レビュー

写真で見る「AQUOS R9 pro」と「AQUOS sense9」

 シャープは29日、Androidスマートフォン「AQUOS」シリーズより、フラッグシップモデルの「AQUOS R9 pro」、スタンダードモデルの「AQUOS sense9」を発表した。

 「AQUOS R9 pro」は、12月上旬以降にNTTドコモから発売されるほか、SIMフリーモデルも展開される。想定価格は19万円台前半。

 「AQUOS sense9」は、11月7日にNTTドコモとau、ソフトバンク、楽天モバイル、UQ mobileとJ:COMモバイルから発売されるほか、MVNO各社、SIMフリーモデル(11月21日発売)も順次展開される。想定価格は6GB+128GBは6万円程度、8GB+256GBは6万円台後半。

 本項では、写真を中心にそれぞれの機種をご紹介する。

ライカ監修3眼カメラが特徴の「AQUOS R9 pro」

AQUOS R9 pro

 「AQUOS R9 pro」は、ライカカメラが監修した「バリオ・ズミクロン」カメラシステムを搭載したフラッグシップモデルのスマートフォン。チップセットは、「Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3」、メモリーは12GB、ストレージは512GBを備える。

 アウトカメラはメイン、広角、望遠のすべてのカメラが5030万画素のセンサーを搭載。メインカメラは、1インチを超える1/0.98インチのセンサーを搭載し、暗所での撮影に有利なほか、広角カメラは122度の超広角撮影をサポート、望遠カメラは光学2.8倍ズーム、デジタルズーム併用で最大20倍までズームできる。

特徴の1つであるカメラ部分。3眼カメラやセンサーを搭載しており、本体の半分近くを占める
インカメラはディスプレイ上部にパンチホールのものを備える
左側面下部には、シャッターボタンを搭載。待ち受け時にはカメラアプリを起動できるショートカットになり、カメラアプリ起動時にはシャッターとして使える。筆者の人差し指でも片手持ちで届く距離にある。上の音量スイッチは、カメラアプリ起動時にはズームや露出の調整などに使用できる(設定可能)

ベイパーチャンバーや背面カメラ

 筐体内部には、ベイパーチャンバーを採用しており、本体からの排熱を効率的に逃がす仕組みが取り入れられている。内部には熱伝導効率を高めるための液体があり、チップセットからの熱をバッテリー周辺部などに逃がすことで、長時間安定した性能を発揮できる。

左側の本体大きい銀色の部分がベイパーチャンバー。大きく下半分がバッテリー、上半分はメイン基板とカメラモジュールを備える。下部にスピーカーモジュール、上部のスピーカーは金属のボックスで小型化が図られた。
ライカカメラが監修した「バリオ・ズミクロン」カメラシステムを搭載
65mm相当の望遠カメラ
23mm相当のメインカメラ、1/0.98インチのセンサーを搭載
13mm相当の超広角カメラ

純正ケースやカメラフィルターアタッチメント

 「AQUOS R9 pro」には、純正ケースとレンズフィルターが使えるアタッチメントを用意している。

 純正ケースはストラップが同梱されており、カメラにより近い撮影体験ができる。

 また、背面のカメラ部分に装着できるアタッチメントもラインアップされている。アタッチメントを取り付けることで、市販のレンズフィルターを取り付けて撮影できる。レンズ交換式カメラなどで利用できるフィルターをそのまま利用できるため、NDフィルターや偏光フィルターなどで本格的な撮影体験を提供する。

アタッチメントは、磁石で本体に装着できる
純正ケースとも併用できる

さまざまなカラバリが魅力的な「AQUOS sense9」

AQUOS sense9

 「AQUOS sense9」は、AQUOSシリーズの中でスタンダードモデルに位置づけられる機種で、耐久性や充実のカメラ機能、豊富なカラーラインアップを備えたスマートフォン。

 本体カラーは、ブルー、グレージュ、コーラル、グリーン、ホワイト、ブラックをラインアップ。

グレージュ、ブルー、コーラル
グリーン、ホワイト、ブラック
カメラは背面の左上
インカメラはディスプレイ上部にパンチホールのもの
ブルー

 純正ケースもそれぞれのカラーで用意されている。同社は、本体カラーとケースのカラーそれぞれの色を活かす“バイカラー”を提案しており、本体カラー6色とケースの6色をあわせた合計36パターンのコーディネートを紹介。サードパーティのケースを取り入れるとさらに多くのコーディネートができるとアピールする。

豊富なカラーコーディネートを提案
サードパーティのケース