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デュアルSIMでバックアップ回線にも使える主要MVNO各社のeSIMサービスまとめ【2023年2月号】

 政府の後押しもあり、多くの事業者が展開しはじめた「eSIM」サービス。今、どんな事業者がeSIMを扱っているのか? 本稿では主要なMVNO各事業者ごとの料金とサービスをまとめてお伝えする。

 本稿における情報は、2023年2月2日時点のものとなる。eSIMは対応するスマートフォンでのみ利用できる。契約前に自身が利用している端末がeSIMに対応しているかどうかを確認して欲しい。

IIJmio

 IIJmioでは、音声通話付きの「ギガプラン」でeSIMを展開している。月額料金は1GBで495円~。

データプラン ゼロの料金は月額165円。追加データは1GBにつき330円で2GB~10GBは495円となる。ギガプランでのeSIMは1GBで400円から利用でき、最大で20GB 1500円のプランを利用できる。

 2022年10月25日からKDDI回線で音声通話対応のサービスも新たに開始した。利用料金は音声通話対応の物理SIMと同じ。BIC SIMでも同様のサービスを利用できる。

ギガプラン
容量料金(データSIM)
2GB850円(440円)
4GB990円(660円)
8GB1500円(1100円)
15GB1800円(1430円)
20GB2000円(1650円)
データプラン ゼロ
容量料金
1GB~495円(165円+330円)~

mineo

 mineoでは「マイピタ/マイそく」の両プランにおいて、eSIMのオプションを提供している。

 現時点では、KDDI回線を利用するAプランのみの対応で、2月22日からNTTドコモ回線のDプランにも対応する。ソフトバンク回線のSプランは対応時期未定という。

容量価格
1GB1298円
5GB1518円
10GB1958円
20GB2178円
使い放題660円(300kbps)
990円(1.5Mbps)
2200円(3Mbps)

日本通信

 日本通信では、合理的プラン各種でeSIMを提供している。eSIMの管理の仕組み上、ドコモ回線のeSIMとの共存はできないという。

 契約時の初期手数料は3300円。物理SIMカードからeSIMへの変更はマイページから受け付ける。eSIMへの変更や再発行の手数料は100円。eSIMからSIMへの変更は3300円。「iPhone」シリーズや一部のAndroidが対応機種として紹介されているが「Rakuten Hand 5G」は利用不可とされている。

容量価格
1GB290円~(従量課金制、1GB追加につき+220円)
3GB(かけ放題)2728円
6GB(無料通話70分)1390円
20GB(無料通話70分)2178円(かけ放題、3378円)

HIS Mobile

 HIS Mobileは、「自由自在290プラン」においてeSIMを提供している。

 自由自在プランは、1GB 550円からの料金プラン。月間データ通信容量が100MBの場合、料金が自動的に290円に値下げされる。2022年11月より、Amazon.co.jpからも申し込めるようになった。

容量価格
1GB~550円
(100MB未満なら290円)
3GB770円
7GB990円
20GB2190円
50GB5990円