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機種変更で「iPhone」のホームボタンがなくなった? 操作方法をあらためてチェック【iPhoneの使い方おさらい】
2019年10月25日 19:50
iPhone X以降のFace ID搭載モデルはホームボタンがなくなった。いくら探しても見つかりはしない。
今回のiPhone 11シリーズで、以前のiPhoneから機種変更した人の中には、「iPhone買い換えたらホームボタンがどこにあるかわかんなくてスクショが撮れない」と悩む方もいるだろう。
ホームボタンがなくなったので、スクリーンショット撮影などホームボタンを使っていた各種操作はすべて、サイドボタンや音量ボタン、ジェスチャー操作などに置き換わっている。ここではFace ID搭載iPhoneで変更された操作について解説しよう。
ちなみに下記の表では「サイドボタン」と呼称しているが、これはiPhone 6s以前では「スリープ/スリープ解除ボタン」と呼ばれていたボタンとほぼ同じもの。この記事ではどちらとも「サイドボタン」と呼称している。iPhone SEだと上端にあるが、「サイドボタン」だ。いいね?
ホームボタン搭載モデル | Face ID搭載モデル | |
ホーム画面表示・ロック解除 | ホームボタンを短押し | 画面下部から上に向かってスワイプ |
スクリーンショット撮影 | サイドボタンとホームボタンを同時押し | サイドボタンと音量ボタン上を同時押し |
Siri起動 | ホームボタン長押し | サイドボタン長押し |
Wallet表示 | ロック中にホームボタン2回押し | サイドボタン2回押し |
アプリ切り替え画面 | ホームボタン2回押し | 画面下部から上に向かってドラッグして指を止める |
直前のアプリに戻る | なし | 画面下部を右にスワイプ |
コントロールセンター表示 | 画面下部から上に向かってスワイプ | 画面上部右から下に向かってスワイプ |
通知表示 | 画面上部から下に向かってスワイプ | 画面上部左か中央から下に向かってスワイプ |
簡易アクセス ホームボタンをダブルタップ | 画面下端を下にスワイプ | |
電源オフ | サイドボタン長押し | サイドボタンと音量ボタンを同時長押し |
強制再起動 | サイドボタンとホームボタンを同時長押しなど | 音量ボタン上の短押し⇒音量ボタンの短押し⇒サイドボタンの長押し |
ホームボタンを使った各種操作の多くは、各種ジェスチャー操作とサイドボタンに振り分けられた。
スクリーンショットや電源オフなど、ホームボタンとサイドボタンを両方使っていた操作は、音量ボタンとの同時押しなどが割り当てられている。わかりにくい操作もあるが、こればかりは覚えておくしかない。
Face IDで便利になった操作方法
こうした操作変更の中で、Face ID搭載iPhoneで便利になった操作も存在する。
たとえば直前のアプリに戻る操作は、ホームボタン搭載iPhoneにはなかったものだ。カレンダーで予定を見ながらメッセージを書く、みたいな日常的なシーンでも複数のアプリを使うときに役立つので、覚えておきたい操作である。
簡易アクセス
「簡易アクセス」は画面上半分を操作するための機能。こちらは「設定」アプリの「アクセシビリティ」-「タッチ」-「簡易アクセス」がオンになっている必要がある。
片手操作で画面上部に指が届かないという人は利用してみよう。
強制再起動のやり方
「強制再起動」はタッチ操作が反応しなくなったときなどに行なう操作だ。
この操作だけはちょっと特殊で、iPhone 6s/SE以前は「サイドボタンとホームボタンの同時長押し」、iPhone 7だけ「音量ボタン下とサイドボタンの同時長押し」、iPhone 8とFace ID搭載モデルでは「音量ボタンの上の短押し⇒音量ボタン下の短押し⇒サイドボタン長押し」となっている。
iPhone 7だけ操作が異なること、iPhone 8以降はボタンを順番に押すという昔のゲームの裏技コマンドかのような操作になっていることに注意が必要だ。
あまり頻繁に行なう操作ではないが、この操作が必要なとき(通常の方法で電源を切れないとき)は、検索も通信もできないことがほとんどなので、もしかしたら検索できない状況かもしれない。できるだけ覚えておくことをオススメしたい。