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第364回:マチキャラ とは
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大和 哲 1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら。 (イラスト : 高橋哲史) |
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D903iで不在着信直後のマチキャラ
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「マチキャラ」とは、携帯電話の待受画面やメールの画面などで、2Dや3Dで描かれたアニメーションキャラクターを表示できる機能です。
NTTドコモのFOMA端末向けに提供されており、これまでに三菱電機製のFOMA端末や、シャープ製FOMA端末「SH905iTV」で採用されています。モーションコントロールが搭載されているD904i/D905iでは携帯を振ったり、傾けたり、逆さまにしたりすると、通常とは違うアニメーションで動く、という仕掛けも用意されています。
「マチキャラ」用のデータは、iモードサイトからも配布されています。たとえばエイチアイは、NTTドコモの「マチキャラ」コンテンツを配信するiモードサイト「マチキャランド」を運営しており、月額315円で3Dキャラクターがダウンロードできるほか、ユーザーの顔写真を使ったオリジナルの「着ぐるみマチキャラ」を作成できる機能なども用意されています。また、サンリオ公式サイトではハローキティのマチキャラが、ハドソンの「着★あぷ♪ボンバーマン」ではボンバーマンのマチキャラが配布されるなど、コンテンツサービスの新たなジャンルの1つになりつつあるようです。
■ マチキャラ用データの作成
マチキャラ用のデータは、ドコモのWebサイトで配布されているコンテンツ開発ツール「マチキャラメーカ」を使うことで、ユーザーがパソコンを使って作成することもできます。マチキャラ用のデータは、パソコン上で「.cfd」という拡張子のファイルとして作られ、iモードサイトから配布できます。
ただし、携帯電話に読み込まれたマチキャラデータは、その端末だけで利用することになり、他の人に転送することはできません。これはマチキャラの仕様です。
■ さまざまなイベントに対応
マチキャラの特徴は、ユーザーが自由にデータを作成できるという点だけではなく、さまざまな携帯電話のイベントに対応していることが挙げられます。たとえば、マチキャラは、「移動機トリガーイベント」「スケジュールイベント」に対応しています。
「移動機トリガーイベント」とは、携帯電話を使っていると発生する、不在着信やメール受信、未読メールなどのことで、これらが発生することをきっかけとして、マチキャラの表示を変えることができるわけです。
一方、「スケジュールイベント」とは、日時にあわせて発生するイベントのことです。たとえばバレンタインデーである2月14日になると、マチキャラがバレンタインデー向けのアニメーションで動いたりするといったことが可能で、携帯電話のカレンダーに合わせて特定のキャラを表示するなども可能です。
また、マチキャラでは、年月日や使用時間、メール送信数、メール受信数によって、使用中のキャラクターを変更するように設定することもできます。これらの条件をうまく組み合わせれば、携帯電話を長く使用していくに従って、マチキャラが成長していく、といった演出ができますし、春の時期は桜を、梅雨の時期には傘を持たせたりするといったこともできるのです。
マチキャラでは、3Dで描かれた3Dマチキャラと、絵や写真など画像で表示する2Dマチキャラを作ることができます。このうち3Dマチキャラでは、季節、曜日、時間などによって服を着せ替えるというような演出も可能です。
■ URL
作ろうiモードコンテンツ:マチキャラ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/make/content/machi_chara/
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・ エイチアイ、「マチキャラ」配信サイトオープン
(大和 哲)
2008/03/18 12:20
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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