ニュース

「Google Workspace」にAI新機能が続々、「Google Pics」やAIエージェント「Gemini Spark」など

 グーグル(Google)は、「Google Workspace」の各アプリで利用できる新たなAI機能を発表した。音声操作機能の追加や、新しい画像生成・編集アプリ「Google Pics」の提供、AIによる受信トレイ管理の拡張、AIエージェント「Gemini Spark」の追加が行われる。

音声操作によるタスク実行

 Gmail、Googleドキュメント、Keepにおいて、音声入力による新たな対話型機能が追加される。Gmail向けの「Gmail Live」では、音声で受信トレイを検索し、「搭乗予定のフライトのゲート番号は?」や「今週の子供の学校の予定は?」といった質問の答えを即座に見つけ出せる。


Gmail Liveにより、音声操作で受信トレイを検索できる

 Googleドキュメント向けの「Docs Live」は、音声で思考を整理し、文書の構成を支援する機能。雑談のような形で喋りかけても、意図を理解してまとめてくれる。ユーザーの許可に基づき、GmailやGoogleドライブ、Chat、Webサイトから関連情報を抽出して下書きが作成される。

【Google Docs Liveでドキュメントを作成する】

 Keepでは、思いついたことを話しかけるだけで、バックグラウンドで内容が処理され、整理されたメモやリストに変換される。これらの音声機能は、「Google AI Pro/Ultra」ユーザー向けに今夏から展開され、Google Workspaceのビジネスユーザー向けにもプレビュー版として提供される。


Keepでは話しかけるだけで内容が整理されたメモやリストを作成できる

画像作成・編集アプリ「Google Pics」

 最新のNano Bananaモデルを基盤とした新たな画像作成・編集ツール「Google Pics」が発表された。画像内の特定のオブジェクトを選択できる仕様で、画像の他の部分に影響を与えることなく、移動やサイズ変更のほか、たとえば犬から猫への変換といった変更もできる。


Google Picsでは画像内の特定のオブジェクトのみを編集できる

 画像内のテキストについても、元のデザインやフォントスタイルを維持したまま、直接書き換えたり別言語へ翻訳したりできる。また、GoogleスライドやGoogleドライブなどのWorkspaceアプリと統合され、アプリ内での直接編集に対応するほか、共有キャンバスを用いた複数人での同時編集機能も提供される。


画像内のテキストを直接更新することもできる

Googleスライド内で画像の直接編集も可能

 「Google Pics」は本日から一部のテストユーザー(Trusted Testers)に提供され、今夏には「Google AI Pro/Ultra」のユーザー向けにグローバル展開されるとともに、Workspaceのビジネスユーザー向けにプレビュー版が提供される。

AI Inbox(AI受信トレイ)とGemini Sparkの展開

 Gmailの受信トレイ管理機能「AI Inbox(AI受信トレイ)」に新機能が追加された。迅速な返信が必要なメールに対し、文脈に沿った返信の下書きが自動生成される。さらに、タスクの実行にドキュメントやスプレッドシート、スライドなどの確認が必要な場合、該当ファイルへのリンクがToDoの横に表示される。


AI Inboxでタスク管理を効率化できる

 同機能はすでに「Google AI Ultra」や「Enterprise Plus」のユーザー向けに提供されているが、本日から米国ですべての「Google AI Plus/Pro」ユーザー向けにも新たなアップデートの展開が始まった。

 また、Google I/Oで発表された「Gemini Spark」は、常時稼働する個人のAIエージェントとして機能する。ユーザーの指示に基づき、メールの送信やカレンダーへの予定追加といったタスクを代行でき、これらの重要な操作の前にはユーザーに確認を求める設計となっている。「Gemini Spark」は、Google Workspaceのビジネスユーザー向けに、Geminiアプリ内で近日中にプレビュー版として提供される。