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グーグル、最新AIモデル「Gemini 3.7 Flash」公開 Gemini Sparkで提供

 グーグル(Google)は14日、最新のAIモデル「Gemini 3.7 Flash」を公開した。個人向けには、常時稼働型のAIエージェント「Gemini Spark」で提供が始まった。「Google AI Pro/Ultra」のユーザーはGemini Sparkを利用できる。

 Gemini 3.7 Flashは、前モデルの公開からわずか3週間での投入となり、Web開発やナレッジワークなどの領域で性能が向上している。

コーディングやWeb開発での性能向上

 Gemini 3.7 Flashは、デバッグや問題解決などのコーディングタスクにおいて、前モデル「Gemini 3.6 Flash」から大幅に性能が向上している。コードの初回生成精度が高まったほか、実運用に対応したレベルの生成能力も強化された。

 ソフトウェア開発能力を測定するベンチマークでは、「FrontierCode 1.1 Main」で43.6%(従来は34.4%)、「DeepSWE v1.1」で65.3%(同49.0%)といった成果を示している。

 Web開発においては、より少ないプロンプトで実用的なレイアウトや機能を持つアプリケーションを構築できる。UIの生成ではスクリーンショットや画像などを参照し、高い再現性でデザインを出力する。「WebDev Arena」でのEloスコアは1588を記録し、前モデルの1538を上回った。

 金融や法律、バイオサイエンスなど専門知識が求められる分野での推論能力と正確性も向上している。複雑なドキュメントの処理を評価する「GDP.pdf」では34.0%(同22.0%)、現実のビジネスワークフローの完了を測定する「AutomationBench」では30.4%(同17.0%)と、それぞれ前モデルを凌駕するスコアを達成した。

 モデルの設計においては安全性が考慮されており、サイバー攻撃や化学・生物・放射性物質・核(CBRN)などの領域での悪用を防ぐ最新のセーフガードが組み込まれている。

提供形態

 Gemini 3.7 Flashは、個人ユーザーのほか、開発者や法人ユーザー向けにそれぞれ提供されている。個人ユーザーは、Google AI Pro/Ultraプラン向けのGemini Sparkで利用できる。

 Gemini Sparkに同モデルが導入されたことで、Google Workspaceアプリとの連携やツール活用の精度が高まり、複数のスキルを要する複雑なタスクにおいても、さらに質の高い結果を出力できるようになった。

 開発者向けには「Google Antigravity」に加え、「Google AI Studio」や「Android Studio」のGemini APIで、法人向けには「Gemini Enterprise Agent Platform」とGemini Enterpriseアプリで提供される。

開発者向けの改善と利用料金

 開発者向けの利用体験が改善されており、多段階の計画立案やツール呼び出しの際により自律的かつ堅実な実行が可能となった。作業途中で問題が発生した場合でも柔軟に対応し、必要に応じてユーザーの意図を確認しながら指示に従う。これにより、エンジニアリングのワークフローにおける手動での監視や再実行の手間を削減できる。

 利用料金については、12月31日まで特別価格で提供される。入力100万トークンあたり0.75ドル、出力100万トークンあたり3.75ドルで、Gemini 3.6 Flashにも同様の価格が適用される。2027年1月1日以降は、入力1.50ドル、出力7.50ドルの標準価格となる。