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【iPhoneの使い方おさらい】iPhone/iPadでQRコードを読み取るには?

 2017年公開のiOS 11より、標準のカメラアプリにQRコードを読む機能が追加されていることはご存じだろうか。QRコードを読み取るのなら、iPhoneでもiPadでも、標準のカメラアプリを使うのがオススメなのだ。

 使い方は簡単。カメラアプリを起動し、写真(静止画撮影)モードでQRコードを画面内に収めるだけ。シャッター操作などは必要ない。QRコードが自動認識されると、画面の上端にQRコードの内容が表示されるので、それをタップするとWebページに飛んだり空メールの作成画面に飛んだりする。

QRコードが認識されると、上部にリンクが表示される。この場合、リンク先がYouTubeなので、YouTubeアプリが直接起動する。この状態でシャッターボタンを押せば普通に写真が撮れる
QRコードが遠いと読み取れないが、QRコードがあることが認識されると、フレームが表示され、「近づいてください」などのアラートが表示される

 標準カメラアプリでQRコードを読むかどうかは、設定で変えることもできるが、よほどの理由がない限り、「QRコードをスキャン」の設定はオンにしておいた方が便利だろう。

 標準カメラアプリにはホーム画面上のアイコンをタップする以外にも、いろいろな起動方法がある。これが標準カメラアプリの魅力でもある。

設定画面の「カメラ」でQRコードを自動読み取りするかどうかを選択できる

 ロック画面の右下にあるカメラアイコンのプレス(3D Touch非対応機では長押し)やロック画面の左スワイプでカメラを起動したときも、QRコードを読むことができる。素早くQRコードを読みたいときに便利だ。ただしその場合、読み込んだWebページにアクセスしたりするには、Face IDやTouch IDによるロック解除が必要となる。

 画面右上を下スワイプで表示させるコントロールセンターにはQRコードリーダーのアイコンがあるが、実はこれ、ただのカメラアプリと同じだ。

 同じくコントロールセンターにあるカメラのアイコンと機能は同じ。どちらかのアイコンを整理してしまっても良いが、わかりやすさというメリットはある。

 細かく言うと、カメラのアイコンの方は前回終了時の撮影モード(ビデオとかタイムラプスとか)で起動するのに対し、QRコードリーダーの方は必ず写真モードで起動するという違いがあったりする。そこを含め、普段のカメラ利用に合わせて設定したり使い分けると良いだろう。

ロック画面の右下のカメラアイコンを長押ししたり、ロック画面自体を左にスワイプすることでカメラを起動できる
コントロールセンター。カメラとQRコードのアイコンがあるけど、この2つのアイコンの機能はほぼ同じである