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第29回:moperaとは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)

■ moperaとは

エクシーレ NTTドコモの回線一体型の携帯メール端末「エクシーレ」。mopera対応の機器は一般のプロバイダー経由でもインターネットに接続できるものがほとんどだが、moperaなら、アドレスの設定などがわからなくても簡単にインターネットが利用できる

 moperaはNTTドコモの携帯電話・PHSから利用できる、オールインワンインターネットサービスです。moperaという名前は「mobile operation radio assistant」から取られています。

 このmoperaを使うと、携帯電話、PHSに接続したパソコンやPDA、あるいはNTTドコモの「エクシーレ」や「ポケットモペラ」などで、インターネット接続や情報サービスを手軽に使うことができます。


通話料だけでインターネット接続できる、moperaネットサーフィン

 一番ユーザーに知られているのは、「moperaネットサーフィン」でしょう。このサービスは簡単に言うとモバイル用のインターネット接続サービスで、NTTドコモのデジタル携帯電話やPHSを持っていれば、申し込み手続きなどなしでインターネット接続をすることができます(一般の加入電話からは利用できません)。

 これにかかる料金は携帯電話、PHSの通話料金(利用料)だけで、それ以外に料金を取られる、ということはありません。(携帯電話の場合は東京までの通信料(関西営業区域内から利用の場合は関西営業区域内の通信料)、PHSの場合は15円/分 という料金になります)。

 このサービスは「ネットサーフィン」という名前ですが、Webページを見ていくいわゆる「ネットサーフィン」だけではなく、いろいろなインターネットに接続して使えるいろいろなサービスにも対応しています。たとえば、他のプロイバイダや会社、学校のメールアカウントを持っている場合(メールサーバーがインターネットからアクセスできるならば)、PCやPDAにつないだ携帯電話・PHSからこのmoperaネットサーフィンを使ってメールサーバーに接続してメールを読み書きすることができますまた、ホームページデータのアップロードダウンロードに使うFTPもこの接続サービスで利用可能です。

 接続方法も簡単で、(携帯電話、PHSの番号通知機能をONにしておく必要がありますが)、PCやPDAのインターネット接続設定ができたらあとは携帯電話/DoPaの場合は「#9601」、PHSの場合は「166」とダイヤルさせることで、すぐに利用することが出来ます。

この番号は携帯電話、PHSとも、全国同じ番号なので、全国どこからでも同じ番号でインターネットにアクセスでき、モバイル用途にはとても便利でしょう。

 また、Dopa対応の携帯電話を利用している場合はパケット通信でこのmoperaを利用することもできます。



その他にもあるmoperaのサービス

 ネットサーフィン以外にも、moperaには以下のようなサービスがあります。

・mopera情報サービス

・moperaメールサービス

・mopera Live!サービス

 これらは一部有料、月額利用料が必要なものもありますが、これらは普段のNTTドコモの携帯電話の使用料などといっしょに引き落とされますので、振込みなどの手続きがいらず便利なサービスです。

 mopera情報サービスは、さまざまな情報をmoperaに接続したPCやPDAなどから情報を得られるサービスです。これには無料のメニューと有料のメニューがあって、無料のものには「共同通信リアルタイムニュース」「オリコンヒットチャート」「ラジオたんぱ株価情報 」などがあり、moperaに接続した状態で、mopera Web Station へアクセスすることでこれらの情報を閲覧できます。

 moperaメールサービスでは、モペラ用のメールアドレスをひとつ持つことができます。メールのアクセス方法自体は、一般的に電子メールで使われる「POP3」(月額 500円)という方式か、あるいはメールの保管・管理をサーバ上で行ない、複数の端末でも同じ環境でメールを読み書きできる「IMAP4」(月額 1,500円)という方式のどちらかを選択して利用できます。

 このmoperaメールはオプションとしていろいろな便利な機能が設定されているのが特徴です。「Webメーラー」といって、Webブラウザを使ってメールの送受信ができる機能もありますし、また、メール着信拒否、メッセージ自動応答も設定できます。メールアドレスには、@より前の部分を好きな文字列にして、別名を設定することもできます。

 NTTドコモの「エクシーレ」でPOPメールを利用している場合は、メールが届くとLive! メールで着信を知らせる、ということもできます。


 mopera LIVE! にはこのエクシーレで利用できるサービスが中心に揃えられています(ソフトをインストールすれば、LiVE! メール以外はPCからでも利用できます)。たとえば、Live!トークではエクシーレを使って相手を呼び出し、文字でチャットをすることができます。


新サービス、mopera位置情報サービス

 上で紹介したほかに、この22日に発表されたのがmopera位置情報サービスです。mopera位置情報サービスは、対応のPHS端末で利用できます。料金は月額100円ですが、5月31日まではキャンペーン期間として無料で利用できます。ドコモでは、2月21日頃をめどに、全国いっせいにサービス開始するとしています。ドコモで今後発売するPHSはこのサービスに対応してくるものと思われます。

 mopera位置情報サービスでは、位置情報そのものだけではなく、位置情報に連動した、地図情報、天気情報、鉄道路線案内や販売店の情報などをコンテンツプロバイダが提供するものです。つまり、対応のPHSを持っていれば、自分のいる場所を自動的に検知してくれて、現在地の周辺地図を表示したり、現在地の天気予報を知ることができたりするわけです。




URL
  mopera Web Station
  http://www.mopera.net/


(大和 哲)
2001/01/23 00:00

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