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薄型軽量、10インチタブレット「Xperia Tablet Z SO-03E」

薄型軽量、10インチタブレット「Xperia Tablet Z SO-03E」

 「Xperia Tablet Z SO-03E」は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製でAndroid 4.1を搭載するXi対応のタブレット。3月中旬に発売される予定。端末価格は、月々サポートや店頭の割引施策などを含めた実質価格で2万円台前半になる見込み。

 「Xperia Tablet Z SO-03E」は、同時に発表されたスマートフォン「Xperia Z SO-02E」と同じ世界観で統一された10.1インチ、WUXGAサイズ(1920×1200ドット)のディスプレイを備えるタブレット。

 外観のシルエットは「Xperia Z」と共通したデザインを採用し、薄さ6.9mmという薄型デザインとなっている。重さは約495gと、10インチクラスのタブレットとしては国内最軽量。手に取ると、画面サイズと比べて、薄さや軽さが際立ち、スクウェアでフラットな外観とともに、これまでのAndroidタブレットとは一線を画したデザイン性を強く印象付ける。

 直線と曲面を多用するデザインテイストは「Xperia Z」と似ているが、「Xperia Z」は背面もガラスになっているのに対し、「Xperia Tablet Z」の背面は軽量強化グラスファイバーが採用されている。ドコモのタブレットとしては初めて、BlackとWhiteの2つのカラーバリエーションが用意されるのも特徴。いずれのモデルも前面の額縁部分は黒で統一されているが、Whiteのモデルでは、側面と背面が白になっている。

 防水・防塵仕様(IPX5/7、IP5X)に対応。防水仕様ということもあり、充電が可能な卓上スタンドが同梱される。スタンドもソニー製品共通のテイストでデザインされているのも特徴。

 ステレオスピーカーを内蔵し、さらにバーチャルサラウンド機能の「S-Forceフロントサラウンド3D」を搭載。より迫力のある音を楽しめるようになっている。ディスプレイはセンサー層とカバーガラスが一体となったダイレクトタッチ構造。映像補正技術にはモバイルブラビアエンジン2を搭載する。

 UI面では、Xperiaシリーズ独自のホームアプリとドコモ共通のPalette UIの両方のホームアプリを搭載する。ブラウザやタイマー、リモコン、電卓といった機能を、ミニアプリとして、ほかのアプリの上にオーバーレイ表示させる機能も搭載している。

 Xi端末だが、データ通信専用で、音声通話には対応しない。マイクも搭載しているので、IP電話アプリやしゃべってコンシェルなどを利用できる。機能面ではNFC(おサイフケータイ非対応)、NOTTV、ワンセグ、DLNA/DTCP-IP、Bluetooth 4.0に対応する。テレビなどの赤外線リモコンとして利用することができるが、赤外線通信には非対応。おくだけ充電にも対応しない。

 スピーカーやスマートフォンなどとNFC経由で連携できる。たとえばNFC対応のBluetoothスピーカーにかざせば、すぐにペアリングが行なわれ、音楽をスピーカーで再生できる。URLなどをAndroid端末同士で転送する「Android Beam」にも対応。

 約810万画素のメインカメラ、約220万画素のフロントカメラを備える。どちらもソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」となる。プレミアムおまかせオートや高速連写などの機能も搭載している。

 バッテリーは6000mAhで脱着できない。1.5GHz駆動のクアッドコアCPU(APQ8064)、32GBのストレージ、2GBのメモリを内蔵する。Xi(下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbps)、GSM。

 大きさは約172×266×6.9mm、重さは約495g。ボディカラーはBlackとWhiteの2色。

白根 雅彦

関口 聖