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「マイナポイント最大2万円」スマホでマイナンバーカードを申請する方法
2021年12月7日 13:33
11月19日に政府にて「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」が閣議決定された。この中には、マイナンバーカードの活用で保有者にポイントなどが付与される施策(マイナポイント第2弾)が盛り込まれている。
「マイナポイント第2弾」の対象
- マイナンバーカードを新規に取得したユーザーに最大5000円相当のポイント(現行マイナポイントの未申込者を含む)
- 健康保険証としての利用登録を行ったユーザーに7500円相当のポイント(既登録ユーザー含む)
- 公金受取口座の登録を行ったユーザーに7500円相当のポイント
マイナポイントホームページより、一部改変
この施策でポイント付与を受けるにはまず、マイナンバーカードの発行が必要となる。
マイナンバーカードでは、行政手続きや前述のマイナポイントのほか、税の電子申告や保険証の機能、将来的に免許証の機能や新型コロナウイルスワクチンのデジタル接種証明の申請などが利用できるとされている。
本記事では、改めてマイナンバーカードをスマートフォンで発行申請する方法をまとめる。なお、物理カードの受け取りなどで自治体の窓口に1回は訪れなければならない。
スマホ申請には交付申請書が必要
スマートフォンでマイナンバーカードを申請するには、交付申請書が必要となる。
Webブラウザから申請ページにアクセスし、申請書ID(半角数字23桁)と連絡先氏名、メールアドレスを入力する。申請書には申請ページにアクセスできるQRコードが用意されており、これを読み取ってアクセスすることもできる。この場合、申請書IDが自動入力されるので、入力ミスを防げる。
なお、交付申請書を紛失してしまった場合、自治体の窓口で再発行ができる。自治体の窓口では「手書きの申請書」でも申請できるが、スマートフォンで申請する場合は「IDが書かれた申請書」が必要だ。
メールから顔写真登録
この後、入力したメールアドレスに今後の手続きに関するメールが届く。このメールのURLから、顔写真登録ページにアクセスできる。スマートフォンの場合、このまま顔写真をカメラで撮影して登録できる。
このあと、生年月日と電子証明書の発行希望有無、氏名の点字表記有無などを入力/選択する。
電子証明書は、各種給付金の申請や税の電子申告、コンビニなどでの住民票の写しの発行などを利用する際に必要となる。5年程度で証明書の更新が必要になるが、特に費用はかからないので、基本的に発行しておくとよいだろう。
これだけで、マイナンバーカードの申請が完了する。
発行まで時間がかかることも
申請完了後、マイナンバーカードが発行されると「交付通知書」が郵送で届く。この交付通知書の案内に従って、実際に自治体の窓口に「マイナンバーカード」を受け取る。
なお、発行には通常3週間程度かかるとされているが、繁忙期や年末年始などはこれよりも時間がかかることが想定される。申請書があれば10分もかからずに申請できるので、このタイミングでぜひ取り組んでみてはいかがだろうか。