかったです。

石川氏
 いやいや、目立つでしょ。

石野氏
 そうですか? 白、黒のタイルの方が、チェッカーフラッグみたいで目立つなと思いました。ただ、INFOBARコラボなら、ANNINみたいなもう少し落ち着いた色があってもよかったと思います。

法林氏
 初代INFOBARにはBUILDINGっていうカラーがあって、半年後にANNINが出た。

石野氏
 その2色の方が、目立たなくてよくないですかね。

法林氏
 でも、ANNINの乳白色みたいな色味だと、金属というより石の指輪に見えてしまいそう。

関口
 機能面ではいかがですか。

法林氏
 普通だね。

石川氏
 issin側が提供しているアプリは面白いです。サブスクリプションではなく、本体購入のみでアプリのフル機能が使えるので、どうやって儲かるのかという疑問はあります。

法林氏
 issinの「回復力」っていう切り口は、ほかのヘルスケアデバイスにはあまりないんじゃない?

佐藤
 回復力とは違う名前ですが、アップルの睡眠スコアとか、サムスンのエナジースコアとか、体の状態を数値化して出す機能は増えています。ただ、ユーザーがこの数字をどれくらい信じているのかという疑問はあります。

石野氏
 ゲームみたいなものですよね。

石川氏
 Apple Watchをつけていると、「睡眠時間が短かったので、スコアが低いです」と言われるけど、それはそうだろうとしか。

佐藤
 体感でわかりますからね。朝からテンションが下がることを言わないでほしい(笑)。

石野氏
 アップルのボブ・ボーチャーズさんにインタビューしたときに、睡眠スコアの低さをいじられましたね。御社が製品をいっぱい出すからだと言いそうになりました(笑)。

法林氏
 INFOBARに話を戻すと、スマートリングとしては、Galaxy Ringのように高いわけでもない。2万円強なら、面白いアプローチだと思う。1月末まで買えるよね。

石野氏
 ただ、KDDIは、クラウドファウンディングをやっておいて、後からしれっとau +1 collectionで売ることがありますよね。

iPhoneの衛星メッセージ送信対応でキャリアはどう動く?

佐藤
 iPhoneが、衛星経由のメッセージ送信に対応しました。

石川氏
 突如リリースされて、面食らいましたね。

石野氏
 一応、海外ではすでに展開されていたサービスですね。

石川氏
 そうそう。謎なのが、ドコモとソフトバンクにはSMSが送れるけど、auと楽天モバイルには送れない。

石野氏
 相互接続的な話かなと思っています。ドコモでもローミングの契約をしていないと使えない仕組みになっているので、裏側では、Globalstarにローミングして送りあっていることになっているのかなと。

法林氏
 遭難したAさん、Bさんがいて、片方がドコモ、片方がauだったら、相互でやり取りができないということ?

石川氏
 iPhone同士なら、iMessageで送受信ができます。Androidに送信するときに、キャリアを選びます。

石野氏
 なので、揃えていきましょうというアップルからのメッセージですね。

法林氏
 みんなiPhoneにしろと(笑)。

石野氏
 Apple Watchでもいいよっていう(笑)。

佐藤
 Androidとペアリングできないですけどね(笑)。

石川氏
 ただ、ここまでメーカーが衛星通信に対応すると、キャリアがどこまで頑張るべきかが悩ましくなります。あとはグーグルが対応してくれれば、キャリアがお金を出して進める意義がなくなってきます。

石野氏
 ただ、今回のiPhoneも、対応はあくまでメッセージですからね。

石川氏
 そうだね。au Starlink Directは色々なアプリに対応しているので、差別化は一応できているか。ただ、来年にはKDDI以外のキャリアも、衛星通信サービスを始める予定なので、キャリアとして衛星通信サービスが差別化の要素にならなくなってきます。

法林氏
 他社が始めるまでは、KDDIのアドバンテージではある。災害の多い国なので、こういう部分に取り組むのはわかるし、偉いと思う。僕は逆に、メーカーに依存して、特定の端末でしか使えないような環境になる方が怖い。プラットフォームにはあまり依存して欲しくない。

石野氏
 そこは、アップル自身が回線を持っていない弱みですね。Globalstarに依存してしまっている。あくまでメーカーであって、キャリアではない。

法林氏
 auの「空が見えれば、どこでもつながる」という切り口は、わかりやすくていいよね。

石野氏
 ただ、来年はドコモ、ソフトバンクもおそらくStarlinkで衛星サービスを始めますからね。

関口
 ソフトバンクは、StarlinkでLINEが使えると推していきますかね。

石野氏
 ソフトバンクだけはLINEを使えるかも。

石川氏
 そんなことできるのかな。

法林氏
 そこを区切ってくるのかな。LINEヤフーとして、ソフトバンクだけに対応するのか、オープンにするのか。

石野氏
 ソフトバンクが衛星通信に対応するタイミングでLINEに初めて対応して、そのまま3キャリア展開というのが現実的ですかね。

石川氏
 ソフトバンクだけがLINEに対応するというのは、ちょっとね。

法林氏
 総務省が怒りそう。

石野氏
 現状のau Starlink Directは、LINEが使えないのが、唯一とも言える弱点ですからね。

石川氏
 この前、KDDIがStarlink Direct経由で人を探せるサービスを発表していて、施工管理アプリのeYACHOも対応して、圏外でも図面を書けるようになった。ダムの建設などに使われるらしいです。衛星経由でのソリューションはどんどん増えているので、使い勝手はよくなってきています。

法林氏
 工事現場で使えるアプリは前からあったし、KDDIは法人向け、建設向けは頑張っているよね。あと、出るかどうかはわからないけど、次期TORQUEがau Starlink Directに対応することが京セラの会員向けサイトで発表されていたね。

石野氏
 京セラは、コンシューマー向けは撤退と言っておきながら、コンシューマー向けに頑張っていますよね。

石川氏
 京セラって、方向性がコロコロ変わるよね。