ニュース
ソラコムがAIエージェント「SORACOM Agent」を提供、IoTデバイス連携と長期記憶で社内の生き字引に
2026年7月2日 17:29
ソラコムは、IoTを活用した業務の自動化や現場改善を支援するAIエージェント「SORACOM Agent」を7日から提供を開始する。IoTやコーディングの技術がなくても、AIエージェントに相談すると、必要な資材の選定やソースコードの作成までこなしてくれる。
たとえば、社内に設置しているIoTカメラ「ソラカメ」で、「社内にあるロボットがどこにいるかを見つけて欲しい」と自然言語で依頼すると、連携しているIoTデバイスを駆使して、社内にいるロボットを見つけ出し、どの部屋にいるのかを画像とともに知らせてくれる。
また、害獣捕獲用の箱罠を制作したい場合、「仕様を決めるところから相談したい」と自然言語で依頼すると、AIが要件を策定するためにさまざまな質問をする。その後、ハードウェアとなる箱罠を作成する上で必要な装置や材料の調達をサポートし、IoTデバイスを使った動作仕様に沿ってアプリを作成する。
同社代表取締役CEOの玉川憲氏は、「箱罠を作ろうとすると、デバイスからアプリまで全部考えないといけないので結構大変。AIエージェントに相談すれば、仕様を決めてIoTデバイスの設定、アプリの構築までやってくれ、状況も逐一報告してくれる。IoTプロダクトの作成や現場の自動化に非常に役立つ」と指摘する。
AIチャットボット「Wisora」との連携も
また、同社のAIチャットボット「Wisora」と連携させることもできる。「Wisora」は、社内データを活用できるAIチャットボットで、社内データやWebサイトの情報を入力しておくと、AIチャットボットとしてさまざまな質問に答えてくれるサービス。
SlackやMicrosoft Teamsなどの業務支援ソフトと連携し、1人のユーザーと同じような形で参加し、チャットで答えてくれる。また、LINEと連携すれば、エンドユーザーのサポートチャットとしてユーザーの疑問や要望に自動で答えてくれる。
今回の「SORACOM Agent」との連携で、AIチャットボットを通じて、「SORACOM Agent」と連携するさまざまなIoTデバイスから得られるフィジカルデータを「Wisora」に取り込み、チャットで回答が得られる。
たとえば、社内での飲料在庫を確認したい場合、IoTカメラが近くにあれば、Slackの「Wisora」に「社内飲料の在庫状況はどう?」と聞くだけで、リアルタイムの情報を収集できる。
なお、作業内容は長期記憶するため、利用すればするほど社内に詳しい専任のAIエージェントとして働くという。たとえば、IoTカメラで指定の人物を検出する施設管理や警備での利用のほか、IoTセンサーで機器の不具合を検知し、音声で現場係員に復旧作業をAIがアシストするなど、さまざまな方法が考えられる。





















