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KDDI、圏外からのSOSを衛星経由でつなぐ「au Starlink Direct SOSセンター」

 KDDIは、「au Starlink Direct SOSセンター」を設置すると発表した。衛星経由でユーザーから助けを求めるメッセージを受信すると、緊急通報受理期間へ通報する。24時間365日体制で、5月下旬に運用が開始される。

 山間部や島しょ部など、従来の携帯電話の電波が届かない場所からでも、衛星を通じて救助要請が可能となる。

仕組みと特徴

 利用者は対応アプリから「衛星SOSボタン」を押し、画面上のフォーマットに沿って救助情報を入力する。

 入力された情報はメッセージアプリへ転載され、衛星経由で「au Starlink Direct SOSセンター」へ送信される。

 センターではテキストを受信次第、内容に応じて警察や消防、海上保安庁といった緊急通報受理機関へ通報が行われる。

 あらかじめ被救助者の状態や周辺状況などを入力する仕組みにより、救助に必要な情報が整理された状態で受理機関へ共有される。これにより、圏外での迷子や怪我、事故など、幅広いシーンでの迅速な対応に繋がることが期待されている。

対応アプリと対象ユーザー

 サービス開始時の対応アプリは、KDDIが提供する「au ナビウォーク」と「au カーナビ」の2種類。今後、2026年夏頃には「家族の安心ナビ」や、登山アプリの「ヤマレコ」への対応も予定されている。

 また、特定の環境に特化したSOSサービスとして、海上アクティビティ向けの「マリンコンパス衛星緊急発報SOS」が2026年夏頃に、山岳・水域での探索に特化した「ココヘリ SOSダイレクト」が4月17日から順次提供される。

 対象となるユーザーは、au契約者のほか、UQ mobile、povo、他社回線を利用中で「au Starlink Direct 専用プラン」または「au Starlink Direct 専用プラン+」を契約しているユーザーとなる。

左=au ナビウォーク、右=au カーナビ。衛星に繋がると「衛星SOSボタン」が表示される
利用者は画面の案内に沿って入力する
通報区分
入力した情報がメッセージアプリに送られる
送信すると「SOSセンター」へ衛星経由で送られる