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衛星通信「スターリンク」が日本領海の外でも使えるように、客船「飛鳥II」でも

 KDDIは、衛星ブロードバンドサービス「Starlink(スターリンク)」の海上向けサービス「MARITIME」について、14日に領海外で利用できるようになったと発表した。

 2023年7月に登場した「MARITIME」だが、今回、法制度の改定により、海で利用できるエリアが領海内→領海外へと変わることになった。領海の基線からその外側の12海里(約22km)を超える、接続水域や排他的経済水域、公海で使える。

 大型旅客船や遠洋漁業船、学術研究船などでリアルタイムでの気象情報、海洋情報の取得・送信ができるようになるとのことで、船舶の自動航行、海洋研究のDX化などが実現できるという。

 これにあわせ、郵船クルーズの客船「飛鳥II」でスターリンクの導入が決まった。